クロスオーバートレーナーになって考え方が変わった点①(子犬の夜鳴きについて)
はるか昔、我が家の晴ちゃん(今は14歳)が子犬を産んだ際にも、6頭の子犬のお世話をしました。今回の雪ちゃん(2歳半)の子犬育てで私の中で大きく変わった点がひとつ。
「無駄吠えはないから、鳴いていることを放置しない」です。
子犬たち全員が一斉に鳴くという状況はほぼ皆無。
https://youtu.be/bOxkjj6V424
そして同じ生活サイクル、同じ排泄タイミング、同じ遊び方、同じ食事のタイミングなのに、どれか1頭、もしくは2頭が激しく鳴く時がある。
https://youtu.be/Ge9k6WU6ghk
この時は、のどが渇いた!でした。その訴えを満たしてやることで要求鳴きはすぐ収まります。
https://youtu.be/AESq-7G7E7k
こちらのパターンは、オシッコを外でしたい、でした。
「要求鳴きは無視しましょう」なんて、昔の私も思ってました。でも、このコ達がこの世に生を受け、私の家で暮らしている時点で、この子達自身が出来る選択が、ほぼ無いのが犬の暮らしです。ここに気づいて欲しい。
要求鳴きに答えると、吠えることを覚える?
本当にそう?
もちろん、それを学習してしまうパターンもあります。何もかも答えようと言ってるワケではないのです。
要求を早く叶えてあげる方が、犬が苦痛を味わわずすぐに落ち着く。実は叶えてあげたら鳴く必要もないし、すぐに寝てくれたりします。
「安心、大丈夫」のコツコツとした積み重ねが、本人にも自信を与え、安心感に包まれた犬を育てるんじゃなかろか。
例えば私たちが、暗く狭いところに居て寂しくて叫んだ時、誰かが助けに切れくれたらすぐに安心出来るしホッとする。でも泣き叫んでも誰も来ない、「永遠にここに閉じ込められるかも」と不安が大きくなった時、フラストレーションはさらに溜まり、より一層泣き叫び、最後には疲れて心が疲弊して黙るかもしれない。
黙りなさい!なんてガラガラガッシャーンってモノが飛んで来たりしたら、一瞬恐怖でビクっとなって黙るけど、さらに恐怖を感じるだろうし、もっと大声で誰かに助けを呼びたくなると思う。それか、このガッシャーンしてくる人は信頼しないし、その人のいる環境から逃げ出したいと思う。
こんな風に心の疲弊で吠えなくなったことを、「おとなしくなった」「吠えないでいようと学習した」とは到底思えない。それが子犬育てにふさわしいとも思わない。これが今の私の考え方。
鳴いてるにはやっぱり理由がある!
それに対して早めに対処した方が子犬は安心しておとなしく眠る。
今回、身をもって体験したことです。晴ちゃんの子犬を育てたころの私、「要求には一切答えない」なんて思ってた私、馬鹿じゃなかろか。と思った次第です。
新たな子犬の飼い主さんたちへ
喉が渇いた
オシッコしたい
ウンチしたい
少し暴れて運動してからウンチしたい
お腹空いた
そのおもちゃと一緒に寝たい
寂しい、甘えたい
部屋が暑い
シーツを変えて欲しい
何か噛みたい
少し遊びたい
これらを消去法で試してみます。
でも、ガンガンに吠えている時じゃなくほんの一瞬黙った時に叶えてます。
それでもダメな場合は、コングに何か入れたモノを与えて少し待ってみて。
諦めてきっと寝てくれますよ。