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#14 2024/07/05|死×事業と家族ー『身近な死』をきっかけに、新しい事業と家族のこれからを考える(ゲスト:ミシンカフェ&ラウンジnico 店主 neneさん&アドバイザーあ~ちゃん)

2024年4月からスタートしている「渋谷でDeathラジオ」。放送の詳細やオンエアに載せきれなかったこぼれ話などをご紹介していきます。

〜生も死も、ウェルビーイングに〜
いつか誰にでも訪れる「死」。「今をどう生きるか」を考え、死にまつわる「従来のあたりまえ」や「選択肢」をアップデートしていく番組です。さまざまなゲストの「死生観」を聞くインタビューや、国内外で盛りあがりをみせる「Deathテック」分野の最新情報、リスナーのみなさんからの投稿をご紹介するコーナーなど、あなたらしい死生観や生と死のウェルビーイングを考えるための情報を、毎週金曜日にお届けします。

#14 2024/07/05|死×事業と家族ー『身近な死』をきっかけに、新しい事業と家族のこれからを考える(ゲスト:ミシンカフェ&ラウンジnico 店主 neneさん&アドバイザーあ~ちゃん)

◇今週のアーカイブはこちら

 


■前半
・今日はリナちゃんお休みです!
・ゲストのneneさんとあーちゃんは、のぞみの実の姉と母。

ミシンカフェ&ラウンジnicoについて


・DeathフェスにはDeath縁日のわたあめとエンディングヴェールの展示で参加。リナとのぞみがかぶっている様子がメディアにも出ているので見たことある人多いのでは?

これです


・子どものころから洋裁が好きだった母の影響で、ものづくりや洋裁の楽しさを知ってもらえる場所を作りたくて立ち上げ。
・ワークショップや時間貸しのミシンスペースなど
・今を生きるのを楽しむためのモノづくりをずっとしてきたけれど、Deathフェスをきっかけに、死にまつわるものを考えて、エンディングヴェールにたどり着いた。今色々サンプル作っているところ。

Deathフェスというアイデアがうまれるきっかけとなった「叔母の死」


・台湾で生まれた、あーちゃんの叔母(夫の叔母)
・お姫様みたいな育ち方をした叔母。戦争の混乱の中日本に帰ってきて苦労もしたとおもうけど、凛とした、とてもプライドの高い女性がある日突然亡くなった。
・知らせを受けて急いで病院まで行ったが。叔母は献体に申し込んでいたので、やれることはない。そこにはストレッチャーに乗ったおばがいるだけで、病院に迎えが来るのを数時間待っていた。
・葬儀社でもない人たちが、かけられていた1枚の布をさっと外して車に積み込む。ガーゼの寝間着を着た叔母がさらわれるように行ってしまった。

記憶の最後に残る姿、「思い出の中のあの人」の表現


・おしゃれで気位の高い叔母を、ずっと洋服や洋裁にかかわってきている自分たちが何もできずに送り出してしまった。自分の記憶には最後、そのガーゼの寝間着が残っている。
・残された方が胸が痛くなってしまった。・残った人のためにも、何か準備をしておかないといけないだなとつくづく思って、エンディングドレスや、ちょっときれいに見せてくれるヴェールがあったらいいと考えるようになった。
・おばさんはもしかしたら、潔い人だったしそうやって立ち去ることは気にしてないのかもしれないけど、残された側はそうではない
・思い出にどんなふうに残るのか考えたり、残された方もこんな風なところを見たかったなとかあると思うから、生前に家族で何気ない所でいいので心が伝わるといいなと思うようになった

・儀式的な話だけでなく「思い出の中のあの人」が表現できることも大事なのでは
・父が亡くなった時、とてもきれいにしていただいたけど、いつもの父ではなく、おじいちゃんにそっくりでとまどった。普段のお父さんみたいに出来たらよかったなあ…。


■曲のリクエスト
チェッカーズ「星屑のステージ」

リクエストの理由
neneが大好きだったチェッカーズ、家でずっと聞いていたので、父も聞かされて覚えてしまったのか、あまり曲を歌ったりしないひとだったけど、たまに口ずさんだりしていました。この曲は、アイドルの曲なので普段は明るいけれど、この曲は暗くて、実際に愛する人を亡くした悲しい曲でもあって、子ども心にとても印象に残っている曲です。


■後半

家族で思う、突然亡くなった父の葬儀のこと。

・突然自宅で亡くなった父。3日後にはもう火葬、バタバタと見送ったけど、あの時どうしてあげたらよかったんだろう?
・火葬してよかったのか、あの白装束でよかったのか。残された方が迷ってしまうので、自分もどんなふうにおくられたいかしたためておいたり、順番で行けばあーちゃんが先だから、聴いておきたいな。
・こうして欲しい、欲しくないとか、こういう風に送ってほしいというのはあると思うから、この1年くらいで残していきたい
・朝からずっと寝ていると思っていた主人が、あまりに長く寝ているなと思って口元に手を持って行ったら、、、、。本当にびっくりした。あっけに取られてしまった。今でも悲しいというか、実感がない。

死に関しても、日常の中で、日常のことを伝え合う


・もうちょっと日常の会話をしておけたらよかった。子どもたち、孫たちが「こういう風に言ってたよね」って考えられるようにしておきたい。
・結婚生活何十年もあったけど、人生これでよかったのかなと残っちゃったのは心残り。そういうことがないように伝えていきたい。
・最近あーちゃんは、生前のビデオを撮ってもらっているけど、本当にいい。父は映るのが好きじゃなかったからあまり写真も音声も残っていない。声は特に忘れていってしまう。おはようとか何気ない日常の会話を残しておきたいな。
・うちに財産があれば、終活っぽいことをしていたかもしれない。生前贈与どうするとか。でも、財産がないとそんなこともしない。財産とか権利とかの終活ではなく、もっと日常的に家族が必要なことを話せるような、生活の遠くないところにそういうものを置いていきたい。Deathフェスとしても大切だと思っている。

◇お知らせ

ミシンカフェ&ラウンジnico
試着会、オーダー会と入棺体験やお話しできる機会をやっていきたいと思っています。8月にやる予定なので、よかったらnicoのインスタなどご覧ください!

金髪で喪服はいつもなんかちょっと浮いてしまっていたのですが、ヴェールを被るといい感じで落ち着きます。ヘアメイクもおとなし目にするので、どうしても老けて見えたり、くたびれた感じになってしまうのが葬送周りですが、こんな風に華やいでもいいですよね。(のぞみ)

お父さんのお墓参りへ。炎天下も多いので被り物はありがたい‥!

デスフェスナイト@終活スナックめめんともり 
7月16日(火)18時~23時です!

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