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10/23放送分「家族写真の日」

家族写真の日とは

10月23日は「家族写真の日」です。2020年、家族の思い出写真作りを手掛ける一般社団法人・日本おひるねアート協会によって制定されました。
10/23の日付は「撮(10)ろう」と「ファミ(23)リー」を組み合わせた語呂合わせが由来です。日本おひるねアート協会は、毎年5万人程度の赤ちゃんを撮影していますが、両親と写っている写真が少ない現状を背景に、家族写真を撮ってもらうために「家族写真の日」を発案しました。

10月23日に決めたのには、語呂合わせのほかに、10月は気候も良い日が続くことから、家族写真をレジャー・イベントとして楽しんでほしいという理由もあります。家族写真を撮る日が、気持ちの良い秋晴れであれば、その時の家族の気持ちも晴れやかになるだろうという意味も込められています。

日本おひるねアート協会では、毎年この日をきっかけに、「年に一度は家族写真を撮ろう!」と、家族写真プロジェクトを立ち上げ呼びかけています。家族写真を撮ることで、家族について考える時間を作ったり、家族に連絡をしたり、家族に感謝の気持ちを伝え、さらに家族の記録が毎年刻まれます。その時の想いも写真と一緒に残すことが大切だと伝えています。

我が家の家族写真

我が家の話なんですが、うちの父親はガンで亡くなったんですが、余命数ヶ月とわかってから、父のアイディアで家族写真を撮ろうとなりました。写真スタジオアリスで撮ったので子どもたちはドレスを着てますが、父は会社の制服、あとの大人は普段着。おかげでラフないい写真になりました。

一番小さいのがなんこで、向かって右が父。当時から黒衣装選んでた笑

撮影の後、父は急速に体力が落ちて写真どころでなくなったので、その時が最後のタイミングになりました(ちなみに今日10/23が命日)。父が亡くなって10年以上経ちますが、母はその写真を今も目立つところに飾っていて、心のよりどこりにして語りかけています。当時はピンときていませんでしたが、今思えば、父グッドアイディア!ですし、写真を撮ってよかったです。思ってる以上に、家族写真は大きな存在価値や力を持っていると感じています。

家族写真のススメ

子どもが小さいうちは家族写真を撮ることはあっても、大きくなると撮らなくなりませんか?年に一度イベントごととして家族写真を撮る習慣がつけば、家族写真を撮るために家族でどんな写真を撮りたいか話し合ったり、洋服をそろえたり、お出かけをするきっかけにもなります。親が高齢になってくるとお出かけをためらったりしますが、家族写真を理由に前向きに外出してくれるかもしれません。

家族写真をきっかけに、その家族だけの「家族像」が明確になり、家族の形がより強く残ります。データは便利でいいですが、紙の写真は永久的に記録として残るので、家族の歴史が毎年刻まれていきます。家族が亡くなる亡くならないに限らず、写真があると思い出話に花が咲くのもいいですね。

撮るのは家族写真の日でなくても、家族誰かの誕生日とか結婚記念日とかお正月とかいつでもいいので、日を設定して毎年撮ってみてはいかがでしょうか。写真を見て「ちょっとあんた太ったなー!」でも、盛り上がっていいですよね。家の前でスナップ写真でもいいので、ぜひ残してみてください。

それからここだけの話ですが、急に家族が亡くなっても家族写真から使えるので、あわてて写真を探さなくていいですよ。毎年撮ってると近影に近いですしね。

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