「余暇」を侵食されないために大切なこと ー 私はこんなふうに考えた(2022/5/17)
本投稿は日経新聞に記載された記事を読んで、私が感じたこと、考えたことについて記載しています。
記事の長さはおよそ1,000〜1,800文字ですので、2〜3分程度で読めます。
みなさんの考えるヒントになれば嬉しいです。
よろしければ、お付き合いください。
「マガジン」にも保存しています。
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」
ディアログ 小川
記事のポイント
ビジネスとレジャーを掛け合わせて「ブレジャー」。あまり口にしたくはないが、この不細工な造語は2022年、ついに日の目を見るかもしれない。
理由は柔軟な働き方の定着だ。エアビーアンドビーでは21年、1ヵ月以上の長期の宿泊予約が全体の約2割を占めた。同社自体も先日、新しい働き方を発表した。同じ国内なら場所を問わず給料も減額しない。年間90日を上限に他国からの勤務も認めるという。
米コンサルティング会社デロイトは旅行に関するリポートで、オフィスから解放され、休暇に仕事を組み入れるのに積極的な人たちを「ラップトップ・ラガーズ (ノートパソコンを持ち運ぶ人々)」と呼んだ。彼らはよく旅行し、日数や予算が予定を上回ることもしばしばで、購買力も高いという。
ビジネス客を頼りにしていた業界は新たな収入源が必要だ。ヒルトンなどのホテルチェーンはテレワーク需要を当て込み、客室を仕事場として日中貸し出すプランを提供している。
仕事に余暇の要素を含める企業もある。従業員が別々の場所で働くようになったため、企業が一堂に会する機会を作ろうと工夫を凝らす。
従業員にリモート勤務を推奨している英国のPR会社は最近、全員で4日間、オランダのアムステルダムへ行った。米セールスフォース・ドットコムは、カリフォルニア州にリゾート施設を開設した。
オンとオフの融合は急ピッチで進んでいる。その結果、完全にリラックスする時間がなくなる恐れがある。大半の人は仕事に余暇が入り込むのは構わなくても、余暇が仕事場に侵食されるのはまっぴらだろう。
筆者は先日、コワーキングスペースや企業イベント用の会場を提供するホテルを訪れた。同僚はいないのに同調圧力を感じ、ついパソコンを開いて書き物してしまった。今年がブレジャー元年になっても、純粋に余暇を楽しむことは忘れずにいたい。
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私は4月末で会社員生活を終え、今月から独立して仕事をするようになりましたので、休みの日や勤務時間という概念がなくなりました。
いまのところ決まった曜日を休日として設定していないので、土曜日だろうが日曜日だろうが毎日同じリズムで生活しています。
5:00起床。朝のルーティンを行ってから食事を摂り、外出できる服装に着替えて7:00頃からこの記事を書くことで1日をスタートしています。
そもそも誰に言われたわけでもなく、「自分でしようと思って主体的にやっている」ことは「仕事」か「余暇(趣味)」かの区別も曖昧ですので、「余暇を侵食された」という意識はありません。
「侵食された」と感じるのは、「主体的にやっている」こと=仕事(為事)ではなく、「やらなければいけない」こと=「作業」が増えるからではないでしょうか。
私は不必要に「作業」時間を増やさないために意識していることがひとつあります。
それは「売上の最大化を目指さない」ことです。
売上の最大化を目指すと、時間はいくらあっても足りなくなり、余暇はどんどん侵食されていきます。
売上の最大化を目指す。
→ それに伴う「作業」は幾何級数的に増えていく。
→ ひとりでは対応しきれなくなり、誰かに「作業」を依頼する。
→ 依頼した人との調整「作業」が発生し、さらに時間を取られる・・・。
「売上最大化」の代わりに、「自分満足」に暮らしていくのに「必要最低限」のお金をいかに「少ない時間」で稼ぐかを方針とすれば、イヤな「作業」に余暇を侵食されることも少なくなります。
「主体的にやる」、「売上最大化より時間最小化」。
この2点を意識してみてはいかがでしょうか。
美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。