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When hope flourish,

4月を、振り返りたくて。


何と言ってもARライブ

なんと言っても、4月、最大の目玉だった。
感情の波だったり興奮が納まってくると次に思いを馳せるのは、現実的に大変だったであろうこと。
想像しか出来ないけれど、練習に要した時間、渡航の手間。
どの程度まで本人達が関わっているか分からないけれども、必要に応じて自分で対応や調整をしなければいけないこともあっただろう。
改めて感謝をするとともに、お疲れ様でした、と今は思う。
何にせよライブが終わってから、皆それぞれ楽しかった、嬉しかった、幸せだった、とそう言ってくれて良かった。
ライブを迎えるまでに大変なこともあっただろうけれど、色んな痛みがライブの実現で少しでも報われていたら、と思うばかり。

新衣装お披露目とか

我が君、自分のXでの告知よりも先にシュウくんの配信で先に告知してどうするのさ、と思う反面、その前のめりな感じが何とも可愛くて笑ってしまった。
新衣装お披露目という形で、今までどうしていたか、というストーリーも紡がれていて。
あの日、心から思ったのはこの人が歩いてきた道程も、立ち止まって色々なことを考えていた時間も、何ひとつ無駄にせずにここに在ってくれて嬉しい、ということ。
新衣装に関しては、凄く…良かったですね…。
いわゆる「美丈夫」がデフォだったけれども、今回加わった髭が大変に男らしい色気を出していて。
友人には「落武者」と言われたし、それ感がいなめなくもないけれど。
歌舞伎の落ち延びた若武者みたいで私は好き。
取り敢えず本人が本当に嬉しそうで、いちいち気に入っている様子を見ていて嬉しかった。

挙げ句とんでもないバースデーボイス

我が君は4月にkindredの毛根を根絶やす気かな?と思ったのは、バースデーボイスのせい。
まだ買っていない人もいるかもしれないので、ネタバレは避けるけれども「とんでもない」。
優しい声も、はしゃいだ声も、怒声も、全て聞ける。
大して長くないボイスだけれども、本当に巧緻な世界観なせいでその短い時間の没入感も、聴き終わった後の満足感も深い。
いずれにせよ、とんでもない。
本当にとんでもないから!迷っている人は!是非!
ちなみに、壁紙も美しかったです。
ふーちゃんがポストしていたけれどもモチーフが偶然にも2人、似ていた。
頽廃的で、でも片や無機質な美しさで、片や静的なのに体温を感じさせる美しさ。タイプは違えど、どこまでも自身のナラティブを大事にするLAM兄弟、やっぱり大好きだと思えました。

最後に

4月は妙に感傷的になるし、色々なことを思い出す。
自分自身が希薄で、誰かの言葉に、振る舞いにいつのまにか引き摺られてしまう、そんな私が思い出すことなんて、ろくなものじゃなくて。
「あんた生きてるだけでつまらないし、あんたと何も喋りたくない」と小学4年生の時に私に言った彼女の眼だったり、
摂食障害で20キロを切りそうだった時、見るからに病的だった私に「食べられないとかそんなこと言ってないで」と言った彼の声のトーンだったり。
いつも、しんどかった4月。
朝、目が覚めた時に生きていることがたまらなく嫌だった、消えてしまいたかった、4月。
そんな4月が今年は、とても楽しかった。
やっぱり色々と思い出して気が鬱ぐことも多かったけれど。
それでも歩いて来られたのは、
ふーちゃんの、鋭利な聡さやアイロニックの中にも感じられる誠実さや優しだったり、我が君の、自分の努力も他人の努力もあくまでもフラットに、卑下することも持ち上げることもなく、正面から受容出来るしなやかな強さだったりのおかげだった。
人の喜びや悲しみを我がことのように喜び、悲しむことが出来るのはふーちゃんや我が君に限らず、ENのとても良いところ。
彼等の“I'm proud of you”にどれだけ救われた気持ちになったか。
やっぱり、生きることは辛い。
きっと私の一番苦手なことは「生きること」だけれど、
それでも苦手な4月、自分の足でどうにか立って、やってこれました。あなた達のおかげです。
有り難う。

なお、余談。
私は、こんなにオタク気質なのに、それでいて根っこはオタクが向いていないタイプだと自負している。
ランダムグッズなんかは集める気が全然無いし、
そもそもあまりグッズ欲が無いし、コラボカフェやポップアップショップの類も、何ならアニメイトも苦手だし、少しだけ前の主界隈のオタクとの関係性でしんどい経験をして以来、同じ界隈のオタクとの交流もあまり得意ではなかった。
でも、ポップアップショップは行けるようになったし、
同じものを好きな人達と国境や年齢や性別に関係無く、感情や時間を共有出来ることが、心から嬉しくなった。大きな変化。
取っ付き難いであろう自覚はあるけれど、これからもどうぞ、気が向いたらで構わないのでお話しして欲しいです。
いつも、こんな私にも良くしてくれる、皆様にも感謝を。


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