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豚汁専門「ごちとん」で、ごちとんさまとか言わないよ絶対

夜に働いている、なゆた蟷螂かまきりです。
夜勤明けの朝ごはん「アケメシ(明け飯)」を記録しています。

この冬はいろんな店で
「豚汁の食べ比べ」をしようと決めました。
理由は、肉と野菜がバランスよくとれて
なんとなく体に良さそうだから。
体もあったまりますしね。

ならば、まず行っておきたいのが、
豚汁定食の専門店「ごちとん」です。

とんかつ「かつや」、からあげ「からやま」と
同グループのブランドです。

向かった目黒店は今月オープンしたばかり。
店構えも店内の装飾も、何もかもが真新しく、
店員さんもすれてなくて初々しい、
フレッシュな「新店舗」でした。

メニューは、店の外に貼られているポスターのみ。
店内にはないので、ここでしっかり吟味します。

店に入ると
「まず食券を」ということで券売機の前へ。

この券売機がなかなか使いづらく、
ちっともユニバーサルデザインじゃない。

もちろん、単純な定食ひとつ選ぶなら
さすがに迷わないですが、
追加でおかずやトッピング、
ごはんのお供が欲しかったりすると
「どこだ、どこだ」とあたふたします。

私は「ごちとん豚汁定食(¥869)」
「アジフライセット(¥1001)」を注文したかったのですが、
どこにもそんなメニューははなく。

結局、豚汁定食を選んでから
トッピングでアジフライを選択すると
自動的にセット値段になるという仕組みでした。

そして同時に
ごはんの量(小、普通、大盛/同一価格)、
豚汁の味噌(麦、米)の選択も迫られます。
初見だと、これはなかなかムズい。

どうにか無事食券を購入して、
壁沿い一列のカウンターへ。

入店2人目だったので、端っこを確保できました。
お店は2階もあるようで
混んできたらそちらも開放するようです。

お茶とおしぼりを持ってきてくれた店員さんに
食券を渡して、しばしのまったりタイム。

塗りたての真っ白い壁と向き合っていると
夜勤の疲れがどっと押し寄せ、
いまにも眠ってしまいそう。

「アジフライは出来立てをお持ちします」
ということで、まずはごはんと豚汁、お新香が
運ばれてきます。

あれ?
この木製のトレイ、別の店でも見たことがある。
たぶん「タニタ食堂」や「かつお食堂」と一緒です。
安価で使い勝手がいいから、いろんなお店で採用されているのでしょう。

この少しだけおしゃれなトレイで提供されると、
見栄えがして、食事が何倍も美味しく感じられます。

さて、まずはメインの豚汁から。
汲み豆腐が丸ごと入っていて、見た目にもインパクトがあります。

世間には味噌汁と何が違うのかという、
具の少ない豚汁も少なくないですが、
こちらは豚肉もたっぷり!
さすが、専門店。
これ一本で勝負しようという気合いが違います。

そうこうしていると「アジフライ」が到着。
他のお客さんも頼んでいたようで
カウンターのほぼ全員に、
揚がったばかりのアジフライが順番に配膳されます。

天ぷら店で職人さんが、
揚げたてを順番に提供してくれるイメージ。
(あくまでイメージ)。
店のひとり客同士に、一体感が生まれます。

別添えの中濃ソースをかけて食べようとしたところで気づきます。

よく考えたら私、アジフライは醤油派だった!
ちゃんとカウンターには醤油もあったのに。

肝心のアジのお味は、
小ぶりでスジ張ってはいましたが
漁港で食べているわけではないのですから、
こんなものでしょう。

食事も後半。
充実している豚汁用の調味料で、味変を試みます。
新規開店した店だけあって
一味唐辛子は、開封したばかりの香りと辛味が
まだ残っています。

豚汁に「すりごま」を初めて入れてみましたが
意外とコクが出て、これはこれでアリ。

なかでも豚汁との相性が良かったのが「あげ玉」です。
汁を吸ったあげ玉が、いい具合に膨らんで、口の中でとろけます。
すこーし豚汁に粘度が出るのも、いい変化でした。

完食すると、丼の底にあった
「ごちとん」の文字と目が合いました。
いい歳をしたおっさんでも、
「かわいい食器だなあ」と思ってしまうほど。

アジフライのサービス券をもらったので
次は醤油でいただきたいと思います。

アケメシ情報

ごちとん 目黒店(2025年1月オープン)
場所 目黒駅徒歩2分
時間 午前11時~午後10時30分

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なゆた蟷螂
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