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論文執筆ノウハウ4 ~Discussion 「考察」に書くべきこと~
いやー今日も酒飲みながら書いてるので多少の誤字脱字をご容赦ください。Discussionは、日本語で「考察」っていうけど直訳すると「議論」であることを忘れないで。つまり、自分の結果に対して自分で課題や解決策を明示して次の研究に繋げるっていう意識をもって書くのが重要。結果に対して意味不明な言い訳や自分の自慢をぶっこくだけのDiscussionは、読み手にとって苦痛でしかないのでやめましょう。あと、'自分の結果'に対してってとこか重要。たまに、自分の結果と関係ないことかくのは、空想であり妄想、すなわち、Discussionに書くべきことではないっす。読んでて苦痛。
Discussionを書く際に重要なこと
Introductionに対するAnswerになっているか自分で検証するつもりで書いて
Discussionの大まかな流れ
自分の結果に関する簡単な要約
自分の結果に対する他の研究との比較
自分の結果に対する制約と限界
自分の結果に対する意義のまとめと将来への展望
2と3は、適宜順番を変更していただいて大丈夫です。
1. 研究結果の要約
今回の研究で分かったこと、達成したこと、開発できた技術を要約します。やったことではないよ。「これができた」、「これがわかった」ってことを書いて。
2.自分の結果に対する他の研究との比較
イントロで紹介した研究や最近でた競合研究と比較して、今回の結果がどう新しい知見を見出したか書く。違うアプローチをして同じ結果だったら、同じだった理由を書く。
3. 自分の結果に対する疑問点-解消法、限界-解決策
この研究では、分かり切らなかったこと。そして、さらに分かるためには、具体的にどういうアプローチの研究が必要になるか提案する。
4. 自分の結果に対する意義のまとめと将来への展望
結果がどのように応用されて役立っていくのか、どういう分野に貢献していくのかを書く。