東京駅「やえす初藤」で朝から満腹
腹が減った 今朝はどこで食べようか
と、井之頭五郎を気取りながら、
気になっていたあの店に向かいます。
電車に乗り込むと、
通勤ラッシュを過ぎた午前9時だというのに車内はプチ混雑。
勤労者の皆さま、ご苦労さまでございます。
こちらはいま、夜勤が終わったところです!
夜勤明けの開放感に浸りながら電車に揺られていると
ン゛ッンン゛と、耳元でいやぁな咳払い。
季節の変わり目で風邪を引いたのか、
流行りの病なのか、
あちらにもこちらにも具合の悪そうな人が。
皆さん、休めないのね……
でももう、そういう時代じゃないでしょう。
さらに、体調不良の救護人が出たということで電車は急停止。
サラリーマン社会の闇を垣間見ます。
そんなこんなで、10分遅れで電車は東京駅に到着。
東京駅直結ヤエチカの有名店へ
やってきたのは駅直結のヤエチカにある、
知る人ぞ知る、モーニングの名店「やえす初藤」です。
大盛り無料で、
サラリーマンのお腹を朝から存分に満たしてくれると評判のお店。
いざ入店!
ところが直前で中国からの観光客家族が滑り込むように私の前へ。
しかも券売機前であれこれ操作に悩んでいる様子。
最近こういうパターン、多くないですか?
「だったら先に買わせてくれぇ」と言いたくなる場面。
家族の後ろで、ただただ空虚な時間が過ぎていきます。
ようやく見兼ねた店員さんが手助けに。
お父さんが中国語で何かを言っていますが、店員は頑なに日本語。
ここは日本だ! その潔い精神に思わず心の中で拍手を贈ります。
さて、ようやく自分の順番になり、券売機の前へ。
メニューは全7品
選んだのは一番人気だという「豚汁定食」。
店員さんが遠くで「こちらへどうぞ!」と大きく手をあげています。
「こちらの席でよろしかったでしょうか?」
案内されたのは、壁際端っこの、この店で一番の特等席。
文句があるはずありません。
入店前の不運を払拭してくれました。
「ごはんはどうしますか?」と聞かれたのでもちろん大盛りに。
サラリーマンに人気ということですが、
すでに午前10時を過ぎていたので、
店内はほとんどが東京駅を利用する旅行客。
写真では誰も映ってませんが、
このあと次々と人が来て、店内はあっという間にいっぱいに。
さすが人気店。
回転率も良く、着席30秒で、定食が到着します。
これぞ豚汁オブ豚汁 最高オブ最高
さっそく豚汁を一口。
し、しみるぅ~。
豚汁のお手本のような味。
こういうのが食べたかったという欲望に100%で応えてくれます。
卓上の七味を軽く振って、さらに一口。
豚肉もたっぷり入って大満足。
おかずが足りなくなることを懸念して、
大盛りごはんを少し多めにほお張ります。
本日の小鉢はひじき。
味のりとしば漬けでさらにごはんを掻き込みます。
「豚汁定食」が一番人気ということですが、
活気ある店員さんのやりとりを聞いていると、
「生姜焼き定食」や「焼き鮭定食」が人気のよう。
お昼も近い時間なので、がっつり食べたい人が多かったのでしょうか。
最後はレンゲで白ごはんをすくい、豚汁に浸し、
おじや風にしていただきます。
少々イヤラシイ食べ方ですが、
ひとりなんですから、いいじゃないですか。
大盛りごはんもきれいに完食し、
大食いには多少の自信のある私でも、十分満腹に。
予は満足じゃ、くるしゅうない。
いや、お腹はくるしいんですけれどね。
私は夜勤明けの帰路だからいいものの、
朝食でこれキメちゃったら、サラリーマンの皆さんは、
お腹いっぱいで仕事にならないでしょうと、
余計な心配をしつつ、お店を後にしました。
一番の驚きは店を出たあとに…
店を出て、ヤエチカをぶらぶらしていたところで、人だかりを発見。
いったい何の行列かと思ったら
喫煙所じゃないですか!
私は喫煙者ではないのでわかりませんが、
こんな長い列に並んでまで吸いたいほど、
食後の一服というのは、魅力的なんでしょうか。