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「豚大学」に入学して“極盛豚丼”

夜に働いている、なゆた蟷螂かまきりです。
夜勤明けの朝ごはんの「食べある記」をしています。

午前10時前、ほぼ定時に夜勤が終了。
この日は豚丼の専門店「豚大学 新橋校舎」に向かいます。

インパクトのある名前はもちろん、気になった理由は公式サイト。

プロポーズの時に
授業中に

わざとやっているであろう、このうっすらスベってる感じ
好感度しかありません。

六本木で業務が終わり、店は新橋。
バスもありますが、距離にして2キロちょっと。
ここは歩いて、のちほど肥えるカロリーを先に消費しておきます。
「歩けばバス代が浮いて、サイドメニューが足せる」
そんなケチな目論みもありました。

ホテルオークラ別館跡地

あちこち工事している、
かつて地面師たちが狙ったであろう街を歩くこと40分。
新橋エリアに突入。

駅が近づくにつれ、魅力的な店が軒を連ねていて、
思わず浮気しそうになりますが、初志貫徹で「豚大学」に向かいます。

ニュー新橋ビル
ランチタイムは行列の人気店

店はニュー新橋ビル内にあり、
ビル側と道路側、入口が2つあります。
朝の時間帯は、道路側から入る人がほとんどなのですが、
ビル側に券売機があります。

「豚大学」入学 つまり客は学生

店はカウンターのみ。
午前11時前だというのにほぼ満席で、見事にシングル男性客ばかり。
営業中のサラリーマンや学生さん、
年齢&職業不詳の怪しい人。
どうやら豚大学は男子校のようです。

店員さんの「いらっしゃいませ」の声は、ベトナム人なまり。
留学生を積極的に受け入れている大学でもあるようです。

新札も使えます!

券売機の前でひと悩み。
お腹の空き具合や、“映え”を考えると「豚丼 大(¥1120)」がいい。
でも、トッピングをつけたら1500円近くになってしまう。

ごはん代には、店の雰囲気も含まれると思っているので、
大変申し訳ないのですが、
そこまでのお店ではない。
新橋の庶民派ジャンクフード店です。

なので普通の「豚丼 中(¥920)」を選択。
歩いて浮かしたバス代で、
みそ汁と半熟卵の「豚丼セット(¥170)」を追加します。

カウンターに食券を置くと、先に提供されるみそ汁と卵。
それから遅れること1分。
やってきた豚丼は……!

茶色い畑に咲く一輪の緑

中盛りでもすごいボリューム!
一面に敷かれた豚バラ肉で、白ごはんが見えません。
いったい何枚載っているのでしょう。
1、2、3、……12枚で数えるのをやめました
それ以上あることは確かです。

背徳感がすごい

さっそく肉を1枚。
ガリッとした焦げ目が口に入り……
こ、これはなんというか、香ばしい! 
ウェルダンをさらにウェルダンにした感じ。

強めの火であえて焦げ目がつくように焼いている
ということですが、
悪くいえば「焦げ焦げ」。
良くいえば「直火バーベキューの味」

何より、味を支配しているのが、豚大学特製のタレ
これが、肉だけでなく、米にもたっぷり染み込んでいて、
これだけでごはんが食べられます。

甘辛いうなぎのタレに似ていますが、
甘さも辛さもマシマシにした印象です。

半熟具合がちょうどいい

少し食べ進めたところで、半熟卵を投入。
トガりまくっていた、濃すぎるタレの味がまろやかになります。
これは大成功!

食べても食べてもなくならない、大量の豚バラ肉。
私は箸で食べましたが、スプーンも常備されていて、
わしわしとかき込み、肉と米を胃に流し込む人もいました。

単調な味を、唐辛子で味変しつつ、
周囲の男性客に急き立てられるように完食。
次から次へと来る客のために席を開けます。

豚大学の初日入学式を無事終えました。
これで私の最終学歴は、豚大学卒業ということになるのでしょうか。

家に帰って気がついたこと

さて、noteアップのために写真を見返していたところ、
券売機の左上に気になる文字が。

「売切」とは

「朝豚丼(みそ汁付き) 750円」
調べると午前10時までは、特別価格で中盛り程度の丼を提供しているそう。
これは失敗した! 
もし次があるなら、絶対コレにしよう。

それまで、一旦、豚大学は休学とさせていただきます。

朝ごはん情報

豚大学 新橋校舎
場所 ニュー新橋ビル1F
時間 午前7時~午前10時 / お店は午後9時45分(L.O)



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なゆた蟷螂
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