20代最後の日

今日で私の20代が終わります。

なんとも言えない感情。
「30代」という自分の中では新しいステージを迎えることに対する楽しみ/喜びを感じる一方、
20代が終わることに対する悲しさ/寂しさ/虚しさ…

正直、今は後者の方が大きい気がします。
20代だから許されたこともこれまで沢山あったでしょうし、自分の中でもある種一定の甘えはあったなぁと自覚しています。
けれど時間が経つにつれ、前者が優ってくるものと信じています。
30代は一般的に公私ともに責任が増す年代と言われています。
私自身、仕事ではどんどん業務の量/質どちらも高度になっているのをひしひしと感じていますし、私生活では結婚を控えており、子供も欲しいと思っています。
一見すると大変なことばかり待っているようにも思えますが、「大変」という言葉が「大きく変わる」と書く通り、自分がこれから変化していく大切な時期なんだろうなと思います。
どうせ変わるなら良い方向に、さらに具体的に言えば、「今の自分が一番好きだ」と思える自分に変化していきたいと思います。

そんな感じで色々考えている訳ですが、備忘録として自身の20代について振り返っておきたいと思います。

【〜22歳】大学生
・バイトしては飲みに行き、休日はYouTubeばかり見て過ごすというThe 大学生。何か資格を取ったり、専門性を磨いておけばよかったかなと思うこともたまにある。
・就活を通じて自分が何をしたいのか自己分析。これが絶対やりたい!というものを決めることはなかったが、「競い合える環境」/「給料良い」/「安定した会社」という3軸で製薬会社の営業(MR)を志望。
・卒論のない楽なゼミだったので4年生の時は、人材紹介会社で長期インターンという名のアルバイトに勤しんだ。
・なんだかんだやりたいことはやったという感覚。

【〜26】営業時代
・MRで毎日車を運転しながら営業。夏の暑い日には汗だらだらかきながら大学病院のあちこちを歩き回り、冬の寒い日はフロントガラスが凍る車に乗って朝会社に出勤し、患者さんが空くまで病院の外で立ち待ち。身体は強くなったような気がしました。
・仕事の将来性に入社2年目頃から不安を感じ、様々な資格を取得。最初は法律系の簡単なものから取り始め、どんどん知識が増えることに喜びを覚え、士業の資格を3つほど取得。
・この仕事から早くキャリアチェンジをし、市場価値の高い人間になるのだという競争心と危機感が原動力だった。
・実家にいた愛犬が亡くなった。寸前に近くにいられず、後悔がいつまでも残っている。命日は私の誕生日の翌日。被らないように最後の力を振り絞ってくれたのかなと思うと、優しい弟だったなぁと思う。

【〜現在】人事部
・士業資格を活かし社内で人事部に異動。営業と仕事内容が違いすぎてメンタルがやられかける。自分ってこんなに使えなくて頭悪いの?と自責の念に毎日かられ泣きまくる。しかし、1年経験した頃から段々と出来ることが増えてきて楽しさを感じ始める。今は自社の労務管理の責任者的立場で仕事をさせてもらっており、忙しいが、やりがいは大きい。
・祖母逝去。ずっと母が在宅介護をしていた。毎年帰省する度に老いていく姿を見るのは悲しく、寂しかったが、祖母がこれまで与えてくれた幸せは絶対に忘れない。沢山抱っこして可愛がってくれてありがとう、おばあちゃん。
・彼女と婚約。とっても幸せ。いつも大切に想ってくれる、家族思いで優しい彼女。色々なところに出かけたり、2人でご飯を作ったり、なんでも一緒に楽しんでくれるかけがえのない存在。彼女のおかげで私自身の人間性も高めてもらえていると心から思う。彼女がいなければ私はこれまでの自分第一で競争心に覆い尽くされた面倒な人間のままであったに違いない、ありがとう。これからは2人で人生を歩んでいくと考えるだけで幸せな気持ちになる。惚気すみません。

と、ざっと振り返ったところで、しんどいことも沢山あった20代でしたが、楽しい/嬉しい/幸せなことも沢山あったことに改めて気づきました。また、沢山の人に支えられ、助けられて今があるのだと感じています。
結果だけに囚われず、過程にある小さな幸せに気づける余裕を持って生きたいものです。

30代はもっと色々なことが待ち受けていると思いますが、一つひとつのことに前向きな側面があることに目を向け、楽しく乗り越えていけたらいいなと思います。
頑張らない、楽しむ。
ありがとう、今までの私。

30代の私のテーマは、

・楽しくて後悔のない人生を送る
・全ては考え方次第
・人にも自分にも優しさを忘れない
・日日是好日

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