武蔵小杉「豚山」でニンニクまみれの朝
夜勤明けの朝ごはんと、スタミナ料理が好きな
なゆた蟷螂です。
夜勤明けの朝ごはんの「食べある記」をしています。
残業のウサを晴らすべく 大量のニンニクを摂取
実は、夜勤中から行こうと決めていた店があったのですが、
まさかの残業1時間で、午前11時に。
今から店に向かうと、完全にランチタイムにぶちあたり、行列は必至。
泣く泣く断念します。
ちなみに仕事単位のギャラなので、いくらやっても残業代は出ません。
長引いた仕事への怒りと、
食べられなかったごはんへの恨みを抱えながら、
帰路につきます。
スーパーで適当なものでも買って帰ろうかな。
そう思ったところで“ワンチャン”ダメもとで、
「ラーメン豚山」の前を通りかかると……
行列絶対の人気店なのに待ち人ゼロ。いまならすぐ入れる！
誰かに先を越される前に、急いで入店します。
インパクトのある派手な看板からわかる通り、
こちらはいわゆる二郎インスパイア系。
抱えた鬱憤を晴らすには、大量のにんにく摂取しかありません。
食券を買って、カウンターの開いている席へ。
注文したのは普通サイズの「小ラーメン」。
本家の二郎は、いつか三田本店に行ってみたいと思いつつ、
コール（注文方法）に気後れしてしまい、行けずにいますが、
こちらのお店は、丁寧な説明があるので、安心です。
初心者でもわかりやすくオーダーの方法が書かれています。
トッピングは怒りの「全マシ」
前回来た時、もう少し食べられそうだなと感じたので
「野菜は増量しよう。あとはどうしようかな」
ぼんやりトッピングを考えながら、ラーメンの到着を待ちます。
厨房にいる3人の店員さんのうち、2人は若い女性です。
昔はラーメン店はどこも手ぬぐいハチマキのお兄ちゃんばかりでしたが
最近は、女性店員、しかも若い人が増えました。
女性客がひとりでも入りやすいように、という配慮なのでしょう。
10分弱で麺があがり、コールのお時間。
「にんにくどうしますか？」と聞かれたので、
考えに考えて出した結論を伝えます。
「全マシでお願いします」
「全マシ」とはすべてを標準以上にすること。
ニンニク（大さじ1杯）、野菜（450g）、背アブラ増、味の濃さカラメ。
昼休憩の周囲のサラリーマンと違って、こちらは夜勤明け。
どれだけ大量にニンニクを摂取しても、
このあと誰に迷惑をかけるわけでもありません。
「ニンニク抜き」とコールして、
明らかに午後の仕事を意識している方々（常識人）とは違うのです！
思考停止でただラーメンを食らう
恐るべし「全マシ」の破壊力！
まずはもやしの山を崩すべく、
ニンニクとからませながら、一気呵成に半分ほどたいらげます。
その後、埋もっていた麺を救出。
歯ごたえのいい太麺に無心で食らいつきます。
最近は、このnoteのこともあるので
食べながら味の感想を考えたりもするのですが、
このときはもうただただ無心。ひたすら麺と向き合います。
もう何も考えたくない。
きょうあった嫌なこと、ぜんぶ忘れたい。
ニンニクよ、すべてを消し去ってくれ！ 我に臭いだけを残して。
麺が残り半分になったところで、腹五分目。
いいペースです。
食が細くなったなんて言っている同世代もいるけれど、
私はまだいける！
ラストスパート、残りの麺をすすります。
といっても、最近は「ヌーハラ」なんて言葉もあるので
「音を立ててすすりあげる」ことには抵抗があります。
だいたい、麺を本気ですすったら、汁がはねて服が汚れるじゃないですか。
周りを見渡しても、音を立てて、下品に麺をすすっている人は
ひとりしかいません！（ひとりいた）
戦いを制して、全マシを完食。さすがに満腹です。
これはベストコンディションじゃないと倒せない相手。
次回は無理かも……そのとき、ふっとひらめきます。
「ミニラーメンの全マシ」
麺を減らして、野菜だけ増やす。
これって、理想なんじゃない？
でも、すぐに頭を振って、自分の考えを却下します。
「店で一番安いメニュー頼んでおいて、野菜を増量するなんて」
もちろんルール的には認められているので、
女性や学生さんが注文するのは全然問題ないと思います。
でも、中年の男はやっちゃいけない気がする。
店にも潤ってもらいたいし、気持ちよく提供してもらいたい。
要するに、私は見栄っ張りで自意識過剰なんですｗ
夜勤族にとって、朝は一日の終り。
残業のせいで行きたかった店に行けず、
最初はふてくされていましたが、
結果、最高の朝ごはんになりました。
朝ごはん情報
ラーメン豚山 武蔵小杉店
場所 JR武蔵小杉駅 北口すぐ
時間 午前11時～
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