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スパイダーマンとMCUを1ヶ月半で履修した男が『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観た。(ネタバレ盛り盛り)

いきなりですが私はこの人生、所謂アメコミ映画というジャンルを全く通ってきませんでした。

全くという訳ではなく観ているものもあります。ただ、自分自身が洋画をよく観るようになったのはここ2、3年の話なのでそこに辿り着かなかったというのもあります。

ただ自分は仮面ライダーシリーズを始め、ウルトラマン、スーパー戦隊などの日本の特撮ヒーローものが大好きな事もあって、海外で活躍しているヒーローにも当然興味がありました。
ただ、足を踏み入れようとしても膨大な数の作品、どれから観れば良いのかも分からない、なんなら全部繋がっているらしいなど、いつも言えば扉の前に立ちはだかって圧に押され帰ってしまうところと言えば良いでしょうか。

 そんな中、いつも通りTwitterを見ていると『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』の予告が目に入りました。
スパイダーマンはスパイダーバースしか見たことがないのにその予告を見た私は思いました。

「次のスパイダーマンの映画春映画なの!?」

春映画というのは…我が国の言葉で"夢"という意味です。

じゃあこの機会にスパイダーマンを観てみるしかない!!!とどの作品から観ればいいか質問してみたところ帰ってきた答えは

「サム・ライミ版スパイダーマン3作、アメイジング・スパイダーマン2作、MCU作品全26作品」


アホか?????????????????????????????????


多い。多すぎる。敷居高すぎるわバカ!バーーーカ!!!そんなに観れるかいな!!!!!!!!


と思うのが普通のオタク。

俺は出来るオタクなので「ワクワクしてきたぜ…。」状態。そりゃあ知らないままの自分ではいけない。向き合わなければいけない。戦わなければいけない。

しかも今は時間が取れる。膨大な作品数と向き合うにはうってつけの。ここはもう、行くしかない。

「やるんだな!?今、ここで!!!!」

という訳で観始めて、観終わりました。(現時点では『エターナルズ』を除く)


これが全部面白かった………面白かったのであっという間に観れました。どの作品が良かったとか思い出は話すと長くなるのでまたの機会に書くか、個人的に質問してきてください。いくらでも答えます。

そして、当然この沼に沈んでしまい、毎日MCUの事ばっか考えてるオタク爆誕。観終わった時には現地の公開、日本最速上映も終わっていた為にSNSに脅える年末年始を過ごし、そしてついに迎えた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開当日。前日からTwitter・Instagram・YouTubeなどのsnsをスマホから全削除し、初回の上映へ。いざ。

「ありがとうございました……。」


いや〜〜もう最高でしたね。。最高すぎてスクリーンから出ると自然にチケット券売機に向かって午後の吹き替え版のチケットを購入していました。


まず前提としてスパイダーマン、MCUの作品をスクリーンで観るという体験自体が初めてだったので、いつものMARVELロゴでアホみたいにテンションが上がってしまいました。

早速、前作の『ファー・フロム・ホーム』のラストの続きから物語が始まるのでワクワク感はもう最初からMAX。自分はこのシリーズのピーターとMJのカプが好きで好きで堪らないので、今作でいきなり前作より更にスケールアップした空中逃亡デートでニヤニヤがまず止まりませんでした。

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MJ、好きなんスよね……………………………
かわいすぎないですか?????
ホントに可愛いと思う
顔が好きですね
クールでスタイリッシュなパンツ姿のファッションも素敵です 顔ちっちゃーーーーー
ちょっと毒づいててミステリアスなのも堪らないですよね おれはああいう女がすき
前作でピーターとくっついてからなので今作はもうピーターに終始デレッデレなのが、たまんねーーーー、かわいいーーーーーーーーーってなります。
大画面で見るMJ、可愛すぎたぜ………………

でもねでもね、デレッデレなだけじゃなくてあのストレンジ先生にドヤ顔下から上から目線だったりとか毒っけも健在でうれぴーーーーーってなります。

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そこからはもうあらゆる人に正体バレして犯罪者扱いされるわ尋問されるわ学校も落ち着けないわでもう大変!とホントに可哀想なピーター。尋問で全部喋っちゃうネッド可愛かったですね。

と、ここで最初のサプライズが。ピーター一同に協力していた弁護士がまさかの『デアデビル』のマット・マードック!!!

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めちゃくちゃびっくりしました。『ホークアイ』に登場したキングピンというキャラが『デアデビル』の登場人物であったこともあり、事前に当作品も少しだけ履修していたので「見といて良かった〜〜」のお気持ちでした。ありがたい。

予告の通りストレンジ先生に記憶消してもらうとこですが面白かったですね。「あれだけの強敵と戦ったからつい忘れてしまうが、君はまだ子供だった。」とそう子供なんですよね。
『ホーム・カミング』でアベンジャーズに憧れる戦いに飢えている少年として描かれ、『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』で史上最大規模の戦いを経験し、前作『ファー・フロム・ホーム』では失ってしまった青春を取り戻したいというその延長ですからね。

あと余談ですがこのシーンの予告にあった「君がスパイダーマンだという記憶を人々から消そうとして……」という台詞が突き刺さって履修のきっかけでした。

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これも不思議で、普通の作品なら同じようなシチュエーションでわがまま言いまくってると「このクソガキめ〜!!!」ってなるんでしょうけど、トムホだと「うんうんそうだねそうだねいっぱい大事な人いるもんね」とついつい甘やかしてしまうのも彼の人徳。かわいいね……………。

まぁ「大学に交渉すらせずに私の魔術を頼り世界中を巻き込もうとしたのか…?」というのはごもっとも。

そしてそっからヴィランが次々と登場ですよ!!!アガるなーーーーーー

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まずオクトパス!例の触手と共に「Hello,Peter…………」とニチャアと登場するのはやっぱりアガりましたね。『スパイダーマン2』を観た時に「こいつが春映画出て来る奴か!」と知りましたがその時に予想以上に好きになってしまい再会を待ち望んでいたので嬉しかったですね。
あと、果たして『2』のオクトピアスと同一人物なのか考察もされてましたが「ピーターじゃない!?」の一言で確信に変わったのも良かったですね〜。
MCU世界のびっくりスターク社パワーとナノパワーでピーターに触手奪われてたのも面白かったですし、可愛かったですね。
触手封じられるだけでここまでマスコットキャラになっちゃうのも良かったです。


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グリーン・ゴブリン!いや〜、やっぱりスーツカッコイイですね。履修前に観た予告でオクトピアスのインパクトが強烈だったのでそいつが出る事は知った上でしたが、全部履修した後に予告見た時に「こいつも出てくんの!?まじで!?」ってビックリしました。
てっきりゴブリンがメインかと思ってたらオズボーン博士の素顔の方がメインだったのも予想外で良かったです。いや〜〜、やっぱりウィレム・デフォーの顔が良いですね………。この人はホントにあの世界の時間軸からそのまんま迷い込んだ感が一番強く感じましたね。
スタークパワーとピーターに感心して「片付いたら私の世界まで出社して来ないか……?」とスカウトするシーン好きです。戻れてもあなた絶対出社できないでしょ。

サンドマン!サンドマンも予告でチラッと映ってたのと特に役者の発表も無かったので「まぁ賑やかし役と代役やろうなぁ………」と思っていたらまさかの本人でビックリしました。改心した後だったのもちょっと安心しましたね。終始「娘に会うから帰りたい」ってだけだったのも良かったです。


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リザード!正直あんまり自分の中で『アメスパ1』の印象が薄いので「あっ、こいつも出てくるんだ」ぐらいの感じでした。でもラストで本人出てきたのも嬉しかったですね。可愛かったです。


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エレクトロ!エレクトロ!!!いやぁ〜一番好きなんですよね〜。『アメイジング・スパイダーマン2』。

ただエレクトロといえば全身青でビリビリで変化前もひ弱な印象なので、予告でムッキムキの黒人がエレクトロ!って言うもんなんで本人と言われても疑心暗鬼でしたしぶっちゃけ各ヴィランが同一人物なのか疑ってしまったのもコイツのせい。一番どうやって出てくるのか気になってしましたが、最初はちゃんと青いあの姿で出てきたので良かったです。「……身体が元に戻った…?」の件もよかったですし、君やっぱりキャラ違うくない???力手に入れただけでそんなに変わる???

歴代ヴィラン同窓会というかスパイダーマン被害者の会めちゃくちゃ二次創作みたいで良かったですね。オクトパスがオズボーンの事説明したり、二人のことをサンドマンが説明したり、エレクトロとリザードとか共通世界の人たちがそれぞれ説明してくれるのも親切で良かったです。リザードがエレクトロの見た目変わりすぎ問題に触れてくれてたのもよかったです。

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ストレンジVSスパイダーマンも良かったですね〜〜。やっぱりストレンジ先生の戦闘となると映画に一気に芸術性が芽生えて華になります。戦い方もそれぞれの持ち味をしっかり活かしていたのもしっかりVSになってて見応えがありました。


ストレンジのマントをスパイディが着るところで「あっ!ホワット・イフで見たやつ!!!それも回収するんだ!!!」ってちょっとしたファンサービスにニヤッとしてしまいました。スパイディくんやっぱり赤マント似合いますよね。カッコイイ。

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(かっこいい)

この映画のテーマと感じたのは「可能性」と「やり直せる」ですよね。それこそ各ヴィランはみんな事故で意図せず悪の道に染ってしまったわけで。前作『ファー・フロム・ホーム』でミステリオにも突かれた「君は優しすぎる」というピーターの説得力もありました。ホントに優しい良い子ですよねトムホピーター。かわいいなぁ………。でもかっこいいんですよね。 

歴代ヴィラン達を出してマルチバース要素で盛り上げるだけでなく、彼らにも救済の手を差し伸べてあげるというファンの願いですよね。それをちゃんと拾うのが素敵です。

「ハッハッハ、正気に戻ったよピーター……」と無事に成功したオクトパスに喜んでたら、ゴブリンがやっぱり出てきて暴れちゃってエレクトロが暴れちゃって大変なことになったらメイおばさん!!!

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そしてメイおばさん。メイおばさんが死んじゃったのはかなり衝撃的でしたね。歴代スパイダーマンは皆親族の死を経験しているわけですが、トムホピーターにとってはそれこそ『エンドゲーム』でのスタークとの別れがそれに当てはまるものだと思っていましたが、まさかメイおばさんもとは。すんごい悲しかったですし、何より駆けつけたハッピーですよ。めちゃくちゃつらい。「大いなる力には大いなる責任が伴う」も言っちゃいましたね。

あの何とも言えないんですけど「逃げろ!ピーター!!!」と叫ぶ彼の姿がカッコよすぎました。
ハッピー、作品重ねる毎にカッコ良さがどんどん上乗せされまくってません???

そして場面は変わりネッドの家でMJと共に待っている中、ネッドが魔術を試しピーターの元へ行こうとゲートを成功。奥にはスパイダーマンの姿が。
僕はあまり感が良くない方なので、この時点で普通にトムホかと思ったのですがスタイルが良くて目が大きい……えっ、えっと動揺していたらこちらに近付いてくるスパイディ!!!するとまさかの!!!アメスパのスパイディ!!!アメスパのスパイディじゃないですか!!!いやでもわからん、わからんぞ!!!ガワはアメイジングスパイディさんかもしれないけど声は関智一かもしれないぞ!?!?と脳内早口してる隙にスパイディがマスクを取った!!!!

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ア゛ア゛ーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!アンドリュー・ガーフィールド御本人だチュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!マジか!!!!!!!!!マジかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ホントに出てきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と流石の劇場もどよめき。こちらも状況把握できてないのと同時になMJとネッドに詰められるアンドリューピーターさん。髭がかっこいい。というかこんなコミカルに出てくるの!?嘘でしょ!?

トムホピーターに会うまで術を試し続けるというネッド。
「今度こそ本物のピーターを!」と言うMJに「ショック」とボソッと呟くアンドリューピーターがかわいい。かわいそう。
「ピーターに会いたい……ピーターに会いたい……」とネッドの望みと、残すもう1つの我々観客の望みがぶつかり合った結果

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ア゛ア゛ア゛ーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!サム・ライミトピアのトビー・マグワイア御本人も出てきちゃったチュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ホントに!?!?!?!?!?凄い!!!!凄いぞ!!!!!!!!!!!!!!凄いこと起きてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

とまぁ正直予想してたし若干分かってもいましたが、もちろん疑心暗鬼でもあったが、本当にされると当然興奮してしまうサプライズ。

だってだって、ら海外の上映や国内先行上映も既にされて数週間経ってるのにそんなビッグサプライズを黙っていられるの難しすぎるし、それぐらいならもう公式で出しちゃっても全然宣伝としても許せてくるのに、ここまで口を閉じてた人達&ここまでネタバレ回避し続けた自分に大拍手!!!!!!!すごい!!!!!

なんというかアレですよ、ようやく『平成ジェネレーションズFOREVER』からの教訓が役になったというか、無念を晴らせた気分ですよね。もう許してやってもいいぞマイナビ特撮………………多分

既に幻覚感が強いのですが、そこからはもう幻覚というかオタクの与太話みたいな夢に満ち溢れた映像がひたすら殴りかけてくる仕組みでやばかったですね。

にしてもトビー、かっこいい。アンドリューピーターと違い私服姿で出てきたので若干本当に本人なのか少し疑い気味でしたが、二人がウェブを打ち合うシーンで打つ瞬間のトビーの顔つきが優しそうなおじさんから、一気に当時のピーター・パーカーの顔つきになったので一瞬で本人と確信したのが凄かったです。

というかネッドくん凄い。椅子の人とかのレベルじゃなくない?????

トムホに寄り添うMJとネッド、「紹介したい人がいる」と塔の上からカッコよく降りてくるレジェンドスパイディ2名。悲しみに明け暮れるトムホピーターに「僕は目の前でベンおじさんを失った。」と語るトビーピーター。「僕はグウェンを救えなかった。」と『アメスパ2』での出来事と我々の知らないその後を語るアンドリューピーター。もうこの時点でファンサが、すごい、すごいよ。それぞれの後悔と悲しみで癒しあうピーター達が良いのですが、どうしようもなく切ない。

そこからの5人で作戦会議やらをするシーンがまた良く。「君にも親友っていた?」と聞くネッドに対して「いたよ。」と過去形で答えるトビーピーター。それを後ろから静かに共感しているアンドリューピーター。

「彼女いる?」「ピーター・パーカーに普通の生活は難しい。」と共に苦労を語り合う長男と次男。
「僕はMJ、僕の世界のMJとちょうど良い関係を見つけた」と『3』のその後をサラッと語るトビーピーターがまた染みる。

「なあ、ピーター。」と問いかけると3人が一斉に反応しみんな同じような反応するピーター。良い。マルチバースの醍醐味。

「俺は誓うよ。スーパーヴィランになってお前を襲ったりしない!」とトムホピーターに誓うネッド。それを「よくぞ言った!」と親友がスーパーヴィランになって襲われた二人が微笑んでいる絵。良い。めちゃくちゃ笑った。ネッドすき……。


ここで一つ、僕らが感じていた違和感に切り込みます。
そう、アンドリューピーターとトムホピーターはスパイダースーツを着ているのに対して、私服姿のトビー。正直、「もしかしてスーツは着ないのでは…?」という。自分もオタクなのでそういう大人の事情が難しい事は重々承知。仕方が無いと、そのパターンを頭に抱えていた時に

「君はそのラフな姿で戦うのかい?」
「(ドヤ顔で服の中のスーツをチラ見せる)」


ヨッシャーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!やったーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!それ!!!!ライミ版で観たやつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!そうだ!!!!ライミ版は中にスーツ着込んでるんですよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そこからも、年もあって腰痛が気になる長男を次男が背中を伸ばしてあげてる絵とか、シューターなしでどうやってウェブを出してるのか気になる後輩二人とかもういちいち観ながら「あ~、これ全世界のスパイディファンが妄想に妄想しまくったやつなんだろうなー」と感じるシーンの連続の連続。

なんと言っても「これまで戦った敵でヤバかったやつ居る?」というトークテーマ。
「宇宙から来た寄生生命体かな」と語るトビーピーターに、「僕も紫色の宇宙人と戦った!宇宙と地球で2回!!!」と返すトムホピーター。
自分の作品が2作しか作られなかったので「俺も宇宙から来た奴とかと戦いたかった……しょぼいロシア人ばっかりだ………」とメタ的に自虐するアンドリューピーターとかもう良かったです。

それに対してトビーピーターが「しょぼいことなんてない!君はそう、"アメイジング"だよ!自分で言ってみな!アメイジングだって!!」と励ますところはめちゃくちゃ笑ってしまいましたがなんか良かったですね。
この励まし方と受け取り方もなんかその、3人とも"ピーター・パーカー"だな強く感じる会話がなんとも良い。

「こういう兄弟が欲しかったんだ。」って語る次男が凄く次男で良い。

「糸が出なくなった時もあったね。」
「えっ、それってどんな時?」
「自分の存在意義を完全に見失った時かな。」
「うわーーー、めっちゃわかる。」 

微笑ましい…………クロスオーバー上手すぎない………???????

そっからの戦闘も最高でしたね〜〜。
なんというか、カメラワークで先輩2人のマスクが中々見えなかったり、マスク外すシーンが目立ったりとか「撮影上色んな苦労がきっとあったんだろうなぁ………」というのが伝わってきたのも凄く愛らしくて。

MCU世界で様々なヒーローの仲間が居るトムホピーターと違い、それぞれの世界で他のヒーローは居らずそれぞれ1人で戦ってきたトビー&アンドリューがチーム戦になれず連携が取れてないというのも差があって良かった。

「僕達連携が全然取れてないよ!」
「しょうがないだろチームで戦った事がない!」
「でも僕はチームでの経験がある!自慢じゃないけど僕はアベンジャーズとして戦ったんだ!」
「おお!それは凄いな!!で、なんだそれは?」
「バンドか!?バンドをやっていたのか!?!?」

の会話とかもう最高でしたね。アベンジャーズ=バンドとして捉えてくるのアンドリューピーターとか良かった。アンドリューピーターは一番バンドやってそうなルックスではある。

そっからのムズムズを信じての連携!!!もう!!!ヤバいよ!!!!トビーが「君たちのこと愛してるよ!!!」とか言い出すし!!!!そっから1列でダッシュする3人!!!!そしてそっから飛び降りてメインテーマが流れながら3人揃って

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「「「Fooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」

ウォォォォォォォォンンンンン!!!!!!俺達もFOOOOOOOOOって叫びたい!!!発声上映やってくれ!!!!!!!

そして1人ずつ着地!!!!「我ら、スパイダーマン!!!!」と言わんばかりの3人勢揃いでポーズをキメる画!!!!!!たまんねえ!!!!オタクの幻覚だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!俺たちは!!!!こういう瞬間が見たくて!!!!!!!ヒーロー映画が!!!!!!好きなんすよ!!!!!!!!!!!!!わかって!?!?!?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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そこからもまあ熱い!!!!めっちゃくちゃ強いマックスやサンドマンに加えてオクトパス蘇った!!!と思ったら!!!!まさかの味方!!!!オクトパスが助けてくれる展開!!!!!あつーー!!!!語彙

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そして来てしまった予告でも嫌な予感がしていたMJ落下。手を伸ばすトムホピーターですが、ゴブリンのリフターでMJが飛ばされちゃった!!!ダメだ!!!と思った瞬間にアンドリューピーターのアップ!!!まさか!?まさか!?アンドリューピーターがMJの元へ飛び込む!!!!!ウオーーーーーーーーーーッ!!!!!!!いっけえーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!で!!!あの時はウェブが手
の形になり届こうとするも、結局は届かなかった!でも、今回は!!!ちゃんと自分の手で!掴んだ!!!!掴んだ!!!!そして余裕でキャッチからのお姫様抱っこして降り立つアンドリューピーター!!!!!!ワァーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!よっしゃーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!おめでとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


よかった…………………………

いやぁ、『アメイジング・スパイダーマン2』、好きなんスよ……………あの悲劇的なグウェンとの展開含めてね、好きなんですよ。でもやっぱりさ、可哀想じゃないすか。アンドリューピーター。

あの後もう一度ヒーローとして再起して映画が終わるの含めて凄く好きな作品なんですが、今作でも語られた通り、「あの後なんとか頑張ってみたけどどうしても思い出してしまう。そして自分を忘れて敵を容赦なく殴ってしまっている。」とあの後を語り、トムホピーターにもグウェンの悲しみをまだ背負っている事を話していたアンドリューピーター。

そんな彼が今回ついに「救えた」訳ですから、これはもう、熱いなんてもんじゃないですよ。
事実上の『アメイジング・スパイダーマン"3"』ですよ。


「大丈夫?」
「ええ……。………大丈夫?」
「………。(無言で頷く)」


ウォーーーーーーーーーンンンンンンンンンよかったねえ………………よかったねえ………………………………。うれしい。。

ここのアンドリューの表情がまーーーーーーーた泣かせます。よかったね…………………………

オクトパスとピーターの再会もよかったですね〜〜〜〜。

「ピーターか?」
「そうです。」
「そうか。歳をとったな。調子はどうだ?」
「ええ、精進しています」

(吹き替えだと「反省してます………笑」だったの良かった)

良いなぁ〜〜良いなぁ〜〜〜あの時の宿敵と、歳をとったピーターの再会、キャラ的にも役者的にもすんごい良い……………。

決着が着いたマックスとアンドリューピーターもよかった。。。


「マックス…?」
「もう俺はただの抜け殻だ。……あの時お前に覚えていなかったのが悲しかった。よく見ると若くてイケメンだ。貧民層ばかり救っているからてっきり黒人かと思っていたよ。」
「ああ、すまない。」
「いやいいんだ。きっとどこかに黒人のスパイダーマンも居る。」

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すき〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

マックス、好きなんですよね。だって、ただただ可哀想じゃないですかあの人。希望も何も無い生活をしていた時にスパイダーマンに命を救われ、スパイダーマンに一目惚れをしてしまうも、たまたま実験の事故に会ってしまい、そこからスパイダーマンと擦れ違いが起きてしまう。ホントに可哀想なんですよ。

自分はアメスパ2が好きなのもあって、やっぱりマックスが出るなら何かしら救われて欲しい願望があったんですよね。それがこういう形で叶って、ホントに泣いちゃいましたよ。想いを全部さらけ出す姿がね、いい。

僕は『アメスパ3』観たい気持ちと観たくない気持ちが両方あってどちらかと言うと後者なんですよね。やっぱりあの『2』の終わり方が好きすぎるからこそあの2作に美しい形があるというか。
でもやっぱり続きが見たい気持ちはあるんですよ。ハリー問題もまだ片付いてないですし、それこそマックスも。

そんな気持ちに対して今作『ノー・ウェイ・ホーム』ホントに凄く丁度良い塩梅とバランスで『アメスパ2』のアフターを描いてくれていて、嬉しんですよね。モヤッたところをホントに気持ち良く描いてくれている。

ハリー問題に関しては逆に希望というか、次またアンドリューピーターが客演してくれた時のお楽しみ。可能性は無限大。

また、「黒人のスパイダーマンもどこかにいる」というのも、なんか、その、いいですよね………。

なんかこの辺シンエヴァのクライマックス補完シーンみたいですよね。

そっからのグリーンゴブリンとの決着ですよ。最初の敵が最後の敵となる。怒りに狂ったトムホピーターは我を忘れて殴りに殴りまくる訳ですが、トドメを刺そうとした時にトビーピーターが無言で食い止めるの、すんごい良い………………。

トビーピーターも、あの時はオズボーン博士を救えなかった訳で。そして彼の友人の父親でもあった存在。
それを、かつてベンおじさんが殺された時の自分をトムホピーターと重ね、"二重の意味で同じ過ちを繰り返させない"と誓うかのような、トビーピーターの決意に込めた表情に胸を刺されるのです。ある種、本当に彼自身の決着でもある。『スパイダーマン"4"』でもあるんですよね。

その後後ろから刺されるも、「大丈夫。前にもあった。」とかわすのもよかったですね。

そっからユニバースを閉じる展開ですが、切ねえ~~~。映画序盤ではピーター自身のわがままが天秤として大きくなってしまい今回の事態を引き起こした訳ですが、「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉やヴィラン達への「きっとやり直せる」という想い、他の次元のスパイダーマン達の人生に触れ、もう一度回って覚悟を決めるという展開が刺さりますし、僕は本当にピーター、MJ、ネッドの3人の関係が大好きすぎるのであーーーーーーーーーーーーーー嫌だーーーーーーーーーーやめてくれーーーーーーーーーー頼むから忘れないでくれーーーーーーーーーうぉーーーーーーーって感じでしたが、ピーター、トム・ホランドの決意に満ち溢れた表情の勇ましさは可愛いくて可愛くて仕方がないアベンジャーズの末っ子ピーターではなく、1人のスパイダーマン=ピーター・パーカーの顔つきでもうまた涙に誘われるわけですよ。

すんげえ良いロケーションで別れに友情の証のポーズをするピーターとネッドはウォォォォォォォォンンンンンって感じですし、すんげえ良いロケーションで最後に愛し合うピーターとMJが美しすぎてもうウォォォォォォォォンンンンンって感じではぁ、って感じでしたね。

トビー、アンドリューと別れるところも良かったですね〜〜〜。抱きしめあってる所がもうあんなの良すぎますよ。トムホピーターが行ったあとにトビーに優しく「腰痛むんだろ?」って囁くアンドリューがかっこいいーーーー、次男力高杉ーーーーーー、末っ子の前でちゃんとカッコつけてるトビー良すぎーーーーーーー

あとストレンジ先生もズルい!!!あの人はズルい!!!『インフィニティウォー』の時もあんだけタイムストーンの方が大事!ゆうてたの結局トニー救う方選んじゃうし!!!!!あれが最適ルートとかカッコつけるし!!!!!!今回も正直内心ピーターにめちゃくちゃキレてそうなのに最後は優しく「スティーブンと呼んでくれ」とか言っちゃうしあーーーーずるい!ずるいですよ!許しません!!!絶対『マルチバース・オブ・マッドネス』も初日に行くんですからね!!!別にストレンジ先生に惚れてるとかそんなんじゃないんですからね!!!もう!!!!!

消えちゃいましたね。ピーターの存在。愛する師を失い、親を失い、友を失い、家も、学歴も、生きた証も全て失ってしまいホントに"No way home"とタイトル回収するとは。可哀想。いやめっちゃくちゃ可哀想だと思う。流石に酷くない???つら

一番辛かったのメイおばさんのお墓の前でのハッピーとの絡みですね。あそこは辛すぎますね。

「どういう関係?」

「スパイダーマン絡みで。」

「私も同じだ。」


この会話のなんだろう、温もりのなさがもう、切ない。ハッピーってもう父みたいなもんじゃないですか。いやー悲しい。一応『アイアンマン』シリーズの監督兼サブキャラがこんな良いポジションになるなんて絶対誰も思わない。

でもそっからの終わり方がね、切ないけど良いんですよ。自分の決意したことですし、それを受け入れ新しい人生を始め、授かったスーツではなく、"彼ら"と同じように自分で作り上げたスーツを身に纏い、雪が舞う街の危機へと駆け付ける。MCUのスパイダーマンの独立であり、誕生ですよね。切ないけど、燃えます。こういうのだいすきなので。

あーーーーーー、トムホピーター、応援したい。俺は忘れてないぞ。ピーター。俺はお前のこれまでの活躍も絶対忘れないし絶対これからも応援する。

からのエンディングアニメーションいいですよね。MCUスパイダーマンのエンドロール曲も映像も毎回かわいくてオシャレなアニメで好きなんすよねーーー。キャストの名前が出る中の「TOBEY MAGUIRE」「ANDREW GARFIELD」のがしっかりクレジットされた瞬間の感動ですよね。  

この情報量の多い映画を観終わり「ハァァァァァァ」ってなった時にポストクレジットでエディとヴェノム出てきてウォーーーってなりましたがどちらかと言うと衝撃より癒されましたね。相変わらずで良かったです。まぁ流石に本編にガッツリ出てきた大渋滞なんでヴェノムは次のお楽しみですかね。吹き替えもちゃっかり獅童さんがやってたのと諏訪部さん呼んでたのも良かったですね。


ハァァァァァァァァァーーーーーーーー

よかったなぁ、めちゃくちゃ良かった映画。

いやホントにこの映画の為にクソ長シリーズ追っかけるのマジかよーーーって思ったんすけど、本当に「追いかけてよかったな」って。めちゃくちゃ好きですぼく、スパイダーマン。多分自分が思ってる以上に好きだと思います。

僕にとってこの『ノー・ウェイ・ホーム』はMCU履修のきっかけであり、その目標の到達点の1つであるので今山頂に居る感覚なのですが、山頂からの眺め凄いですしこんなに充実感あるんだなーーってなってるのでホントにこの作品がきっかけで良かったなって。映画でこんなに衝撃的で感動的で何とも言えない感情を味わえる事って中々ないですからね。

あと、コンテンツとしても凄く希望的な作品ですよね。僕も長くオタクをやっていますが、ここまで「大人の事情」に完全勝利してる作品観たことないですし、今後何でもアリで完全にリミッターが外れた状態だと思ってるので余計に今後が楽しみですよね。あーーーー。シリーズコンテンツ大好き。マルチバース万歳。

これからもずっと追いかけます、全部。


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めっちゃたのしみ

つぎはこれがみたい

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