アディショナルタイム+8日
一年の計は元旦にあり、ということで、大晦日までに2018年振り返りと2019年の目標みたいなものをまとめようと思っていたら、あっという間にタイムがリープして迎えてしまった、アディショナルタイム+8日目の2019年1月8日。
2018年はnoteを始めたおかげで、日々抱えているモヤモヤをいつもより多めに言葉でアウトプットした。その結果、自分自身への理解が深まったのではないか。
「自己理解」の一年間だったといってもよい。
そこで今日は2018年に得た自分への理解を活かし「私への処方箋」と「2019年の目標」という形で書き綴ってみたい。
(なぜそういう考えに至ったかを補足するために、過去に投稿した自分の記事も適宜挙げていく。興味があれば読んでいただけると嬉しいです。)
【私への処方箋】
・多くのことを一度にはできない。諦めること。自分への期待値をコントロールしよう。
フルタイムで仕事をしながら、たくさんのことを同時にはすることは出来ない。では、なぜ私はたくさんのことに手を出してしまうのか。
一つ目の要因は、自分への期待値が高すぎたことだ。過去を振り返って自分への期待値を現実的なレベルにコントロール(うまく上げ下げする)しよう。何かを実現するにはもっと地に足をつけなければならない。
そして、もう一つの理由は、自分の中での優先順位が曖昧だったから。これは次の項で詳しく書く。
・すべては時間と体力の使い方。自分の行動に優先順位をつけよう。
私は性格的に遠大な理想に惹かれる傾向がある。まずそれを認めよう。小さいころから欧米ファンタジー文学にどっぷりはまっていたためか、突拍子もない事柄を自分自身に結び付けて拙速な行動を取ってしまうことがある。
奔放な想像力はアイデアの源泉でもあるので大切にしたいが、持続的な行動が伴わないと単なるエネルギーの無駄打ちに終わることを近年痛いほど感じている。
多くのことは一度にはできないのだから、「何をやるか」の優先順位付けが大切となる。
私はこれがめちゃくちゃに下手だ。そのことを忘れることなかれ。
では、どうやって優先順位をつけていくかは次に。
・私にとっての優先順位の第一はなにか?それは、身近な人を幸福にすること。
優先順位をつけるためには、何を最優先するかを考えてみる必要がある。考えた先に行きついたのは、私は「まずは身近な人を幸福にしたいのだ」ということだった。
そして、身近な人とはまず自分自身だ。自分に余裕がなければ、何事も楽しめないし、何事も楽しめていない人は概して周りの人を楽しませることはできない、と思う。
だから何よりもまず自分を丁寧に扱っていきたい。仕事・飲食・運動・勉強・睡眠の質を上げて、体と心に負荷をかけ過ぎないこと。
そして次に身近な存在は家族と友人だ。先ほども述べたが、私はロマンチックな人間で、大きな理想にグッとくるタチである。
でも、そうして惹かれた崇高な理想は私にはガソリンのようなもので、ひとときは大きなモチベーションの炎が燃え上がるが、長続きしなかった。
同世代でも大きな油田を掘り出し何万ガロンのガソリンを日々生産する精製所を作り上げて何万馬力のエンジンで世の中をぐいぐい駆けている人もいる。
しかし、私は灯油ストーブのような人間で、周りの人達から一日に一度はポリタンクから灯油を継ぎ足してもらわないと気持ちの灯が続いていかないのだ。このことを認めようと思う。
自分を含む周囲の人の満足があってはじめて、顔の見えない人々への共感を持つことが出来る。少なくとも自分はそのほうが向いている。
・「何者かになること」を目指さない。「何をしたいか」に焦点を当てよう。
半年間のインド駐在を経て帰国した2016年秋頃から丸2年近く「自分探し」にとらわれて体力とお金と時間を垂れ流しながらいくつかのことに首を突っ込んできた。
そのどれもこれもが中途半端で、今振り返ると無駄にしたと後悔することも多いが、その結果として見えてきたものもある。
結局のところ、私は「何者かになろう」としてもうまくいかなかった。大きな目標にコミットし、全精力をその実現に向けて費やすことはできなかった。
仕事も友人関係も具体的かつ大きすぎないことを実行しそれに対して身近な周りの人から日々フィードバックを得ることで、わたしは走り続けていくことができる。
だから、頭の中で悩み過ぎないように。私に出来るのは「日々のやること」を絞りこみ、手と足を動かす。そして、ときどき来た道を振り返ることだ。
行動を重ねたその先にできた道のりが「私が何者であるのか」を決めるのだ。
【2019年の目標】
1.プロフェッショナルとして働く。
これは、最も大切にしたい人ランキングNo.1である「自分」を守る術。そのために一定以上の専門性を「名実とも」に獲得すること。そのことが結果的に、自分を会社や上司から身を守ることになると考えている。
昨年はドイツに4月-12月で100日以上滞在し現地法人のプロジェクト支援をしてきたり、全社選抜の社内変革プロジェクトに参加しCEOに対して提言を行ったりしたりと、これまでの社会人生活の中でも特に忙しく充実した1年だった。
しかし、結局のところ「この経験が何になるのか?」を言語化して他者から認められて初めて価値になる。自分を一つの商品と考えたとき、世の人材マーケットではどう評価されるのかを知らないとプロとは呼べないだろう。
そのために、今年は積極的に外部から評価のフィードバックを得ることを目指す。
具体的には、現在のプロジェクトでしっかりと実績を残す。それをちゃんと言葉に残していくこと(職務経歴書に落とし込む)。そして、複数のエージェントやスタートアップの人にコンタクトする。
2.サイドプロジェクトを持つ。
自分を大切にするための術その2として、サイドプロジェクトを持ちたいと思っている。テーマは「人の気持ちに寄り添う」。
この1-2年の間で「自分の強みはなんだろうか?」と考えてみたが、結果として他人と比べて自分の良いところは「人一倍ナイーブでセンチメンタルなところ」という所に落ち着いてきた。
はたしてそれって強みなのか?というツッコミが入りそうだが、悩みやすい分、他の人の悩みに共感する力が強いのではないか。なので、中長期的には何らかの形で「人の気持ちに寄り添う仕事」をやってみたいと考えている。
具体的には、通信制の大学に通って心理学の学位を取りたいと思っている。また、ただ本を読んで勉強をするだけではほとんど意味をなさないと思うので、実際に人の気持ちに関わる仕事に携わる機会を求めたい。
幸運にもいま参加しているNPOや大学時代の友人と計画しているプロジェクトを通じて、何らかの機会を得られそうなので、今年中になにか1つは実践したい。
これは同時に悩みやすい私自身の心の健全性をモニタリングし、大切に扱っていくための自衛知識を身につけたい、という思いもある。
あとは、昨年書いたnoteの記事も何らかの形でまとめたい。出来ることなら冊子にしたいと思っている。これは同じくnoteをやっている友人と一緒に考えたい。
3.家族のためにできることをする。
今年は姉のために何かしたいと考えている。ここ1-2年で私の中で姉への認識が大きく変わったということはnoteでも書いている。姉は不可分な存在で、何か力になりたいと思うようになった。
彼女はずっと絵を描いているのだけれど、年始に実家で彼女が描いた絵がが使われたパッケージを見て見て素直に素晴らしいと感じた。
そうした創作活動は彼女の所属するNPO団体の全面的なサポートがあってのことだが、個展を開くことで彼女自身のプレゼンスを世に出す手助けになればと思う。
もう一つはパートナーとの生活を立ち上げること。昨年の11月から同棲を始めた。彼女と出会ったことで私の人生は大きく変わった。5月にnoteを始めた頃にはこのようなことになるとは思いもよらなかった。当時はこんな記事を書いていた。
今年は幸せになることに恐れずに共同生活を作り上げていく。
4.語学に継続的に取り組む。
語学は私にとっては仕事にも趣味にも欠かせないものだ。英語に関しては普段の仕事で使う機会も多いが、表現力を増やすにはもっともっとインプットが必要だと感じている。短い時間でも継続することで効果があるので、今年も継続して取り組みたい。
英語に関しては、「Newselaの記事を毎日読むこと」と「英語の小説を3冊以上読む」を目標にする。
ドイツ語に関しては、「Duolingoを毎日続けること」と「独検4級を取得する」とする。
こうして書いてみるとすでに詰め込み過ぎている気もするが、まずはこれで行ってみよう。来年の今ごろにふり返ってみてどうなっているだろうか。
修正があれば半年後くらいに一度見直そうと思う。