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殺人本


 鉄人ノンフィクション編集部編著「世界の殺人カップル」、を読み終える。世界中の鬼畜殺人を犯したカップルを取り上げたノンフィクション。こうした殺人鬼を集めた殺人本(と、私は呼んでいる)がとても好きだ。同情出来る殺人鬼などほとんどいないし、殺人鬼が同情を求めてどうする。被害者に同情する一方で、本という作品そのものは、とても楽しんでしまう。人間嫌い、人間憎悪をはっきりと自覚した頃はこうした殺人本を毎日耽読し、知らない人間の死を楽しんだ。最低趣味の人非人と罵られても、この嗜好は代わらないだろう。実際、最低趣味の人非人なのだろう。開き直って殺人本を読み続ける。

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