生成AIで死者復活を中国で実現 -賛否両論-
いよいよというか、中国で生成AIにより死者をデジタルで復活させたというニュースが発表されました。
このサービスはまさにDeathTechど真ん中ですね。
とはいえ、倫理的にどうなのかは賛否が分かれるところです。
身内の中だけであればサービスとして賛成だけれども、故人・遺族の知らないところで勝手に死者をAIで復活させるとなると問題だという意見が多いのではないでしょうか?
事実、Yahoo!の記事にぶら下がっているコメント欄を確認すると同様な意見を多く目にします。
個人的には、仮に私が亡くなった後に生成AIで復活してくれるのであれば、せめて生前に遺書に残したもしくは家族が事前にその旨の同意をとった場合に限って欲しいものです。
Facebookなどソーシャルメディアをしていないような人はそもそも自身の個人情報が世間に広がることを良しとしていない可能性が高いわけで、こういう人が生成AIで自分の意志に反して復活させられるというのは、故人の遺志という観点から考えものだと思うわけでもあります。
テクノロジーの発展は倫理とのバランスをとることが大変重要であり、難しいということが改めて理解できたサービスなのではないでしょうか?
これは少々議論として飛躍している感は否めませんが、日本人の高い倫理観が時として本件のような倫理とのバランスが難しいテクノロジーの開発・発展を阻害している可能性があるのであれば、AIなどのテクノロジー分野で大きな飛躍をすることを難しくするのかもしれません。
最後は余計な考え・記述かもしれませんが、テクノロジーと倫理のバランスということで文字として残しておきます。
アイキャッチ画像:UnsplashのSteve Johnsonが撮影した写真