“大人の学び”の学びかた(1) 「知らない」
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前回までの振り返り
過去3回の投稿で、
”大人の学び”で意識する3つのポイントについて
詳しくお話ししてきました。
【再掲】“大人の学び”で意識するポイント
◉ 始めかた
◉ 時間の使いかた
◉ 学ぶ単位(個人・複数)
“大人の学び”で意識するポイント(1)へのリンク
“大人の学び”で意識するポイント(2)へのリンク
“大人の学び”で意識するポイント(3)へのリンク
今回から、
“大人の学び”ではどのような組み合わせが最適か。
学びのステップごとに最適な方法を考えていきます。
“大人の学び”の学びかた(サマリー)
学びのステップごとに、
“大人の学び”で最適な学びの単位をまとめました。
いちばん上、左から右に向かって学びのステップを記載し、
その下に「学ぶ単位」として、ステップごとの”大人の学び”に相応しい人数、
いちばん下に学ぶ際の「コツ」をまとめました。
これからステップごとに詳しくみていきましょう。
ステップごとの望ましい「学びの人数」
「知らない」
学び始める前、「知らない」段階では、
やはり「ひとり」で考えるのがいいですね。
繰り返しになりますが、
”大人の学び”には2つの自由があります。
学ばなくてもいい「自由」
何を学んでもいい「自由」
・学ばなくてもいい「自由」
”大人の学び”は「義務」教育ではないので、
無理にやる必要はありません。
「自分満足」な人生を送るために必要だと思えばやればいいし、
必要ないと思えば”イヤイヤ”やる必要はありません。
それでなくても大人は、
仕事や家事、育児、介護などで時間に追われている方が多いです。
学びは短時間で終わるものではないので、
ちゃんと学ぼうと思えば、忙しい時間をやりくりする必要があります。
心から学びたいと思っていないことを始めたとしても、
「時間がない」といって途中でやめてしまいがちです。
思い当たることがありませんか?
・何を学んでもいい「自由」
”大人の学び”には
全員に「共通のカリキュラム」はありません。
「自分満足」な人生を送るために必要だと思うことであれば、
どんな目的で何を学んでも構いませんし、好きなときから始められます。
自分にとっての必要性や重要性を考えずに世間の流行に乗っかって、
例えばプロミングや資産運用を学び始めとしても、
途中で「なんでこんなことしてるんだ?」と考えはじめて、
「学び」が止まってしまうことが往々にして起こります。
この2つの自由を無駄にしないためにも、
学び始める前に、
学ぶ意義や目的を「自分ごと」として「納得(腹落ち)」するまで、
ひとりでじっくりと時間をかけて自問自答することが大切です。
J•S•ミル『自由論』(斎藤悦則 訳)より抜粋
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「壁打ち相手」にオススメのタイプ
J•S•ミルはこう言っていますが、
でも実際問題として「ひとり」で考え抜くのは大変です。
思考が堂々巡りしてしまったり、
行き詰まってしまうことがありますよね。
もしひとりで考えてもうまくいかない場合には、
考える相手を見つけるのもいいかもしれません。
いわゆる「壁打ち相手」です。
「壁打ち相手」選びはとても重要です。
考える主体はあくまで「自分」なので、
「壁打ち相手」には、
「答え」を教えようとするタイプの人はふさわしくありません。
話しを聴いてくれる
思考の枠を広げてくれる
考えを引き出してくれる
気づきを与えてくれる
こんなタイプの人がいいですね。
まとめ
「知らない」の段階は、「ひとり」でじっくり考えるのが望ましい。
学ぶ「意義」を「腹落ち」させるために、時間をかけて自問自答する。
「ひとり」で行き詰まるようなら「壁打ち相手」を見つけるのもアリ。
次回のテーマ
次回は、
2つ目のステップ「知る(覚える)」について、
最適な方法を考えていきます。
今日の投稿は「マガジン」にも保存しています。
ぼくの「学び」についての考えへの感想や、
みなさんの「学び」についてのご意見など
聞かせていただけると嬉しいです。
ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」