地元の友達
朝、めざましテレビを見ながら朝食を食べる。たいていは目玉焼きとトマト。僕は大の野菜嫌いだったがトマトだけは食べれたので、毎日母が食卓に出していた。7:30頃いリュックに教科書を入れてバッシュと運動着をもって玄関を出る。川沿いの道を行けばまっすぐ学校に行けるのだが、僕は反対の道を行く。同じ団地に住むダイとカワと合流するためだ。中学に上がってからは隣の小学校だったミヤもこのグループに加わった。団地の敷地内にある公園が僕らの集合場所だった。4人が揃うと学校に向かって歩き出す。歩いて10分もかからない道のり。
学校はもう目と鼻の先というところで僕らはそこを通り過ぎてマナを迎えにいく。マナ家が住む団地の下に着くと、3階に向かってマナの名前を呼ぶ。マナは夜更かしがちだったので、ときおりマナの母親が顔を出して「今日はごめんね」と言って僕らを出迎えることもあった。マナの家から学校まで歩いて2-3分だというのに、僕らは毎日迎えに行った。
そんなんこんなで僕らはたいてい5人で学校に通っていた。同じ部活に入っていたので、帰り道も一緒。土曜日も日曜日も練習があったから、顔を合わせない日はなかった。午前中で練習が終わる日にはたいていみんなでカワの家に遊びに行った。高校バスケの全国大会のビデオを見たり漫画を読んだり、先輩から借りた人生初の大人のビデオを見たのもカワの家で5人一緒だった。
でも、そんな話も今となっては10年以上も前の話。あの時の5人はバラバラになってしまった…
と言いたいところなのだけれど、実はいまだにけっこうな頻度で会っている。高校や大学、社会人と人生のステージが変わるたびに浮き沈みはあれど、僕らはコンスタントに会い続けている。
地元からはみんな出てしまったけれど、みんな東京近郊には住んでいる。5人全員が揃うことは少なくなってしまったが、マナやカワ、ミヤとはいまだに一緒にバスケをしている。
ハムタロサァンの言うもっともな話だと思うのですが、ついついと居心地のよい関係に甘えてしまっている私です。こうして大人になっても一緒に入れる友人がいるというのはありがたいことです。でも、だからといってこの関係がこの先ずっと続くとは限りません。だから、昔からの友達だからと言って甘えずに、全力で付き合いたいと思います!!!へけ!!!
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