スパイダーマン映画5作品 履修記録
前略!!!!!!!!!!!!!!!
昨年末に『ノー・ウェイ・ホーム』公開に向けてスパイダーマンを履修した時のまとめ+感想です。
・『スパイダーマン(2002)』
サム・ライミ版1作目。とにかく完成度が高い。何故スパイダーマンというヒーローがここまで世界中から支持されているのか非常によく分かる一作。
今観るとCGやVFXも時代が出ていて作品の渋い味を出していて、カットや演出で今見劣らせないカッコ良さを引き立たせている。
友情と恋が縺れる終わり方がとにかく良い。スパイダーマンの持つ切なさが出ていて凄くクール。
1作目ではまだMJはギリ許容範囲。
ハリーは可哀想。
ウィレム・デフォー。
・『スパイダーマン2(2004)』
サム・ライミ版2作目。
1作目のヒットもあって予算も潤沢になっているのが凄く伝わってきて良い。
スパイダーマンとしての自分に挫折してしまい普通の生活に戻るも、そこからもう一度ヒーローとして再び立ち上がっていくシナリオには当然熱くなる。
MJが攫われ立ち上がりメガネを外すシーンのカッコ良さ、編集室からスーツを奪い返すあの興奮、たまらない。
電車を止めるあのシーンは映画史に残るシーンとして語られているのも納得のいく熱さ。
そしてなんといってもオクトパスの派手さ。魅力の出し方がとてつもなかったですね。
ピーターとMJが網みたいになってる糸で話してるやつ、あそこで寝てみたい。
・『スパイダーマン3(2007)』
サム・ライミ版3作目。
すんげえ要素が多い。なんも知らんのでヴェノムとエディが出てきてビックリした。
拙者、ヴェノムがスパイダーマンのキャラと知らずに映画を観ていた侍。
ハリーとピーターの戦いがいきなり始まってあっさり終わってそこから記憶喪失のまま進むのもビックリした。
闇堕ちピーターの謎ダンスは「ネットで見たことあるやつだ!これ元ネタスパイダーマンだったんだ!」ってなった。ただ想像してたより
ただ、前髪下ろしたトビー・マグワイアがかっこ良すぎて黙らされる。
正直うーーん、って感じなのですが最終的にピーターとハリーで今夜はお前と俺でダブルライダー展開で全部許しちゃう。最高の映画。ありがとう。
終わり方好き
・『アメイジング・スパイダーマン(2012)』
比較的少しハマらなかった。
アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンの顔が良すぎる。
長身スタイルで眼が反射板になってるスパイディスーツが唯一無二のカッコ良さを出していて良い。
車から子供を助けるシーンが凄く好き。
街の「親愛なる隣人」としてのスパイダーマンをよく描けていた。
学校内での戦闘シーンが好きすぎる。観ててめちゃくちゃ楽しい。リー先生のカメオ出演で一番すき。
力を手に入れてからヒーローになるまでの過程をじっくり描いているのも見所。
グウェンをウェブで引きつけるシーンが素敵。
今見返したらめっちゃ好きだと思う。多分2回目以降が刺さるタイプの作品。
・『アメイジング・スパイダーマン2(2014)』
シリーズの中でも圧倒的に一番好きな作品。
ツイートの通り、前作があまり刺さらなかった分期待値も低かったのですがホントにAmazing!な作品でしたね。
ストーリーも音楽も映像もキャラクターも全て最高ですが、なんといってもこの作品のスパイダースーツがとても好きですね。濃いめの赤、白色で大きな目、そこにアンドリューのスラッとした綺麗なスタイルが前作とはまた変わった唯一無二でとてもスパイダーマンらしいスパイダーマンだと思います。そして動きもキレッキレ。
本作でスパイダーマンが活躍するシーンの映像は全て素晴らしくカッコ良く迫力満点で観ていて興奮が止まらないシーンばかりで、自分の中でアクションヒーロー物の映画は戦闘シーンがカッコ良くてなんぼ!!!みたいなとこが大きいのでこれも大きい。
冒頭の飛び回ってるシーンとか最高。
本作限りとはいえ、デイン・デハーン演じるハリーの魅力は凄まじいものであの美しいお顔と演技が生きる事に対しての凄まじい執着や後戻りができない正気を既に最初から失ってしまっている狂気、たまりません。吹替版の我らが石田彰ボイスが付くと魅力は倍増。吹替というよりそもそものデイン・デハーンの声帯から石田彰の声が出ているハマりっぷり。
前作もそうですが、アメスパシリーズ2作は戦闘シーン等のVFXがとにかく観ていて楽しい。本作の街をブンブン飛び回るスパイディは見応え抜群でいくらでも観てられますね。
エレクトロの能力も活かしたウェブに電流を通したりする演出も凄くカッコ良い。
エレクトロ、かわいそう。ホントにかわいそう救われて欲しい。
クライマックスでエレクトロと決着がついたと思ったら急にハリーがグリーンゴブリンになって襲ってくる展開の急がしさ。ここも塔での決戦が面白い構図で楽しいのですが、グウェン………………となります。
グウェンに手を伸ばし、ウェブを発射しその糸が手の形になる演出が美しくて美しくて大好きなのですが、どれだけ演出が美しかろうが結局それは「自分の手」では無いので救えないという苦味。つらい。
そこから季節が流れながらもずっとグウェンの墓の前で立ちつくすピーターの切なさたるや。観ててここで「ホントに救えなかったんだ……」ってなるんですよね。
ただここからの再起の流れがホントに素晴らしくて、作品の冒頭で助けた虐められていた少年がマスクを被って勇気を振り絞り戦場に繰り出し、そんなタイミングでスパイダーマンが復活する。「代役ありがとう。君はお母さんを。」のバトンタッチがあまりにも泣ける。
スパイダーマンといえば挫折からの再起だと各シリーズの醍醐味だと思うんですが、それをエピローグからのラストに持ってくるって構成がホントに凄く好きなんですよ…………こういうビターなんだけどヒーローとして自分のやるべき事にもう一度向き合って終わる物語があってもいいんすよ。
蜘蛛の糸で張り巡らしたLOVEかわいいよね。
やっぱり『ノー・ウェイ・ホーム』ありがとうの気持ちになる。
ほーむかみんぐとふぁーふろむほーむはそっちのユニバースに合わせて書く