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「ご自愛ツアーズ」横浜会場・上野「鳥展」の感想(週末審神者始めました、の話も少し)
まずは、少しだけ私の家族と私自身の話をさせて欲しい。
私の母は横浜生まれ、横浜育ちの生粋の「ハマっ子」だ。
横浜市歌がそらで歌えて、崎陽軒の「シウマイ」を「しゅうまい」と呼ぼうものなら、「シウマイだから!しゅ、じゃないの!し!」と言い始める、そんな人だ。
私自身も、生まれも育ちこそ横浜ではないものの、小学校から高校まではずっと横浜市の学校に、電車を乗り継いで通っていた。
横浜市にある学校なので、横浜に近い地域に住んでいる同級生も多くて、特に小学生から中学生の頃は、友達と遊びに出る場所というのは基本的には横浜だった。母との「お出かけ」の行き先も、都内よりも圧倒的に横浜の方が多かった。
大学入学以降は、それ以前に比べれば都内に出ることが多くなったが、そんな風に、人生において長らく横浜に親しんできたせいか、私自身も横浜という街にとても愛着があるし、大好きだ。
「闊達」という言葉がぴったりの伸びやかな街。空が少しだけ広く見える町。
そんな、私の大好きな街・横浜に、
アイシナちゃんの「ご自愛ツアーズ」!?
サンリオにはろくに興味が無い私だけれど、友人に教えてもらって以来、すっかり気に入ってしまったのが「アイシナモロール」。
皆ご存知、いわゆる「シナモロール」がふんわりと淡くて、綿あめのような甘さだとしたら、「アイシナモロール」はミルクたっぷりの、でも無糖のカフェオレのようなほんのりした、ほろ甘さだ。実際、コンセプトとしては「ちょっぴり大人なシナモン」のよう。YouTubeでいずれも見ることが出来る、アイシナちゃんの日常を描いた短いアニメも、やすけんさん(安田顕)と共演している、あまり料理をしない料理番組も、大変キュートなのでよく見ている。
そんなアイシナちゃんの「ご自愛ツアーズ」が横浜に来る、となればもう行くっきゃない、となった私。
かくして、1月末日、アイシナちゃんを教えてくれたその友人と一緒に、勇んで横浜ルミネへ行ってきた。
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ポップアップショップ、と言うものの、大した規模ではない。想像以上に小さなスペースだったけれど、その小さなスペースに所狭しと並んでいた種々のアイシナちゃんグッズ。どれもまあ、可愛いこと、可愛いこと。
「ご自愛ツアーズ」という名前の通り、横浜に限らず複数都市を巡る企画なのでいわゆる「ご当地グッズ」もあるし、「ご当地ビジュアル」もあって、横浜会場ではマリンルックアイシナちゃんのグッズが置いてあった。
セーラー服のアイシナちゃんはどこかきりっとして見えて、小粋で、可愛い。どれもこれも欲しくなってしまったけれども、溢れ過ぎる物欲を抑えてタオルとポーチ、それから会社のサンリオ好き(キティちゃんが一番好き、でもアイシナちゃんも好き)のアルバイトさんにお土産の小さなメモを購入した。満足!
この「ご自愛ツアーズ」横浜会場に行って特に感じたことは、老若男女、幅広い人が訪れていた、ということ。家族連れも、カップルも、単身の男性、女性もいた。「シナモロール」よりも甘さ控えめで、イラストもいわゆる「可愛い」に振り切らない落ち着きがあるせいか、色々な性別・世代に刺さっているんだなあ、としみじみと感じた。サンリオ、と言うとどうしても「女の子の好むもの」、「総じて女性の方が好きなもの」というイメージが強いのかもしれないけれど、そこへのアプローチに拘らない良いキャラクターだな、と改めて思ったりもした。
さて、この「ご自愛ツアーズ」横浜会場の他、この日の友人とのお出かけには、もうひとつの目的地があった。
それは、上野のここ。
国立科学博物館の特別展、通称・「鳥展」だ。
日頃、上野に行く時は新宿まで出て、新宿から山手線を使う。所要時間は1時間以上。でも横浜からだと、上野へは実は東海道線一本で行ける。
私は横浜までは乗り継ぎが上手くいけば20分と少し程度の時間で行くことが出来るので、つまり新宿へ出る経路と比べると1時間かかるかかからないかで行くことが出来る、と気付いた時の私の驚きと嬉しさたるや。
丁度、私の博物館・美術館に行きたいという欲が高まり始めていた時期で、優しい友人も同行する、と言ってくれたので私は足取りも軽く鳥展へ。
西洋美術館の特別展(モネ)の、とんでもない行列を横目に向かった鳥展は、名前の通り、鳥のパラダイスだった。
こんなにも沢山の鳥類が存在している、そして存在していたのか、と半ば呆然としてしまうほどの展示。
科学技術の発展のおかげで、解明されたことも沢山あり、身近な「鳥」という生き物がどれだけ奥深いのか、と素人ながら感じ入りもした。
個人的に各鳥の和名の漢字や由来が大変趣深くて、見ていて飽きなかった。
例えば「エトピリカ」という鳥。これはアイヌ語で「美しい嘴」という意味らしいけれど、漢字で書くと「花魁鳥」。きっと、この鳥を初めて見た人は、いっとう美しい色街の大輪の花を思い浮かべたんだろう。それから「ゴイサギ」。これは「五位鷺」と書く。醍醐天皇が捕まえられた鷺に「五位」の位階を与えたことから、この名前が付いたそうだ。
それから、この鳥展の目玉のひとつ、「ペラゴルニス・サンデルシ」という舌がもつれそうな名前の史上最大の鳥の復元モデルは本当に大きかった。
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何と言うか、あまりにも大きくて「はあ?」と思ってしまった。こんなのが空を飛んでいたのか。
他にも、公式サイトにある通り、600点以上の標本を間近で見ることが出来た。とにかく圧巻だった。行くことが出来て良かった。
さて、以下は「週末審神者始めました」の話。
鳥展も満喫して遅めのお昼を食べるために訪れた上野の「じゅらく」で、私は友人に向かって叫んだ。
「長船がこんなに増えたなんて聞いてなかったんだもん!!!」
刀剣乱舞は、本当に息が長いゲーム、というか。
長く、沢山の人に愛されているコンテンツだなあ、と思う。
今年は10周年とのことで、おめでとうございます。
さて、10周年ということは、すなわちこの刀剣乱舞、私が大学を卒業する頃に始まったゲームだ。
当時私の周りの審神者達は「三日月が来ない」、「じじい来ない」、「三日月…」と、揃いも揃って口を開けば三日月宗近のことを話していたことをよく覚えている。
私もオタクの端くれだったので、スマホアプリが配信されてから、まあ1年程度経ったころだろうか、実は少しだけ手を出した。でも、この書き振りから分かるかもしれないけれど、当時、私はこのゲームを結局続けることが出来なかった。
何故なら、このゲームそのものにはストーリーが無いから。
刀剣男士それぞれはとても魅力的だし、刀には歴史が、そして物語がある。
それは理解していたつもりだったけれども、あの時はどうにも耐えられなかった。平板なゲームに思えてしまって、早い段階でアンインストールしていた。
そんなゲームだったけれど、印象に残っていたし好きだった刀があった。
それが燭台切光忠だ。
あまり、ストレートに格好良いキャラクターを好きになることは少ないのだけれど、私は彼の素直な格好良さ、好きだった。
焼けてしまっていても、なお残されていた刀である、とこの刀の経歴もシンプルに素敵だと思っていた。また、伊達家にあった期間より、水戸徳川家にあった期間の方が長かったろうに、見た目は伊達政宗に寄っているところも何だかとてもいじらしい気がして。まあ、要するにみっちゃんが好きだったんだ。
あれから、もう云年。プレイ方法なんてすっかり分からなくなっている癖に、何の気なしに覗いた公式ホームページの男士一覧を、スクロールしている内に、指が止まった。
すっごい好みなんだけれど…?あれ???こんなに好みど真ん中なこと、あるの?(カラーリングがふーちゃんに似てる?え?なんのこと??)
え?長船…?え???長船、こんなに増え…?え?あ…皆好きかも…あれ…?
そして、冒頭の叫びである。
調べてみれば調べてみる程、この、大般若長光、とても好みだった。
そもそもこの見た目でCV三木眞一郎(そこまで若作りしていない方)であることが、ずるいと思うのだけれど。
銭六百貫と全六百巻ある大般若経典をかけたこと、小虎の太刀、一度は曲がった刀身…出てくる逸話、歴史が刺さる、刺さる。
そして、更に調べる内に当然、彼が通常鍛刀じゃ手に入らないことも知る。
でも。
私「通常鍛刀じゃ出ないって…。」
友人「ねえ、今キャンペーンやってるよ、」
私「?」
友人「100振プレゼントキャンペーンだって、」
私「???」
友人「大般若もらえるってさ。」
私「!!!!???」
と、言う訳で、久方ぶりに始めました、刀剣乱舞。
週末審神者、楽しもうと思います。
初期刀はむっちゃん。大型犬のようで可愛く、でも格好良い。
大般若さんを近侍…あっ、大般若さんが豆まきする…うっ…(咽び泣く)
大般若さん、いちいち良い声…うっ…(咽び泣k)
小鳥、だってさ…。※山鳥毛顕現ボイスに聞き入る
みっちゃん、相変わらず格好良い。私にとってはいつでも貴方が誉です。
すみません、小竜ってこんなに真っ向突撃隊長な子なんですか?どちらの本丸でもこんなものなんですか? ※第二部隊長を伽羅ちゃんにしているけれども、誰よりも先に、部隊長より先に、突撃する小竜。いや、良いけれど。良いけれども。
すいーつ。
私、薙刀の二振りも好きかもしれない。
凄い、顕現したてでやっぱり主命って言ってる!!!(長谷部)
物吉くんに癒される。