
チハ製作記_3(塗装2)
今回は迷彩の緑部分を塗装していきます。
使用道具
水性ホビーカラー :H-60 緑濃色(暗緑色) 日本陸軍機用 [GSIクレオス]
水性ホビーカラー うすめ液(中)[GSIクレオス]
万年塗料皿[万年社] Mr.スポイト[GSIクレオス]
モデリングブラシ 平筆 No.0[タミヤ]
調色スティック[タミヤ]
作業内容
塗料について
今回は草色を迷彩塗装していきます。
タミヤの図面上、草色はタミヤカラーのダークグリーンが指定されていました。
私は水性ホビーカラー H-60 緑濃色(暗緑色) 日本陸軍機用を使用します。
落ち着いた暗めの緑色で、箱側面の色見本にもかなり近いのではないかと思います。
なお、前回下地塗装で使用したH-66 RLM79 サンディブラウンは、改めて見ると赤みに乏しい印象です。
もう少し赤みが濃い塗料を使った方が良いかもしれません。
余談ですが、GSIクレオス社の塗料ラインナップの1つ、Mr.カラーシリーズには日本陸軍戦車迷彩用のカラーセットがあります。
水性ホビーカラーでも出してくれたら嬉しいですね。
塗料と薄め液の比は1:1としました。
3回重ね塗りすれば、下地が透けることはほぼありません。
当然ですが、時間が経つにつれ濃度は高くなりますので注意してください。
枠決め(車体)
図面を参考に緑色に塗る範囲を決めていきます。
史実ではチハの塗装は決まりがあったわけではなく職人さんに任されていたようです。
史実や創作物の特定の車両を再現するわけではないのでラフに塗りたいと思います。
このとき、砲塔は外しておいて、後から車体の迷彩に合わせて塗ることにしました。
前回取れたハッチは接着せずに置いて一緒に塗装します。
オイルクーラーカバーも、仮組みを行って塗装します。

塗装(車体)
1回目は結構透けますが、2回、3回と重ね塗りすれば目立たなくなります。
図面を見ると迷彩の輪郭はかなりグネグネしています。
直線部分がないように塗るとそれっぽくなったと思います。






塗装(砲塔)
車体の塗料が乾いてから砲塔を組み込みます。
車体上面の緑迷彩と繋がるように塗る範囲を決めたら、砲塔を取り外し塗装します。
ハッチ部分が非常に塗りにくいうえに繋がりを考えるのが面倒なので、作りたいのが展開状態だとしても閉じた状態で仮止めして塗ると良いかもしれません。





塗装終了・片付け
塗り残しがないかチェックし、完全に乾くまで適当な箱に入れておきます。
ホコリが付着すると悲しいので、フタが出来るものが良いと思います。

今後見つかるだろう塗り残しは、今後タッチアップを行うか、次回以降の茶色迷彩や黄色帯で隠します。

緑が暗い色のせいか、土草色が明るい印象を受けます。なんとなく、航空自衛隊のRF-4Eに似ているような……。
次回の茶色迷彩を施してから、別の色を上塗りするかを検討します。
筆や塗料皿の清掃には、ガスコンロ用の洗剤がおすすめです。今回のみならず、以前の汚れが結構落ちました。
参考文献
リビングで塗れるプラモ 水溶きアクリル筆塗りテクニック(大友克也)[新紀元社]
ミリタリーモデリングBOOK 第二次大戦 日本陸軍中戦車[新紀元社]