Spelling Bee

監督:Phil Dornfeld
出演:Drew Mikuska/Anna Faris/Charlie sheen

英単語競技大会の優勝を賭けて子供達が火花を散らす作品だが、子供の豊かな発想と表現を愛おしむべきではないか?という啓蒙的な視線と登場人物の描き方から白人男性至上主義的な見方も出来てしまう、今となっては複雑な姿勢の作品となってしまったが、それでもITは愛してやまない作品。因みにクレジット後に会場の外で落ち込む主人公を彼のイメージに出てきたキャラが慰めるシーンが挿入されており、触り良く涙が滲む結末になっていた。

実は、この作品はITが頻繁に海外を彷徨っていた際、飛行機内で積極的に映画鑑賞をしていた時に観た一本である。飛行機内映画というのは、まだ日本では劇場公開されていない作品、未公開の作品を観る事が出来て、またそれぞれの用途に合わせたプログラムが用意されていた。この作品は確かコメディ・ショートフィルム枠に入っていたと記憶している。時間が15分と短い為、日本で観れる機会は無いと思い、繰り返し観た記憶がある。イマジネーションの爆発と子供心を失わせるなという掲示は、人の感情にウンザリしていたITの胸を打ったのだった。

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