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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

初見で見る劇場版レヴューの話

しばらく自分のディスコードサーバーに日記とかシャニマスの感想を書いていたので文章を外のインターネットに放流するのは久しぶりです。

去年の夏くらいから自分の所属しているコミュニティで、少女☆歌劇レヴュースタァライトというアニメが話題になっていました。最初こそ私も逆張りの構えを見せていたのですが、あまりに話題になっているもので、少しは見て見ようかと思ったのが…いつだったかな

11月だったみたいです。

それから、ロンドロンドロンド(アニメ総集編+少しのエピソード)を見て…それからはレヴューに触れることなく、年が明け、春が来て、就活にうろたえながら日々を過ごしています。今は就活しながらでも簡単にできるブルーアーカイブというゲームが好きです。

正直なところ、レヴューのことなど忘れていたのですが

ちょっと交通費出せばいける距離の映画館で劇場版をやるらしい

前々から所属してるコミュニティでは

スタァライトのアニメは劇場版の前座、劇場版スタァライトはそれそのものが作品(意訳)

劇場版スタァライトはなるべく映画館で見てほしい。映画館で見ることに意味がある。(意訳)

という話を聞いておりましたので、

せっかく東京に行かないでも見られるんだし、TVアニメの内容だけではなく、映画見てからスタァライトの評価はしようか…♪という気分に突然なり

やってきたぞ!!!これは後から知った情報なのですが、ライブ音響上映だったらしい。

ライブ音響上映とは、映画やライブ映像などを“音”で楽しむ!というコンセプトのもと、作品ごとに音響機器を細かく調整し、映画やライブ映像の“音”の臨場感の最大化をはかり、大スクリーン&大迫力な音で、作品を浴びるようにライブ感覚で楽しむ上映スタイルです。

要するにめちゃくちゃ音がデカいってことです。

感想書くつもりだったのに前座が長すぎる。私個人の感想出力保存場所としても利用しているので許してください。

感じたことを挙げていくターン

あったな~を思い出しながら書きます。ちなみに私は他の人の感想とか考察とか何も見ていない状態でこれを書いています。見当違いだったり、解釈違いですという意見は全く受け付けていません。これまたすみません。

音がデカい

本当に音がデカい。臨場感がすごい。レビュースタァライトの魅力の一つである音楽や剣がぶつかる音を体全体で味わっていた気がします。あまりに音がデカすぎるので、座席が圧で揺れていました。音圧で味わう4DXと言うのが4DXを見たことがある人には伝わるでしょうか。

もしや私が劇の一部に…?

「映画館で見ろ」の意味をなるほどですね~と最も感じたのはここの部分です。主人公の愛城華恋さんが「こんなに見てる…」とこちらを向いて呟くシーンが終盤にあったと思うんですが、その瞬間ゾワゾワッとしました。そして、その直後だったはずです。ツダケンが「観客はまだまだ欲している」のような趣旨の発言をされていたじゃないですか。またまたゾワゾワゾワッとしました。アニメからロロロ、劇場版も通して華恋さんの子ども時代から入学し、3年生になるまで私たちは彼女を見てきたわけですが、彼女は神楽ひかりさんのことしか眼中にありませんでした。それ故に彼女は私たちに見られていたことに気付いていません。しかし、何もかもからっぽになってしまった華恋さんが周りを見渡した瞬間、私たちは華恋さんの人生に初めて関与することになってしまいました。そこで私たちは伝えます。「もっともっと続きを見せてくれ」と…そして、本当のラストに「レヴュースタァライトは終演です!」のようなことを華恋さんは言っていたはず…

ギャア~~~!!!メタすぎるけど面白いです~~~!!!アニメ本編でも大場ななさんがこちらに言っているとも取れるセリフを言っていた記憶が若干残っているのですが、本格的にされてしまったのでかなり驚きました。ゾワゾワ加減で言えば、涼宮ハルヒの消失の改札がズババババッって出てくるシーンと同じくらいでした。

映画けいおんと同じ地下鉄だ

ひかりさんがイギリスで乗ろうとした地下鉄、あれは平沢唯が中野梓が靴擦れしてしまったのを気遣って、「あずにゃん、買いに行こうよ!」の過程で出てきた地下鉄ではありませんか?あのマークです、あのマーク。
そんなこと思ってたら、ツダケン出てきて笑ってしまいましたが…

声優の低い声大好きだ

大場ななさんが私は大好きなんですけども。大場ななさん、普段はちょっとかわいい声で友人たちと喋るんですが、「みんな喋りすぎだよね」と言ったときうっひょ~~~~~~~~~~~!!!となってしまいました。その後も低い声で本質を呟いていくものだから、ずっと供給来るじゃん!!いいのか!!となっていました。
ちなみに私の大好きなゲーム、アイドルマスターシャイニーカラーズで私が大好きな担当アイドル大崎甜花ちゃんのめっっっっっちゃ低い声もどこかにあります。限定カードじゃないですよ。

まひる×ひかり

映像と音楽を聴きに行くだけでもお金払う価値はあるのではないでしょうか。それくらい素晴らしいものでした。血が吹いて出てくるところもとても良かったのですが、私は特に露崎まひるさんと神楽ひかりさんのレヴューのシーンは映像も音楽も、(お話も)すべて好みです。あのまひるさんのふわっとした感じと怖い感じが融合するのはどういう仕組みなんだろうか…スポーツをしている二人のシーンが刻刻と変わり、どんどんとまひるさんがひかりさんの根幹に詰め寄っていく…もはや内容の話にはなってしまうが、まひるさんがあんなに強くひかりさんに当たっていくのを見て少しうるっときてしまいました。まひるさんが好きだから…

双葉×香子

香子の姿がとても可愛くて素晴らしかったです。華恋にもひかりにもあまり絡まないところなので、二人だけで想いのバトルがあり、ここだけ切り取ってもかなりアツいな…と感じていました。特に香子の衣装が…とてもかわいい。前半で一番アガったのここだったかもしれないですね。

総括

終盤あたりでようやくこの作品がどういうアニメなのかようやく分かりました。やりたいこと全部やるアニメだと思います。メタも、バトルも、映像も音楽も…

私は最小限の情報で登場人物の感情を読み取り、ほう…となる、そういう作品がとても大好きなので、ぶっちゃけた話をするならば、レヴュースタァライトのレヴューの部分がなければ本当の私好みのアニメになるんです。

しかし、レビュースタァライトは最大限出せるところまで情報を出す。

レヴューで彼女らの想いを全力でぶつけ合い、その想いの強さがどれほどまでに強いかを映像や音楽で表す…TVアニメ版を見た私にとって一見ノイズのように感じられた部分が映画で、それは観客を理解らせるため。物語を見る観客ではなく、彼女たちの劇を見る観客にするために出せるもの全部出した結果がこれなのだと知り――

そういうのも良いじゃないか…と思いました。似たようなものを最近シャニマスでも見たな…「天檻」って言うんですけど…

でも、これを見た上で、やっぱり私は微細な感情の揺れ動きを自然音とか表情とかで表していく作品の方が好きだな~と思います。それを味わさせてくれたという点で言えば、私のターニングポイントになる作品になったかもしれません。

蛇足

帰宅するとき電車だったので、ちょっと怖いよ!!となってしまった。

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