感情と向き合う
毎日感情が安定している人は素晴らしいと思う。
一方、私は感情に素直だと思う。
好きなことは好きだと思うし、嫌なことは素直に嫌だと思う。
別にそれが悪いと言う話ではない。
しかし、心の中で感じることと、それを外に表すことは分けて考えなければいけない。
人生、毎日が楽しいことばかりではない。
そんな時、出来事に一喜一憂して言動まで左右されることに、メリットはあまりないだろう。
周囲から「あの人は接しづらい」と思われ、
自分では「私はなんであんなことをしてしまったのか」と自己嫌悪に陥ることになる。
かく言う私も、未だにイライラして表情や態度に出てしまうことはある。
完全に治すことは難しいのかもしれないが、なんとかしようと意識することは可能だ。
「ここで怒っても誰も得しない。ましてや、自分自身が悲しくなる。自分を大切にするためにここは落ち着こう。」
自分を大切にすることを瞬時に考えることで、少しは心を落ち着かせることができるのではないだろうか。
最近、SNSの普及やデジタル化の進展により、
コミュニケーションに「ずれ」が生じていると感じている。
対面における表情、態度、温度感といったものを感じながら対話を図る機会が少なくなったせいか、
「これを言ったら相手はどう思うだろう」と相手の立場になって行動・発言する人が減ったのではないだろうか。
これらは世の中に「便利」をもたらしてくれたが、
一方でこれまで人間が大切に築き上げてきた「対話」を疎かにする効果もあった。
その結果、先述のように感情に波が生じる現象も増えているのではないかと思う。
その他、日本の経済状況や社会情勢なども関係している(円安、実質賃金の低下、婚姻数・出生率の低下など)と思うが。
長くなったが、昨今は感情が揺らぐ機会が増えてきている。その都度自分を大切にする気持ち、相手を大切にする気持ちを持つことで、皆が幸せを感じられる世界になるのではないかと思う今日この頃である。