「運用費用」 ー 本格稼働3ヶ月まとめ
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前回の投稿
今回お話しすること
昨日の「初期費用」につづき、
今日は「運用費用」のご報告です。
「運営費用」は毎月発生するものなので、
少ない資本で会社を運営している身としては、
きっちりと管理したいところです。
特に大企業出身者は、
昔の名残で費用管理が甘くなりがちです。
気を引き締めていきたいと思います。
運用費用一覧
運用費用一覧リスト
各列の説明
「#」:各項目の項番
「経費項目」:発生予定の費用の名称
「計画」:稼働前に前提を置いて見積もった金額
「計画の前提」:見積もり条件の詳細
「確定」:実際に発生した(しなかった)金額
「確定内容」:金額の内訳や特記事項
※なお#10〜14、17については、
2022年5〜7月の3ヶ月の間に発生した金額を
月割りで計上しています。
全体の結果
月々の運営費用は当初計画に比べて、
3分の1程度に抑えられています。
計画:424,500円
確定:132,001円
実際どの科目で、どのくらいの費用が発生したのか、
どこで差が発生したのか、具体的にみていきましょう。
個別項目の説明
1 役員報酬
当初役員報酬は月20万円程度を想定していました。
しかし、起業して2年間は売上も少ない計画なので、
できるだけ低く抑えるように方針転換。
年金事務所にも相談して、月5万円に減額しました。
年金事務所の相談内容へのリンク:
2 地代家賃・光熱費
物件の法人契約ができなかったため、
個人で契約している物件の家賃のうち
仕事で利用している部分を費用に計上しています。
念のため税務署にも電話して確認し、
仕事用と「合理的に見積る」ことができる部分の
家賃であれば費用計上可能です、との回答を得ました。
具体的には、
家賃:実際に仕事に使用している部分の家全体に占める面積の割合
光熱費(電気代):仕事しているときに使用した部分の全体に占める割合
家賃は、実際に仕事に使用している部分の面積を測り、
電気代は、時間帯別の電気使用量から、
仕事をしている時間に使用している分を算出しました。
水道とガス料金は、少額と判断して費用計上していません。
6 アプリ代
「計画」より「確定」金額が高くなった、数少ない科目のひとつです。
もともと計画していた「会計」「申告」に加え、
「人事労務管理」の契約をしたことで月額2000円ほど上がりました。
今のところ会計系ソフトは、これ以上の追加はない見込みです。
今後費用が増える可能性があるとすれば、
以下に挙げたソフトの有料版に加入したときですね。
Web会議システム:ZoomやGoogle Meet、Teamsなど
Officeソフト:Excelやパワポなど
チャットツール:ChatworkやSlackなど
各種変動費
ご存じのとおり、
「運用費用」には毎月決まった額が発生する「固定費」と、
売上等に応じて変動する「変動費」があります。
ぼくの仕事だと、
飲食店の「食材」や小売店の「商品」に相当するものはないので、
「変動費」になるのは、運用費用一覧リスト#10〜14、17あたりです。
正直なところ、まだ売上がほとんど上がっていないので、
変動費が少なく、全体の運用費用も少なくて済んでいる面もあります。
各科目について、今後以下のように推移するとみています。
10 教育費:増加 (定期的なブラッシュアップが不可欠)
11 図書通信費:増加 (今までの癖で仕事用書籍を個人で買ってる)
12 旅費交通費:微増 (原則オンライン想定。1回の出張で跳ね上がる)
13 備品代:増加 (インク代・用紙代などが売上に比例して増加)
14 交際費:現状維持 (不定期に発生する程度)
17 その他:増加 (売上に比例して増加)
まとめ
昨日と今日で起業3ヶ月の「初期費用」と「運用費用」を総括しました。
いかがでしたか?
「思ったよりお金がかかるな」と思われた方、
「案外少ない金額で大丈夫なんだな」
いろんな感想を持たれた方がいらっしゃると思います。
もちろんビジネスとして行う業種・業態や
スケール感によっても、費用は大きく変わってきます。
コンサルや研修、コーチングなど、
「頭ひとつ」「身ひとつ」でできる業種
規模拡大を目指していない会社
の場合とお考えいただければと思います。
次回のテーマ
次回は費用を使って生み出した、
売上についてご報告します。
率直にいって、
こちらは計画にはほど遠い状況です。
どんな結果だったか、
次回のご報告をお楽しみに!
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起業を検討されている方、
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