変わった人になりたいと思ってる普通の人
久々にNote書きます。
と言うのもある親戚からNote書けよ、と言われました。本当色んな人が見てる、怖いくらい誰が見てるか分からない。でも同時にこんな事も言われました。
「お前が普通の人間になっていくのを見るのが面白い」と。
幼い頃から僕を知っているからこそハッキリそう言われた。「お前の人生は薄っぺらい」と。あたかも「凄い人」に思われたいが為に世間受けする経歴を並べて、でもやってる事は普通の人。
サッカーとサラリーマンの両立?サッカー1本でやっていけないのか?守りに入ってるんじゃないか?と。
昔、カナダにいた時に言われた言葉が蘇ってきた。
「人とは違う人に見られたいと思っている実は普通の人」
その人から見ると恐らくこんな感じに僕は見えているのだと思う。全てが中途半端だから、一つの事に突き抜けていないから両立するハメになってるんじゃないかと。
流石に自分自身が一番感じている所を突かれて何も言えなかった。何も突き抜けていない。プロサッカー選手として突き抜けられていたかと言えば大した実績も残せず中途半端に終わり、指導者として飛び抜けているかと言えばそれもない。英語力はネイティブと同レベルかと言われればそうでもない。
間違いなくどれも中途半端。
その中途半端な武器をいくつか組み合わせて低いレベルで頑張ってんなぁって言うのがその人の感想だと思う。
稼いでいる額も違えば、周りにいる人間もそれ以上の人間ばかり。だから「余計に低い所で満足してんじゃねぇよ」と言いたくなるんだろう。
世の中、金が全てだよ。
ハッキリそう言われた。金があればほとんどの事は解決できる。金が自分の評価で価値でもある。結局稼げないからサラリーマン始めたんだろ?
サラリーマンを始めた理由
理由は半分は合っている。確かにサッカー指導だけで家族を養う程は稼げていなかった。稼ぐ自信がなかったと言うより今の状態をさらに稼ぐ方向にシフトするのが嫌だったと言うのが一番正しい。元々備えているエンジンで急加速してしまえばすぐにぶっ壊れてしまうのは目に見えていたから。
それもまた言い訳に聞こえるかもしれない。いや、むしろ言い訳なのだろう。その覚悟と準備を怠ってきたのだから。「そこまでの価値を提供する自信がないからだろ?」と言われたらぐうの音も出ない。
ただもう半分の理由は明白で嘘偽りない本心。
新しい事に挑戦したかったから。
サッカーだけで走ってきた30年余り。サッカーの世界もそこそこ知れた中で、その中で自分の今持っているものとサッカー界の可能性や自分が生き残る道を測った中で、サッカー1本で行く事こそ危ないなと。
サッカーとはまた違う分野に飛び込んで、それがサッカーにまた還元出来るのではないかと。
結果、この決断は間違っていなかったと心から思える。サッカーとは違う、でも自分自身が思い描いていた様な職にサッカーの指導を続けながら就く事が出来ている現状に。
新しい仕事を始めて2ヶ月。
新しい仕事を始めてやっと2ヶ月が経過した。毎日覚えないといけない事、さらに自分で考えて進めていかなければいけない事、さらにコミュニケーションは全て英語である事。全てが新鮮であり、あっという間に一日が終わる。
そしてこの前、2ヶ月の試用期間を得て正式に給与提示を受けた。当初言われていた額よりさらに上がっていた。
お金も大事。でもやりがいはもっと大事。もっと言うとやりがいのある仕事で結果を残した先にお金は付いてくる。
今の提示は来年4月までの1年間。また来年査定されて給料が上がる可能性もあればクビになる可能性も結果次第であるだろう。
どんな中途半端な経歴でも、過去に大きなコンプレックスを抱えた時期があったとしても、それを覆すには今の結果しかない。次にその人から連絡が来る時には、「少しは成長したんだな」。
せめてそれくらい言われる様にしたい。
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