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『全仮面ライダー大投票』の楽曲投票枠が3枠は無理やて

 来たる『全仮面ライダー大投票』投票が出来るのはライダー部門が5枠、作品部門が3枠、音楽部門が3枠。10月からはもう一度繰り返し投票できますね。

………


 音楽部門3枠×2は無理じゃない???選べなくない???

  無理ですね。ライダー部門枠は5枠×2もあるのでお気に入りのライダーは大体選べます。作品部門も3枠×2もまぁいけますね。

 でも音楽はホントに無理じゃないですか???音楽は何だかんだ作品の顔なので、本編を見ていなくても曲は凄く好きとか、作品はあまり好みではないが曲は凄く好きとか、音楽パワーってホントにすごいんですよ。それを3枠×2は厳しい………………。

というかライダー楽曲の話がしたい!!!!!してるようでしたことない気がする!!!!!

 ってなわけで投票で入れた楽曲と理由、そして入れたかった曲の好きな理由を語りたいなと思います。

・投票した楽曲 

『Break The Chain』Tourbillion

作詞:藤林聖子 作曲:鳴瀬シュウヘイ

「受け継ぐ物とキミが創る物 きっとそれが証明」

『仮面ライダーキバ』オープニングテーマ。

 『キバ』は私にとっては最も大事な作品であるため、やはり今回の投票も全部門においてキバ要素が目立つ入れ方になってしまいましたが、当然OPも外せません。

  まず、『キバ』の作品テーマとして重要なキーワードである「運命」というワード。この曲には、自分に対しても「運命」を感じる曲です。

 『キバ』本編を観ていたのは小学生。当然当時は音楽などには興味もなかったわけですが、前作『電王』『Climax Jump』明るく陽気な楽曲に対して、大人の色気を感じるようなこの曲には作品同様強く惹かれるものがありました。

 そして、それから数年後。私は音楽、ロックバンドを好み聴くようになりました。そんな中出逢い、自分が最も惹かれたロックバンド。それがLUNA SEAというロックバンドです。

 LUNA SEAに聴き溺れる毎日を過ごす中、気付いてしまったのです。TrourbillionのボーカルとギターはLUNA SEAのボーカルであるRYUICHI!ギターのINORANであることを!!!もうびっくり!!!運命!!!!

 それをきっかけにこちらの楽曲を再び聞き始めるようになるわけですが、やはり良いのです。

『キバ』はシリーズ内でも音楽が重要的要素の作品であるため、この楽曲もギター、キーボード、ストリングス、そして間奏のヴァイオリンなどシリーズの中楽曲の中でも沢山の楽器が使われており、上品な雰囲気をとても感じさせられます。INORANといえば!なギターリフもたまらないです。

 歌詞も上記にも書いた「受け継ぐ物とキミが創る物 きっとそれが証明」は正にキバの総括的テーマでもあります。

 映像も最高に上質な雰囲気を思わせるような演出が盛りだくさんで、ヴァイオリンを構えたキバと、アームズモンスター3人との家族写真の貴族感なんですよ。

 バンドのファンとしてのフィルターを通してから聴くと、「バキバキ」とかLUNA SEAのRYUICHIは絶対に歌わないので可愛げも感じます。こんな意味分からない可愛いキャッチーな言葉もRYUICHIにかかればカッコ良く歌い上げてしまうのも面白いです。

 また、余談ですがLUNA SEAは2000年に「終幕」と題し、事実上の解散状態でしたが、キバ放送数ヶ月前の2007年12月に「One Night dejavu」という一夜限りの再結成ライブを遂行し、翌翌年にはバンドの本格再始動を行うなど、偶然ではありますが、『キバ』という作品がLUNA SEAの過去と現代を月の縁で導いたような感覚でもあります。オタクの妄想。


『Ride the Wind』門矢士 (井上正大)

作詞:藤林聖子 作曲:鳴瀬シュウヘイ

「この風を止めないで 歩き続けもっと前へ」

『仮面ライダーディケイド』挿入歌。

 何と言ってもこの楽曲は爽やか!そして疾走感!まさしく終わりのない旅を走り続けるディケイドのテーマソングです。イントロや間奏にはお馴染みのテーマが入っていたりと思わずニヤついてしまう部分もありますね。

 本編での使用ではやはりコンプリートフォーム登場回で使用されたのが印象的です。

 好きポイントとしては何と言っても井上さんの歌い方です。井上さんはテニミュ出身の俳優さんということもあり、所謂テニミュ癖を感じる独特の歌声。ライダー俳優らしい歌声。この聴いていてじわじわクセになってくる歌い声はやはり歌っている印象が掴みにくい門矢士のイメージとも非常にマッチしていて、キャラソンとしても素晴らしいですね。

 歌詞がいちいちカッコ良く、「とりあえず右、次左、道は探すさ」「通り過ぎずに戦うこと」「運命が呼ぶなら 僕は躊躇しない 全てのシーン 心に写して」門矢士全開。

 何と言っても「この風を止めないで 歩き続けもっと前へ」からの盛り上がり方は異常で、何度聴いてもテンションが上がります。

  また、「タカイタカーイ!」「ライダーリンチ!」「まさに辛味噌ワールド!」などなど独特な空耳を感じるコーラスもこの曲のスルメ要素を何倍にも押し上げている印象がありますね。

『乱舞Escalation』葛葉紘汰・駆紋戒斗(CV 佐野 岳、小林 豊)

作詞:藤林聖子 作曲:鳴瀬シュウヘイ

「戒斗ォォォ!!!!!」「葛葉ァァァ!!!!!」

「俺たちが最強の力 手に入れたとして…」

『仮面ライダー鎧武』挿入歌。

 シリーズ史上最高潮の盛り上がりの最終決戦!圧倒的大名場面でお馴染みの運命のレヴューソングですね。

 平成ライダーといえば戦闘シーンの挿入歌ですが、この楽曲は場面と楽曲のシンクロがある意味到達点に辿り着いたような印象があります。恐らく挿入歌をこれ以上カッコ良くぶつける事は不可能なのでは無いのかとも思わされます。

 ホントにこの曲というか鎧武46話は自分の中でもお気に入りである為、もはやこのシーンを再現する為だけにCSM戦極ドライバーを購入したというのもあります。

『REAL×EYEZ』J×Takanori Nishikawa

作詞:藤林聖子・Takanori Nishikawa. 作曲:J

「描いた未来図 ブチ抜いてイケるのは」

『仮面ライダーゼロワン』オープニングテーマ。

 令和という新時代幕開けのオープニング。この曲といえば発表された時は本当に驚きです。西川貴教兄貴が担当する事は色々あって前年から予想されていましたが、タッグを組むのはまさかまさかのJさん!!!!

  本記事1曲目の『Break the Chain』を歌うTourbillionのRYUICHIとINORANが所属するロックバンド、LUNA SEAのメンバーで、ベースを担当しているJさんです。

2019年はLUNA SEA結成30周年という事もあり、ライブに新曲に新アルバムとLUNA SEA尽くしの時期でもあった為、まさかJさんが西川兄貴とタッグを組んで仮面ライダーのOPを担当する事は大衝撃でした。

 西川兄貴も中学時代からずっと聴いており、大ファンであった為、ライダーファン・LUNA SEAファン・西川貴教ファンと3つの側面で大喜びでしたし、前年には西川貴教主催のイナズマロックフェスにてLUNA SEAと西川兄貴のコラボステージを観ていたのもあり、その時の熱がここに通じてるのを感じ、また嬉しくなりました。

「ゼロワンゼロワンゼロワン………」から始まるイントロは一発目からぶち上がりますし、同時に繰り返し流れているギターリフも同じくJさんが原曲を手がけたLUNA SEAの『TONIGHT』を思い浮かべる展開にニッコリです。

西川兄貴の圧倒的な歌唱と、Jさんのエネルギッシュ溢れるロックンロール全開なコーラスの混じり合いは朝から聴いて正しくWake up!! Mother Fucker!!!と言わんばかりの覚醒力です。

 映像としても杉原監督ならではの動きのある演出や不穏な要素が今後の展開を予想しワクワクしましたね。当時は。

劇場版『REAL×TIME』でも完璧なタイミングで使用され、胸躍る演出でした。西川兄貴とJさんのタッグは劇場二作でも『Another Daybreak』『A.I. ∴ All Imagination』と最後までゼロワンに寄り添い熱いテーマソングを提供してくれたのもとても嬉しかったですね。

 Jさんと西川兄貴のツーマンライブのプレミアチケットも入手し、ゼロワン終盤の夏頃に行く予定だったのですが、中止になっていたのも未だに心残りですが、いつかは生で聴きたいですね。

『ALMIGHTY〜仮面の約束 feat.川上洋平』東京スカパラダイスオーケストラ 

作詞:谷中敦 英語詞翻訳:川上洋平 作曲:川上つよし

「取り戻せ 平和な世界  君の中の英雄を呼べ」

『仮面ライダーセイバー』オープニングテーマ。

 やはり自分的に今一番"熱い曲"としてこちらの楽曲は当然入れるしかなかったですね。
 やはりこの曲に関しては、1話で初めて流れた曲の印象と、最終話を観終えた後で聴いた印象で全く違うものに感じるようになっています。
 
 爽やかなギターソロで始まり、爽やかな川上洋平の歌声は朝の目覚めには心地良い反面、本編で流れるとやはり爽やかさが目立ち印象が弱く……………

と思ったらところがどっこいこの曲のイントロが流れた瞬間の高揚感、安心感、爆発力は凄まじいもので作品のテンションを最大限にまで引き上げ、また本当に「ここぞ!」という1番流れて欲しい場面で流れてくれるので期待に応えてくれる感も合わせて最高、いや、最光だ!!!

「物語の結末は、俺が決める!」と聞くと必ずこの曲のイントロが聞こえてきます。来年に届く予定の究極大聖剣にも当楽曲が収録されているので、いまからなりきり遊びが出来ると思うと楽しみです。

 なんといっても歌詞が素晴らしく、『セイバー』の物語のあらすじを最初から最後まで歌詞で表現しているのにもグッときます。「人はいつも物語を生み出すのさ」という作品のメインテーマや、コロナ禍で紆余曲折あった作品にエールを与え、それでも走り抜ける作品を表すような「知恵と勇気を掴んで」というフレーズ、そして未来に希望を持てる「取り戻せ平和な世界 君の中の英雄を呼べ」という歌詞は最終回でも最高のシンクロっぷりにやられてしまいました。

 個人的には、ミュージックステーションでこの楽曲を披露した際の「君の中の英雄を呼べ」という部分でセイバー、ブレイズ、エスパーダが出てきて、川上さんと4人で手と剣を重ね上に挙げるパフォーマンスはとても印象深く記憶に重なっています。

  スカパラ×川上洋平といえば、劇場短編主題歌の『多重露光』も外せません。「自由に見えてた憧れの英雄は ただ必死で世界を守ろうとしていた」という歌詞は仮面ライダーの本質を捉えていて痺れますね。

『Rewrite the story』内藤秀一郎・山口貴也・青木瞭

作詞:藤林聖子 作曲:tatsuo

「信じよう 未来は何度も書き直せること」

『仮面ライダーセイバー』挿入歌。

 こちらも『セイバー』の楽曲。この楽曲は2回目の投票期間で入れたのですが、丁度その週にセイバーの音楽集が発売されフルサイズが披露され、1番聴いていたのがきっかけです。

 クロスセイバー登場シーンで流れ高揚感を一気に与えてくれた事で印象がありますが、何と言ってもシリーズでは久々のメインライダーのキャストが集って歌唱するこの熱さ!!!

 3人とも歌唱力が高く、しっかりとキャラの声で歌われており、『Ride the Wind』で挙げたような"ライダーキャストらしい歌唱"が全開で堪りません。歌詞のフレーズを一つ一つハッキリと発音し歌い上げているのも素敵ですね。

 特に好きなポイントは「星を過り目醒めさせた」「さーせーたーーーっ↑」の上がるとこですね。

藤林聖子さん×tatsuoさんの圧倒的信頼感のおける制作陣の楽曲となっており、歌詞も曲調もとにかく素晴らしく、セイバーの作品ならではの独特な熱量に負けない熱量を感じます。

 落ちサビの「信じよう 未来は何度も書き直せること」からの展開が熱く、一人一人の歌声が入ってゆき3人の歌声が重なるところの痺れ具合は異常です。

・投票したかった楽曲

『Climax Jump the Final』AAA DEN-O form

作詞:藤林聖子、作曲:鳴瀬シュウヘイ

「変わることもう恐れないし」

「変わらないものも大事にしたい」


『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』主題歌。

 名曲です。『Climax Jump』のアレンジでありながら、アンサーソングになっていて『さら電』という電王のひとつの集大成の作品のテーマソングとして完璧な楽曲です。

「不可能超えて 掴みとるさ Climax」からの
「不可能超えて 掴み取った The Final」アンサーの綺麗な流れは説明せずとも素晴らしいですね。

 また、最初に書いた「変わることもう恐れないし 変わらないものも大事にしたい」というフレーズは正しく電王の総括であり、野上良太郎という主人公の名前の1年間の軌跡のようにも感じます。

 Climax Jumpか1年以上の時が経ち、歌っているAAAの歌声にも艶が増していて成長を感じてしまうのもとても良いです。

「昨日より高く 明日より高く Climax Jump!!」

『戦え!仮面ライダーV3』宮内洋、ザ・スウィンガーズ

作詞:石森章太郎 作曲:菊池俊輔

「父よ 母よ 妹よ……」

『仮面ライダーV3』オープニングテーマ。

 昭和ライダー楽曲といえば個人的には断トツでこれ!!!
 何と言ってもこの楽曲はストリングス。ストリングスがとにかくカッコ良い。カッコ良いだけではなく、鋭く切れ味のあるストリングス響き方はV3の復讐心や強い殺意を印象強く感じさせられます。

 昭和の歌ならではの一発で覚えられる歌詞というだけでなく、「血が叫ぶ」「力の限り ぶち当たる」「敵は地獄のデストロン」など力強いワードがかなり多く、分かりやすいカッコ良さを感じます。

『Roots the King』TETRA-FANG

作詞:藤林聖子 作曲:鳴瀬シュウヘイ

「牙を剥いだ者は 永遠に奈落をさまよう」

『仮面ライダーキバ』挿入歌。

 いやぁ〜〜。TETRA-FANG、いいですよね………。
 TETRA-FANGの楽曲はどれも素晴らしく、『Destiny's play』『Supernova』キラーチューン揃いですが、個人的にはこちらの『Roots of the King』を推していきたいのです。

 やはりサガのテーマソングとあって、圧倒的な帝王感。絶望感。TETRA-FANGはやはり主人公である紅渡役の瀬戸康史さんがボーカルでもあるので、基本的にはキバのテーマがメインになるのでやはり王道のカッコ良いヒーローソングが印象的ですが、こちらの楽曲はもう冷静さ、力強さ、エロさがかなり出ておりTETRA-FANGの楽曲の中でも一際引き立っています。 

 使われ方としても大牙兄さんが「サガーク。変身。」の合図と共にこの楽曲が流れた時のとてつもない恐ろしさを感じます。自分がファンガイアであれば絶望感で耐えられません。

 歌詞も「牙を剥いだ者は 永遠に奈落をさまよう」とかなんというか、その、厨二ィ………………。たださえ厨二全開のTETRA-FANGでも分かりやすく厨二ィ…………。

What's real? 始まったのは 希望じゃなく 
絶望と笑っている 
揺るぎない自身は Roots of the King

厨二ィ……………………………………。すきィ…………………………………。

『SAMURAI STRONG STYLE』綾小路翔 vs マーティ・フリードマン

作詞 - 綾小路翔 / 作曲・編曲 - マーティ・フリードマン

「強く たくましく SAMURAI STRONG STYLE」

『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』主題歌。

最ッッッッッ高の映画には、最ッッッッッ高の主題歌を!!!!!とばかりに最高の主題歌ですね。

 なんというか、この曲嫌いな人いるのかなってくらい良い曲ですよね。2011年という年の締め括りの映画にこれだけ熱く前向きなどストレートなヒーローソングはもう最高ですよね。

 後に『ゴースト』の主題歌を担当する氣志團の綾小路翔の真っ直ぐな人間性を感じる歌声がこのどストレートなヒーローソングの説得力を何百倍にも上げていますし、マーティー・フリードマンのちょーかっこいいギターのぶつかり合いは正にMEGA MAX!!!!

この曲はもう語ることはない!聴いてくれ!!!って感じです。

華も 嵐も 踏み越えて
男達は 時代を超えて 未来の笑顔を求め
ただひたすらに ただひたむきに

SAMURAI STRONG STYLE!!

『FULL FORCE』RIDER CHIPS

作詞:藤林聖子 作曲:nishi-ken

「FULL FORCE 昨日より速く 走るのが条件」

『仮面ライダーカブト』挿入歌。
 不思議なんですよね。この曲を聴くと急に時間が止まったように自分の身体が速く動けるようになるので………。
 そんなパワーを秘めた楽曲です。

This is 天道総司のテーマソング。

自分の一番好きなポイントは間奏「フッ……ハッ……」の溜めからの……………

うーーーーーーー!!!!!!!
ダダダダ!!!!!!!!!!!


からのデデデデーデデデ デデデデーデデデのよっちゃんギターソロの入り方が最高です。最高すぎます。ギターソロの入り方がカッコいいのは大事。ホントに大事。

ダダダダ!!!のこのなんとも言えないダサさ盛り上がり方、なんなんでしょうね。こんなにスタイリッシュでカッコイイ曲の超カッコイイギターソロの直前に「うーー!!!ダダダダ!!!」ですよ??????センス。

それもなんか『カブト』っぽくていいですよね。

この曲聴きながら服脱ぎ捨てるのもカブトになりきれると思うので試してみてください。


『レッツゴー‼ライダーキック』藤岡弘

作詞:石森章太郎  作曲・編曲:菊池俊輔

「我が友狙う黒い影 世界の平和を守るため」

『仮面ライダー』オープニングテーマ。

弘、魂の熱唱。

 特撮ファンとしては国歌レベルのやつですが、自分が推したいのはやはり『旧一号編』の弘が歌唱している初期バージョン。

  というのも、先日解禁された『シン・仮面ライダー』のプロモーション映像で第一話のOPが再現されたのが話題になりましたが、こちらでも『シン』で本郷猛を演じられる池松壮亮さんが歌唱されており、その池松さんの歌い方が非常に弘へのリスペクトを感じる仕上がりには驚きました。

 なんなんでしょう。あの独特でなんとも表現しがたい、まさに身体と魂で歌っているような……。藤浩一さんの歌謡ソングらしい歌い方も素敵ですが、やはり、弘、の力強さは格別ですね。

 曲としても、イントロ一発目でドーーーン!!!!と来るあの迫力のカッコ良さは他には変えれませんね。このイントロから惹きつけられる始まり方に50年経っても色あせないカッコ良さが詰まっているのではないのかなと感じます。

 菊池俊介さんの偉大さをこれでもかと実感します。

『Cyclone Effect』Labor Day

作詞:藤林聖子 作曲:AYANO

「君は1人じゃない yeah……」

『仮面ライダーW』挿入歌。

  皆さん御存知でしたか?この楽曲のサビって「Cyclone Effect ふたり」じゃなくて「Cyclone Effect Don't stop it」なんですよ。びっくりですよね。えっ知ってた??そうですかすみません……。

 いやでもホントに10年くらいずっと「ふたり」だと思ってたんですよ。こういう英語を日本語っぽく発音させるの、本当に藤林さん上手…。

 この曲を聴くとなんでしょうね。一気に風を感じるといいますか、自分がいま風都にいるような感覚に陥るんですよね。エフェクトかかりまくった歪みギターや、グイグイ来るベースが目立つ王道バンドサウンドでありながら、ボーカルの沙帆さんの歌声はクールながら、どこか寂しさも感じる。このハーフボイルドさはまさしくWの二人の唄ですし、風都の唄ですね。

 サビに入ると翔太朗っぽいクールな言い方で「…いくぜ」って言いたくなるのも、「ふたりで」のタイミングで「「ジョーカーエクストリーム!」」と叫びたくなるこの気持ちは、私と同じ風都の住人であれば、わかりますよね。

 第48話で使用された『acoustic edit.』は…は説明しなくても分かるよな。相棒。

『Anything Goes! OOO (Special Edit)』大黒摩季&火野映司(C.V.渡部秀)

作詞:藤林聖子、作曲:tatsuo

「「自分の価値は自分で決めるものさ」」

『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』挿入歌。

 お馴染み『オーズ』主題歌ですが、わたしがあえて推したいのは作品終盤にリリースされた『Anything Goes! "BALLAD"』のカップリング曲でもあるこちらのバージョン。

 『オーズ』といえば大黒摩季さんのOPにしろ変身コンボ音声にしろ「歌」が重要な要素です。そんな中で映司役の渡部秀さんが歌われた各コンボの挿入歌も印象的で、渡部さんの安定感ある高い歌唱力『オーズ』の音楽の魅力を何倍にも押し上げています

 そんな一年間主演と歌を担当した渡部秀さんと、一年間主題歌で作品を支えた大黒摩季さんの二人がデュエットで作品主題歌を歌い上げるという何物にも代えられないこの「熱さ」たまらないですね。

 大黒さんのパワフルな歌声混ざり合う渡部さんの爽やかな低音のハーモニーが非常に心地よいんですよね。歌詞も作品が進むことにより明らかになってゆく映司のキャラクター性や本質が、はじめて『Anything Goes!』を聴いた時とは全く違う印象を感じ、楽曲を映司が歌うことにより説得力や文脈が何倍にも跳ね上がっているんですよ。

 『MEGA MAX』でこちらの楽曲がオーズの戦闘シーンで使用された時は本当に「坂本監督~~~!!!!!!」となりますよね。あえてこっちを使ってくれるのサプライズ性。大好きなシーンです。


『手をつなごう〜マツケン×仮面ライダーサンバ〜』 松平健feat.映司&アンク(C.V.渡部秀・三浦涼介)

作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ

「みんなアミーゴ!Viva Paradaiso!」

『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』主題歌。

 この曲が主題歌だと知った時の反応として、「えっ、仮面ライダーサンバ……だ、大丈夫?」と当時子供ながら思いました。

 ですが、そんな不安はところがどっこい覆され、『オーズ』のTVも映画も総括するような作品テーマ、2011年を照らすような「人と人のつながり」という作品も時代も反映した歌詞、『オーズ』らしいポップでキャッチーで楽しくなるメロディ。これ以上ない完璧な映画主題歌。

マツケンはいつの時代もみんなも明るく照らしてくれる「ヒーロー」。

また、アンクのラップも超カッコ良く、熱いリリックにしびれます。お気に入りはは「折れんなよ心 Just hold my hand!」ですね。

MVも楽しい映像で、なかなか輪に入れないアンクがこれまたかわいい……。映画のエンドロール映像も可愛く、劇場版のお気に入りポイントです。

 

『DEEP BREATH』RIDER CHIPS Featuring ROLLY

作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 野村義男

「Deep Breath We need it just focus」

『仮面ライダーアギト』エンディングテーマ。

違うんです。聞いてください。自分はアギトの挿入歌といえば断然『BELIEVE YOURSELF』派なのです。本来であればここに書いているのもそちらの方なのですが、つい先日「CSMオルタリング」が届きまして、そちらの方でずっと遊んでいるわけですが、商品の機能として収録されている好きなBGMを予約し変身後に自動的に鳴らせるというCSMシリーズではお馴染みの素敵ギミックがあるのですが、こちらの機能で『DEEP BREATH』を予約しバーニングフォーム・シャイニングフォームに変身するとですね……

超カッコいい………

  カッコ良すぎないですか???やってて死ぬほどアガります。っというわけで最近はもっぱら『DEEP BREATH』のオタクです。

 まずAメロの入りが「稲妻よりも速く駆け抜けて」ですよ。カッコ良い。一発目のワードが「稲妻」ですよ。そっからの間奏のギターも良い。。ドラムも気持ちいいんですよね。

 そしてなんといってもサビの歌詞が「時間も分からない 暗闇の中で 瞬きの中Deep Breath We need it just focus」ですよ。

 かっこよすぎか!!!!!!!!!!!(語彙力


『liveDevil』Da-iCE feat.木村昴

作詞:藤林聖子 作曲:MUSOH・STEVEN LEE・SLIPKID・花村想太

「真に戦うべきものは何?」

『仮面ライダーリバイス』オープニングテーマ。

 シリーズ最新作の主題歌。いや~、めちゃくちゃカッコいいですよねこの曲。これまでにないダークな雰囲気を持つ楽曲で、作品の今後の展開を匂わせるような不穏な空気感が映像ともに最高ですね。

バイス役でもある木村昴さんのラップがまたまた良い味を出しており、作中におけるバイスの演技とのギャップに痺れてしまいます。

 「抗い続け 叫べ yo hang in there」とか最高です。

 『リバイス』のテーマでもある今の時代における「正義」とは何か?を楽曲でも真正面から問いただしており、上記にも書いた「真に戦うべきものは何?」というフレーズにすべては詰まっているかなと思います。

  様々な意味を持ち色んな捉え方ができる「live」の意味とは?という考察も捗りますね。

 これから一年後にこの楽曲の歌詞を見て何を思うのか。今から楽しみです。

『SPARK』東京スカパラダイスオーケストラ

作詞 - 谷中敦 / 作曲 - 沖祐市 

「愛だけを信じて逆境を超えたなら それは己の光」

『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』主題歌。

 『セイバー』の楽曲を複数手がけたお馴染みスカパラさん。この曲は本当に素晴らしいの一言に尽きるというか、この楽曲がエンドロールに流れることにより映画の完成度の数段階上にも引き上げているようにも感じる主題歌。

ライダーの50周年・スーパー戦隊45作品記念のアニバーサリーにこれ以上ありえないマッチ度を誇っているヒーローソングで、なんというか物凄く表現しづらいのですが、「石ノ森感」を感じます。言いたいことは分かってほしい。

 Aメロ・Bメロの歌詞はヒーローの正義や悪について深く考えるフレーズから、なんといってもサビの「SPARK!」「JUMP!」「FLASH!」の楽しさは異常。一緒に飛びたくなります。フェスで聞いたら楽しいんだろうな~。と。

 スカパラさんの魅力と言えばやはり陽気で楽しいサウンドなのですが、『セイバー』の他三曲やグループの歌モノの楽曲の歌詞はとても深く考えさせられるような歌詞も大きな魅力で、この魅力は特撮ヒーローものとの相性抜群と考えており、いつかまたスカパラさんにライダー楽曲を手掛けてほしいなと心から願わざるを得ないですね。


『JUST LIVE MORE』鎧武乃風

作詞 :藤林聖子  作曲・編曲:鳴瀬シュウヘイ

「お前だけに聞いてるんだ 壊すのか 守るのか」

『仮面ライダー鎧武』オープニングテーマ。

 この楽曲は何といっても湘南乃風が本来持つ「男らしさ」「泥臭さ」「汗臭さ」「力強さ」『鎧武』の作品性やストーリー、キャラクター達の感情と激突し”作品””主題歌”争いあうような印象を覚え、唯一無二の一体感を引き出しているような印象を感じます。

 イントロの力強い音の鳴り方や、不穏な空気感が漂いながらも疾走感のある展開に対し、湘南乃風らしいをいれるような歌詞、煽り方には条件抜きでテンションが上がります。

 また、この楽曲映像とのマッチ度も素晴らしく、個人的にシリーズの中でもトップクラスに完成されたオープニングであるとも感じています。ギターの一音目とチャックの開くSEが被るとこがたまらなく好きです。演出もいちいちカッコ良い。

 また、この楽曲のサビで少しだけ挟まれるチーム鎧武、バロンのダンスシーンがいい味を出しており、聴いていてもそこの場面で自分も踊りたくなります。

 あと、藤林さんお馴染みの英語を日本語に聞かせる技で、長年冒頭の「Got it, Move…Wow」「鎧武 on !ウォーーーー!!!」だと思ってました。自分以外にも居たら教えてください。

 劇場版主題歌の『YOUR SONGも最高に熱いエールソングで大好きです。


『Cricle of Life』Crimson-FANG

作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 斉藤恒芳、鳴瀬シュウヘイ

「君の手のひら 僕とつないで 僕は次の誰かとつなぐ」

『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』主題歌。

 こちら歌唱されているのは『剣』前半OPRound ZERO〜BLADE BRAVEでお馴染み相川七瀬さん。ギターはマーティ・フリードマンと豪華。

 作曲もいつものコンビに加えて、『キバ』の劇伴を手掛けられている斉藤恒芳氏。それもそのはずで、この楽曲はなんといってもエンドロールへの入り方が素晴らしく劇伴曲『希望のヴァイオリンと繋がる仕組みになっており、エンドロールへの曲の入りが良い映画は名作!という事で名作にふさわしい主題歌ですね。

 歌詞もAメロは音也のように聴いている人を肯定してあげるようなエールを感じ、サビには渡受け取ったものや祈りを感じる優しいフレーズが詰まっていて『キバ』の「愛」というテーマが詰まった楽曲です。

ラストの「lalala…」も良い味です。

『FOREST OF ROCKS』デーモン閣下

作詞 - H.E.DEMON KAKKA / 作曲 - H.E.DEMON KAKKA

「過去も今も未来でも 月は満ち欠ける」

『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』主題歌。

 歌われているのはザダン様こと閣下。閣下らしい力強い歌唱と歌詞には我々庶民はひれ伏すしかありませんね。

 といいつつホントに死ぬほどカッコ良い楽曲で、MOVIE大戦の中でもパワーに満ち溢れた『アルティメイタム』にふさわしい楽曲です。

  歌詞も凄くウィザードを意識した「月」というワードや「偶然かもしれないし 魔法かもしれない」といったフレーズが良いです。またダークなAメロBメロからの一気に爽やかなポップな楽曲となる展開も良いですね。

日本語訳した曲タイトルの意味もニヤッとしてしまいますね。


・総括

というわけで投票した楽曲6曲+投票したかった楽曲を15曲の紹介でした!こちらここまで見ていてわかる通り、大半の楽曲の作詞が藤林さんで作曲は鳴瀬さんとビックリしますし、めちゃくちゃ掌で転がされてますね……。お二人に乾杯でございます。

ライダー楽曲は無条件にテンションが上がったり、作品を思い出させられたり魅力沢山ですね。

『全仮面ライダー大投票』の楽曲部門の結果、今から待ち遠しいですね!!!


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