シリコンバレーのママ友集まりの実態
私は日本人ママ友の集まりには一切参加していない。なぜなら彼女たちは専業主婦なので平日に集まってるから私は無理。それと正直言ってつまらないし、私とは合わない。(私が変だとは自覚している。)
ママ友付き合いを避けてきた私だけど、最近子供のためにお付き合いしている。一番仲良しのママは香港生まれアメリカ育ちのお医者さん。その旦那様はGoogle勤務。娘の保育所の友達のご両親。
シリコンバレーのママというのはほとんどが超キャリアウーマン。先日、その医者ママ友の家でバーベキューをしたのだけど、その時仲良くなったのがカナダ人夫婦。バンクーバーからシリコンバレーに来た、科学者の奥様とビジネスコンサルタントの旦那様。
シリコンバレーの自己紹介は必ず、仕事何やってる、どこで働いているかなど聞かれる。辛いのは私。日系テク企業でアカウンタントやってるいると嘘ではない本当の事を言うけれど、見下されてるんじゃないかといつも嫌な汗をかく。
特にうちの娘を預けている保育所はシリコンバレーの平均の保育料より高いので、それなりの収入がある夫婦じゃないと無理だと思う。0歳児は月々2550ドル、2歳児で2050ドル、保育園児で1850ドル、しかも突然値上がりしたりする。(シリコンバレーの平均の保育料は2歳児で$1800くらい。)子供2人預けてる人なんてすごいなーと思ってしまう。日本の3歳からの保育園は無料だから本当に羨ましい。こっちは5歳の幼稚園から無料。しかし半日なのでアフタースクールに1000ドル以上払わなくちゃいけないし、アフタースクールはくじ引きで入れるか決まるらしく、入れなかったらベビーシッターとか雇わなくちゃいけないという厳しい世界。
ママ友というのは自分の友達では無いのでどこまで仲良くしていいのかわからないのが私の本音。子供の付き合いが終われば終わりだとは思う。私立の保育所なんて幼稚園に入ればバラバラだし、今は娘は男友達が多いけどそのうち女の子同士で遊ぶようになるはず。
私が参加してて楽しいと思うのは、皆頭が良くてキャリアがあるので話が面白いから。日本人のママ友の集まりというのは子供の事か料理の話かしかなかった。シリコンバレーの働くママ達は夫婦で稼いでるけど地味な生活スタイル。教育レベルの高い土地に家を買うので一番の出費は高い家。たまに贅沢な旅行したり、子供には惜しみなくお金をかけるし、掃除はハウスキーパーを雇ったりとお金と時間の使い方は堅実。
私は正直シリコンバレーで生きていくのはしんどい。でもきっとここに骨を埋めるんだろうなと思うから走り続けるしかない。これは私が選んだ道。シリコンバレーが地元でもなく、留学経験もなく、優秀で仕事でここに来たわけでもなく、たまたまここにいる私。いつまでたってもどこにも馴染めない私だけど、40代になっても必死に生きるというのは楽しくて仕方ない。ママ友という(こっちはどうやら夫婦で集まるらしいが)集まりで学ぶリアルなシリコンバレー。なんて所に来たんだろうと刺激的な毎日に感謝。
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