THE FIRST TAKE song by SixTONES 2

先日、SixTONESの「THE FIRST TAKE（以下、TFT）」のことを記事にした。

デビュー曲「Imitation Rain（以下、イミレ）」を高らかに歌い上げていて感動していたら、第二弾「Everlasting（以下、エバラス）」が公開された。

エバラスは、2022年1月5日に発売されたアルバム「CITY」に収録されている曲だ。アルバム発売前から出光興産のCMに使われているので、聞きなじみがあるかもしれない。ぜひTFTと聴き比べてほしい。

イミレがあまりに素晴らしかったので、どの楽曲も超えられないと思っていた。ましてエバラスは、イミレに比べ歌いこんでいる時間が少ないから、物足りなさを感じるかも、と冷静に視聴した。だが”素晴らしい”を更新してきた。日が浅くてもちゃんと自分たちのモノにしていてすごい。

まずなにより、みんな楽しそうなのがよい！ちょっとぼけたりわちゃわちゃなSixTONESらしさが出ていて、見ているこっちまでニヤニヤしてしまうし、幸せな気持ちになる。原曲に比べジャズみたいな？アレンジで明るいからか、メンバーたちも楽しそう。2回目の挑戦ということもあるのだろう、緊張がほぐれていて、表情が柔らかい。

イミレの張り詰めた緊張感もいいが、エバラスではシンプルに音を楽しんでいて、これぞ『音楽』。音楽は楽しいという当たり前のことを、改めて感させてくれる。ラフに取り組んでいるけど、熱量の高さや、真摯に音楽に向き合っている姿勢がきちんと見えるのもよい。

TFTは音がシンプルなので、メンバーそれぞれの声がクリアに聞こえる。ハモリ具合も聞き分けられて、原曲にはない楽しみ方ができる。イミレと違う曲調なので、印象ががガラリと変わるのもおもしろかった。

エバラスも何年かたてば、もっと熟成されるだろう。成長を楽しみにこれからも応援しつづけたい。ファンなので贔屓目が入るが、もっともっと評価されてほしい。そしてアイドルだから、ジャニーズだからを超える新しい価値観で、世界に認められる日を待ち望んでいる。