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【バンコク夜歩き】場末感漂うゴーゴーバーにて
一件目のゴーゴーバーを後にした私は引き続きソイカウボーイをうろうろしていた。
生演奏のロックミュージックが流れてくる、どうやら目の前はライブバーのようだ。
少し足を止めて懐かしい80年代のロックに聞き入ってた。
しばらくすると…少し離れた場所にいたビキニ姿の女性が近づいてきた、そして腕を持たれ隣の店に引きずり込まれたのである。
そう、止まれば腕を引っ張られるのがソイカウボーイ。
引っ張られるまま店に入りソファーに座った。女性は名を「ナア」と名乗った。自分とナアのドリンクを注文した。
このバーは一件目に訪れたような人気店ではなく客は2~3名しかいなかった。ダンサーも10名に満たないし女性の年齢も少し高い感じだ。場末感があって歴史を感じる。
厳しく女性を選び過激な露出で競争をリードする店より、こういう場所のほうが落ち着くし話が聞けて面白く感じた。執拗な女性の売り込みもなかった。
ナアからいろいろ話が聞けた、自分がタイ東方北部イサーン地方出身で出稼ぎでバンコクにきている事。収穫の時期には実家の農業の手伝いに戻ること。イサーンには日本人男性の奥さん(タイ人女性)がたくさんいるなど。
後で知ったのだが、ゴーゴーバーやバービアで働いている女性は地方からの出稼ぎがほとんどだった。
ナアのバーを後にして私のタイのイメージが変わり始めた。