守るべきは
息子が一歳7ヶ月になった。
2週間くらい気温は30度越えで、どうしちゃったの北海道状態だが、息子も流石に「あっちぃ」と言っていた。
去年の夏、息子と私は灼熱の中おうちの部屋の一室にこもっていた。我が家の長男「きぬ(猫)」から、息子を守るためだ。
赤子を授かった私は「赤子守り主」となり、常に床にコロコロをかけ、猫の毛を息子に付着させない・お昼寝をしっかりしてもらうために猫の鳴き声から遠ざける・うちの猫は爪をしまえない(なぜか常に出たまま)ので近づけることは危険 など
とにかく、息子を守らねば。と、リビングには一切でずに寝室で暮らしていた時期が3ヶ月ほどあった。
部屋には、エアコンがなく扇風機1台で真夏を暮らしていたので暑くて暑くて仕方なかった。それでも、猫から守る方が大事だったし、なんならば、本気でマンションの一室を借りようとさえ考えていた。ヤバ過ぎ・・。
でも、1番息子と時間を共にしていた時期であり、これから暑い日がきたら思い出すことが増えた。夏の思い出。
子供を産んで、心の準備ならずまま育児がスタートしてから自分自身のことが、なーーんにもできない日が続いて、自分は目の前にある課題は没頭し楽しめる方だと思っていたから、育児が始まれば仕事もやめちゃうかも!なんて思っていた。
自分の好きだった、毎日お洋服を選んで出かけたり、料理を時間をかけて作ったり、化粧をしたり、掃除をしたり、大好きな仕事をしたり・・・。
できない期間があったこそ、今は、やりたいことがみるみる溢れてくる。
息子が保育園に入園してから、もう少しで1年になるけど今だに変わらず毎日、仕事での時間の使い方はとても有意義にハッピーに楽しくできる。おかげで、息子とも穏やかにいられる。
先日まで、なぜか「みかん」ばかり欲したり、ちょっとしたことでイヤイヤイヤー!!と、泣き転げるいわばイヤイヤの時期も、土日の2日間共にしただけで疲弊した。
わたしは、わたしの時間がないとダメなんだ。
と、今は自分を守っている。