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【同棲】無理に毎日ご飯なんか作んなくてもよかった

料理が好きです。
同棲が決まった時、じゃあご飯係は瑞佳ね、と自然に決まった。
それからセコセコ土日に冷凍作り置きをして、平日は15分くらいで夕飯を作って、という感じで3ヶ月過ごしてきた。

今日、概ね平穏にすぎていた同棲生活で事件が起きた。

名付けるなら玉ねぎ入り焼肉提供事件である。

食べ物の恨みは深いよね

彼は野菜が嫌いで、肉や魚が好きだ。だからメイン料理は肉か魚が多い。そして、玉ねぎを入れてはいけない。彼は玉ねぎが嫌いで牛丼屋でも玉ねぎ抜きを注文する。
今日のメニューとて焼肉であった。
でもわたしは仕込みの際、玉ねぎを入れてしまったのである。

すりおろして少量入れたらバレないのでは、とか、だって外国産の肉の臭み消しに有効ってネットに書いてあったし、とかいろいろ言い訳はある。

とにかくその肉を提供した際に彼は玉ねぎの切れ端を認め、玉ねぎ入ってる、とつぶやいたのちに、さも被害者であるかのような顔をしたのである。
「なんでわかってくれないの、玉ねぎはダメって」

その途端思った。
あー、こんなに頑張って作る必要ってなかったんだなって。
彼はわかっていないんだ。


美味しいって言ってくれると思って作ったわたしの気持ちを。

彼が食べれるものは何か考え、仕事でやなことがあってもご飯を作っていたわたしの気持ちを。

でもそれ以上にわたしがわかってなかった。
料理なんか別に毎日作る必要なかったんだ。

わたしの料理なんて彼にとってはあれば食べるくらいのもんで、その辺のチェーン店やラーメンを食べた方が満足できて楽で、毎日それを買って食べても大丈夫なくらいの稼ぎが彼にあるんだ。

なんていうか、そんな頑張ってまで作るほど求められてなかった。

そりゃラーメンの方が美味しいわな


これが余計なお世話ってやつだったんだな。
しかしこんな悲しいおせっかいがあるだろうか。
彼の好みの濃いめの味付けにしたり、自分もいっぱい食べたいのを我慢してお肉を多めに彼に盛り付けたりしたわたしに、頑張ったね、とさよならをいって終わりにしたい。

これからはご飯は別々にする!
自分のために、自分が食べたい健康ご飯作るんだ!

これからはこう言うの食べる。

おわり。

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