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#結城の音俺語り🔴ヘヴィメタルの旅のはじまり:人脈編
■この項では
音俺語り(おとおれがたり)として、音楽にまつわる雑談を書きます。
ヘヴィメタルの世界に踏み込んでの始まりの頃の話。前編。
■いきなりまとめ3行
自分好みの音楽を探す旅は、人脈と音楽性、この2軸を起点でした。
後追いゆえの過去の遺産の発掘、そしてリアルタイム体験。
今回は人脈編、イングヴェイ&ブラックモア関連の話になります。
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■始まりはイングヴェイ
前編の人脈編、スタート地点はイングヴェイのライブビデオテープでした。
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キーボードとドラムはその後も存在感を保つヨハンソン兄弟です
早弾きはそこまで興味なかったのですが、クラシックの影響、イキリ立つ若き日のギターヒーロー、繊細でドラマティックな音楽性。ビデオはCDと違って開幕の"Rising Force"が省略されていません。そして流れるように"Liar"に流れ込む。ジョーも堂々たるステージング。カッコいい…。
ハードロック/ヘヴィメタル、カッコいいじゃん。
そう思った僕は「次」を求めます。そのとき道しるべにしたものは有名ヘヴィメタル雑誌「Burrn!」。音は聴かないと分からない。動画サイトなんてまだ無い時代、文字情報に頼りました。
■人脈をたどってみる
ギター:イングヴェイ…元アルカトラス。
ヴォーカル:ジョー・リン・ターナー…元レインボー。
キーボードの可愛いおじさん:イェンス・ヨハンソン。
イングヴェイが影響を受けた人…リッチー・ブラックモア。
レインボーのリーダー…リッチー・ブラックモア。
元ディープ・パープル…聞いたことがある名前。
近い人脈なら近い音楽を得られるのでは?
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■ベスト盤を買おう
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Speed King、Smoke、Burnなど第2期、第3期の名曲目白押し
知ってる聴いたことのあるあの曲が収録されている。ひとまずブラックモアがどういう音楽をやっているかを把握しましたが、有名過ぎて知識欲にはやや刺激が足りませんでした。確か一番印象に残ったのがよりにもよって"Child In Time"だったので、その傾向が強かったようです。
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当時のRAINBOWラストアルバム、ジョー・リン・ターナーがイングヴェイ直前に参加
RAINBOWは、確か先に"Rising"を聴きましたが、6曲しかなく、そのヘヴィネスやソリッドさにこの頃はピンと来てなかった気がします。そしてジョーの声で聴けるこのアルバム。良曲揃いで「当たった」高揚感を得ます。その後、"Rising"等のロニー・ジェイムズ・ディオ時代にも馴染みが出てきて、RAINBOW以外も含めて「アルバムを集める」を始めることになります。
■伝説に直面する
当時はラジオをたまに聴いていて、すっかりBurrn!っ子だった僕はBurrn! presents「Heavy Metal Syndicate」というラジオ番組もチェックしていたかの日。オープニングの挨拶もなく、いきなりメチャクチャ上品かつ高揚感ある曲が始まる。復活したRAINBOWの"Black Masquerade"だった。
僕にとってリッチー・ブラックモアは過去の偉人だった。それが未だにこんな強力な曲を引っ提げて同時代に存在した。衝撃があった。
彼が在籍したDEEP PURPLEとRAINBOWの美味しいところどりでありつつも、オールドスクールに陥ることもなく、ツボを的確に突いた、僕は大好きなアルバムです。
■掘り出された潤沢な宝、ブラックモア人脈
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イングヴェイが過去に在籍した元レインボーのヴォーカル グラハム・ボネットがリーダーのALCATRAZZ、そのグラハムとも組みイングヴェイに影響されたインペリテリ、イングヴェイが渇望した神の声・元レインボー・ロニー・ジェイムズ・ディオのDIO、元DEEP PURPLE"Burn"のデイヴィッド・カヴァデール率いるWHITESNAKE、元WHITESNAKEのギタリスト ジョン・サイクスのBLUE MURDER…音楽への興味が一気に広がっていった。
人を追いかけることで好きに近くにありつつも、新しい音楽に出会うことができる。
■さらに広がる人脈
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BLACK SABBATHはオジーよりもマーティン時代を先に体験しました
メンバーの入れ替わりが激しくもあったが、このあたりの有名バンドになると、よく見る顔が交替しただけだったりもする。
ニール・マーレイ、コージー・パウエル、イアン・ペイス、ジョン・ロード、ドゥギー・ホワイト、ティム・オーウェンズ他他他…。その人が持った音楽性とどう化学反応が起こるか、考えるのも楽しかったりしますね。
■次回:後編「音楽性」編
音楽の知識、記憶が増えていくことによって、純粋に「これはどういう音楽なんだろう」という想像が向かっていくことになる。今回はイングヴェイ、DEEP PURPLE、RAINBOWに近しい音楽に収まっていた。こちらはより音楽的に興味の分野が急速に拡散していく。