コロナ禍ハンガリー入国・強制自主隔離について
もう2週間ほど長く日本に居る予定だったのですが、日本での陽性者数がドンドン増えているのもあり、万が一EUやハンガリーに入国出来ないと急になったら困るので予定を切り上げて数日前(2020年8月半ば)にハンガリーに戻りました。
現在8/18、日本人はハンガリーへは滞在許可証を持っていないと入国がかなり難しい状況です。滞在許可証を持っていても何処の国から来たかによって入国の際の制限が違います。安全度に合わせて緑・黄・赤でわかれており、緑は自主隔離不要、日本は黄色で要自主隔離2週間or出国5日以内にしたPCR検査の陰性結果2回分で隔離免除という扱いです。
(【追記9/4】9/1より新たにルール変更があり、赤黄緑と国ごとに分けるのを廃止、滞在許可証を持っていても警察の届け出をしてから入国、帰国者は全員2週間の強制隔離(隔離期間にPCR検査を2回受け、陰性なら釈放)となりました。出発国でのPCR検査は認めないそうです。)
空港でどんな感じだったか一応記しておきます。
【8月半ば🇭🇺入国レポ】
私は関空発、アムステルダム経由(シェンゲン圏内)のフライトでした。
アムステルダム入国の際にはメディカルチェック的な体調に関する簡易なアンケートシートを持参しろ、とのメールが航空会社から来てたし日本の空港のチェックインカウンターでも言われたものの、現地のパスポートコントロールでは特にそれを要求はされませんでした。アムステルダム入国の際は特に普段と変化無かったです。
今回違った点は、ブダペストの空港に到着した際に手荷物引き取るレーンの手前で警察が待機しており、口頭で何処から来たか聞かれました。
日本からと言うとPCR受けてきたか聞かれ、受けてないというと2週間の自主隔離に必要な手続きをして、ステッカーを渡されました。
手続きと言っても紙に住所などを書いてサインするだけのものです。
フォームは空港のサイトにもあったこれなのですが、警察のハンコが押してないとだめみたいで記載した紙を持参はしたものの使えませんでした。記入はパスポートを確認しつつ警察がしてたので、事前に用意しておくと少し時短にはなるかもしれないですが別になくても大丈夫そうです。(あるとないとで2時間差がついたとの話も聞いたので一応準備しておくと安心かも)
私が着いた時はyellow〜redの国からの人があんまり居なかったのと深夜にシェンゲン圏内からなのもあって着陸から15〜20分ほどで外に出れました。
警察も口頭で入国者に尋ねてたのもあり、何人か合間をすり抜けたアジア人っぽい人をみかけたのですが、結局すり抜けた所で後から警察だとか保健所から電話かかってきて物凄く面倒臭いそうです。
デブレツェンへの自宅へは頼んでいた相乗りのシャトルバスに乗って帰りました。
帰宅のちすぐにステッカーを玄関に。
なかなか凄みがあります。
その後毎日ランダムな時間に警察の見回りが来ています。ドアベルを押す警察も入れば、携帯に電話がかかってきて『ベランダに出て手を振れ』というパターンも😂👋🚓👮♂️
終わる日付を聞いたところ、入国した日をday1を数えているようです。
大学から入国したら記入しろとメールで来たフォームがあるのですが、そこでPCRを2回受けるか自主隔離を2週間するか選択する必要があります。そのフォームを埋めたら保健所から改めて指示が来ます。(PCRを受けたい人のみが記入すると勘違いしてスルーしてたら保健所から電話がかかってきました😂)
私は検査ではなく隔離を選んだのですが、間違えて?なのか検査を受けに行く用の外出許可証などかメールで届きました🤔
ちなみに検査料金は学割価格で2回分で30000ft(1万円強)、追加でプラス22000ft払えば自宅でも検査を受けられるそうです。一般価格は2倍。(大学の在校生が手順を踏んで申請するとこの値段、とのことなので、新入生や在校生以外にまで学生というだけで適応されるかは謎)
日本🇯🇵入国(帰国)時の自主隔離はスーパーなどの日用品の買い出しは認められていたし、そもそも見張りも無いのでやろうと思えば何でも出来る感じでしたが、
ハンガリー🇭🇺では警察の見張りもあるので買い出しに出ることすら心理的に難しいです。警察が来た後に出かければ不可能では無いかもですが、わざわざそんなリスク犯したくないしデリバリーで事足りるので飢え死ぬ事は無さそうです。
tescoのdeliveryやwoltのアプリなどで食料は十分手に入ります。
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woltまだ使った事無い方は、
紹介コード''NEMURUKO''を入れると
1000ftの無料クーポン手に入るのでこの機に是非🙌
🇭🇺入国に関してはこんな感じでした。
これはあくまで滞在許可証(residence permit)を持っている人間(こちらの大学に通っている、ハンガリー人の配偶者がいる、ハンガリーで仕事をしているなど)の話です。現在旅行者として入国する方法について私はわかりかねます。
EU(の一部の国)は日本人観光客の受け入れを認めていたりもしますが、EUがいくらなんといおうと各国での判断の方が優先されるようです。多くのEU圏の国よりもハンガリーは入国制限が厳しいです。
ちなみにデブレツェン大学構内に立ち入りするのはハンガリー入国よりさらに厳しく、例え日本などの出身国でPCR検査を2回して陰性証明書を持参しても認められず、2週間隔離をするorハンガリー入国後に自腹にてPCR検査2回(と陰性の結果)が無いと学内立入禁止です。(追記・9/1よりは入国が厳しくなりこのルールにほぼ準じることに)
デブレツェンではまだまだマスクの値段が高めで、サージカルマスク1枚100円(300〜400ft)以上しています。飛行機に乗る時もスーパーに行く時も、もはや何処に行くにも必須アイテム。こちらでの箱買いはなかなか難しい上に高いので、日本で安いマスクを買える今、数箱買って帰った方が良いと思います。
加えて、体温計がめちゃくちゃポンコツなのしか売ってないです。これも持参しても良いと思います。
あとは医薬品とまではいかないけどあると嬉しいこういうちょっとした飴なども……
今から戻って来る人の参考になりますように👏
追記
【再追記・隔離を終えて】
私は隔離明けすぐに試験の予定があり、万が一陽性(偽陽性含)が出たら隔離が延長になったりと受けられなくなる恐れがあったので検査無しの2週間の隔離を選びました。
(こちらも無事合格しました🙌🌸)
前述の通り、入国日のday1以外の毎日ちゃんと警察がきました。2日だけ電話のみで姿を確認されない日もありました。
都市や担当の警官にもよって私の所ほどマメに毎日は来なかったりと頻度は結構違うようです。
・入国後に〈空港警察〉が帰国者(入国者)のフィルタリング&強制隔離についての指示↓
・〈大学〉から送られてきたフォームに入国(帰国)日やPCR検査をするかどうかの希望を入力して提出↓
・〈保健所〉が空港警察からのレポートと私が大学に提出したフォームを照らし合わせて検査などの案内の連絡&外出許可証の発行
このように、強制(自主)隔離に関して大学-保健所-警察とちゃんと連携を取って動いている点が、個人の自主性に一任している日本の隔離とは同じ「自主隔離」でも大きく違う点です。
隔離明け前日には
そして隔離後には
ツイート後に新たに追加されていた紙です。😭💝
このように同じマンションの人の優しさにも触れ、良い所に留学して良い場所に住まわせて貰ってるなぁ😢❤️と改めて実感……
そして更なる後日談なのですが、
あの赤いステッカーを剥がした跡が汚すぎて……
夜中に除光液と奮闘したもののなかなか取れず。途中で諦めて不貞寝。
次の日扉開けてみたら
何故かピカピカの扉になっており、除光液の跡や扉の下に落ちてたゴミまで綺麗さっぱり無くなってました。
誰が処理&掃除してくれたんだ!?!?
妖精さんが住んでるのか!?!?
と思っていたら、どうやら上の階のおばあちゃま(桃くれた)が頑張ってくれたようで……なんだここは、善意のホットスポット……?
そんなこんなと想定外の嬉しいサプライズありつつの自主隔離でした。
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