駐在妻辞めたい、でもアメリカに残りたい。
駐在妻さんから相談を受けた。相談を受けたのは今まで2人。
一人目は旦那が暴力を振るう、そして語学学校で南米系の男性と恋に落ちたからその人とアメリカで暮らしたい。
二人目は旦那との関係がギクシャクでいったん一人で日本に帰国したが、アメリカに戻って働きたい、でも夫とはもう一緒には住めない。
彼女たちの気持ちは痛いほどわかる。
自分のキャリアや生活をいったん保留して夫のために海外に渡り主婦をするという事は、個人の価値を失っってしまったように感じる。
そのうえ旦那との関係がうまくいかないと生き地獄である。
私は2度駐在妻を経験し、2度離婚し現在アメリカ在住。
相談の一番の課題はビザをどうするか。
私の経験から一言で言うと、全てを失ってもいいから自分の気持ちに従ってに突き進めるか。それだけ。
駐在妻という安定な生活、過去のキャリアがそこそこあれば帰国したら仕事にも復帰できる。むしろこっちで英語を身に付ければ外資系などで働く事ができる。
なにをもってビザやら就職の困難、恐ろしく高いベイエリアやNYの家賃を払いながらこの国に残りたいのか。
私はカウンセラーでもなくアドバイザーでもないので、相談者にこうしたらいいとかは何も言わないけど、ここに書かせてもらうと、私が無謀にもアメリカに残れたのは妹からの一言。「自分の心には嘘はつけない」
だから自分の心の中にあるやりたい事に向かって進んだだけ。血眼になって進まなきゃ答えは出ないよ。
離婚から現在に至るまでは話せば長いストーリなので省略、自分の決めた道、自分がアメリカに残ると決めた時点で苦労を苦労と思わなかったし、むしろ楽しかった。
駐在妻って自分の道じゃなくて夫の道だから辛いんだと思う。
だから、辛いと思ったら夫の道など歩かずに、すぐに自分の道を探す事。帰国する、労働許可証を申請して働く、起業する。なんでも。
偉そうなことは言える立場でなく、私自身は才能が無いので、会社員やってるだけだけど。
私のモットーであるスティーブジョブズのクオート。私が駐在妻だったときにこれを読んで離婚を決意したといっても過言ではないフレーズ。
Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma - which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
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