れいわ新選組のゾッとする話「自分が「嫌だ」という気持ちは割と宛てになる話」
私は以前から、歴史と政治・経済に興味を持っていた。だから、Twitterから当たり前のように政治の問題に興味を持ち、山本太郎の国会論戦に心を惹かれ、山本太郎がれいわを立ち上げた時期には、帰り道に山本太郎の街宣に寄って、耳を傾けていた。
2019年の参院選はれいわから障害者議員が2人生まれたが、山本太郎は落選した。その頃かられいわの支持を広げようという動きが始まった。私も支持を広げようと思っていたが、山本は街宣の度にこう連呼した。
「1にポスター、2にポスター、3、4にポスター、5にポスター。ポスターを貼れば、れいわの支持は広がるんです。」
そして、ついにこの埼玉にも、れいわの候補者が来た。でも、SNSで見ても活動実態が見えてこない。
そこで、私はれいわサポーターズ埼玉というグループにコンタクトを取り、そこから事務所に来てボランティアに行くことになった。
(出来ればポスティングを優先的にやりたいなー。でも、ポスター貼りの項目もあるし、やらされるとしたら私の地元とは違うところがいいな。)
(太郎さんも「山本太郎は神様じゃない。間違えることもある。だから支持者の私に監視して欲しい。間違えてたら止めて欲しい」って念を押していたじゃない。でも、れいわにはまだ人から支持されるための信頼も実績もまだない。無理に勧めて人を巻き込んだら…まさか、無いとは思うが、れいわがカルト化した時に私は責任を取れない。それに私は、ポスター貼りは嫌だ。)
と漠然と思った。それから、スーツ姿で事務所に行った私は
「ポスティングをやりたいです。もし、ポスター貼りもして欲しい場合は、私の地元から遠く離れたところでやりたいです」
と希望を提案した。ボランティアの方は
「私達も、ヴィクトリアさんにはポスティングの方を優先して欲しいと思ってたんです。」
と快諾。そして、
「ただ、本部の方や他の候補のボランティアは
『なぜ、ポスター貼りを優先させない?街宣や辻立ちよりも、候補者自身がポスター貼りをするべきだ。』
『ボランティアが一軒一軒、ポスターを貼らせて欲しいとお願いする「コツコツピンポン」をすれば絶対に当選するんだ』
と内政干渉が酷い。」
と打ち明けられ、本来ならば近所を一軒一軒回るポスター貼りしか選択肢がなかったこと、初対面で希望や向き不向きを打ち明ける私の行動は勇気のあったことだと思い知らされた。
そして、そのあとはご存知の通り、元候補者さんとそのボランティアは私を含め、何も悪いことをしてないのにパージされた。
私はパージされた後、約1年ほど病んだ。今はだいぶ改善したが、あの頃は地獄のような日々だった。しかし、そんな日々でも…今度はカルトについて勉強していた。
そして、その中に恐ろしいことが書かれていた。
「あれは新興宗教と同じで、世間から叩かれる行為をわざとやらせた後に、団体内で優しく迎えて逃げ道がそこしかないようにする。」
「信者に勧誘行為をさせるのは、勧誘が目的ではない。勧誘をさせることによって周囲から孤立させ、カルト団体にしか居場所がないと思わせる手口である。孤立化させて、団体に帰依させれば、あとはいくらでも過激化できる。」
私はこれを知った瞬間、背筋がゾッとなった。
もし、私がポスター貼りが嫌だと言う気持ちに従ってなかったら…。
れいわの非常識なデモ、明らかに問題しかない国会の暴走、そして今回の石川県の意向を無視した、山本太郎個人的なボランティア行動とそれを擁護する支持者たち。
私は運が良かっただけなのだ。1歩間違えれば、私は彼らの中にいた。
(これは2024年3月29日の記録を加筆修正したものなので、その後に起こる性加害事件などは含まれておりません。ご了承下さい。)
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