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日吉「銀家」朝5時から家系ラーメン

夜に働いている、なゆた蟷螂かまきりです。
夜勤明けの朝ごはん「アケメシ(明け飯)」を記録しています。

夜勤明けは冒険がしたくなる

午前5時の夜勤終わり。
眠い眼をこすりながら向かったのは
「銀家 日吉本店」

駅前はまだ真っ暗

なんと朝5時開店。
早朝から家系ラーメンが食べられるお店です。
日吉はラーメン店が乱立していることで有名な学生街ですが
朝5時開店という、とち狂った所業は、この店ぐらいです。

店は普通部(慶応)通り沿い

「早朝から家系」
とんでもない愚行です。
が、愚行を楽しむ余裕を失ってしまったら
人生が味気無いものになってしまいます。

この一角だけ明るい

店につくと、入口を塞ぐように
夜を徹して遊んだ、ガラの悪い大勢の酔っ払いが。
店に入れません。
仕方なく店前をうろうろしながら、裏手に回ると
初めて見るお店が。

黄色い看板までそっくり

「ラーメン裏二郎」

なんだこの店。
店の中を覗くと営業中で、客も入っています。
貼り紙には「食券は銀家でお買い求めください」とあります。
なるほど、同じ店内に2つの店があるようです。

ようやく酔っ払いが姿を消したので、券売機の前へ。

左が銀家 右が裏二郎

確かに「ラーメン裏二郎」のメニューもあります。
すごーく悩みましたが
ここは初志貫徹で「銀家ラーメン」(¥950)を選択。
緑色に光っているボタンがあり、見てみると「中盛無料」
ここはまったく悩まず、ボタンを押します。

店内に入るとほぼ満席。
「飲んだ帰りに家系」の人たちです。
カウンターの開いている席に座り、食券を渡します。

さて、銀家では「朝銀」と称して、丼物がサービスでつきます。

ネギチャーシュー丼   チャーシュー丼  
チャーたく丼      肉マヨ丼
ピリ辛そぼろ丼     ピリ辛ネギ丼

チャーたく丼を注文しますが、店員さんが一言。
「やってません」
ええ! 朝銀やってないの? だったら表の看板は何なんだよ!
かなりムッとしてしまい、黙り込みます。
およそ10秒の沈黙。
すると、私の表情に何かを察したのか
「チャーシュー丼とかなら」

聞けば、どうやら「チャーたく丼」だけ品切れの様子。
だったら最初にちゃんと説明してほしい。
そもそも客にその態度、ぶっきらぼうすぎないかい?

いや、私も夜勤生活者なので、わかるよ。
仮眠なく働いていると、
疲れも眠気もピークの午前5時がいちばんキツい
だからって客にその姿を見せてはいけないでしょう。

なぁ~んて腰掛けのバイト君に言っても仕方がないので、
笑顔を取りつくろい「ネギチャーシュー丼」を注文します。

盛り付けも雑

まもなく先に運ばれてきた「ネギチャーシュー丼」。
これがね、あんまりこんなこと言いたくないんですけど。
上にかかっている魚粉が激マズ!
とても食べられたものではありません。

が、サービスで頼んだものを残すのはご法度。
最後は無理やり飲み込みました。

およそ5分で着丼

さて、肝心のラーメン。
スープは濃厚! 夜勤明けの干からびた体に染み渡ります。
麺は家系の特徴である、極太ストレート。
中盛だけにボリュームがあり、ぜんぶ食べられるのか、身震いします。

太麺だからか、麺を箸あげするたびスープが四方八方に飛び散ります。
紙エプロンをもらえばよかった!

そろそろ味変。
もう少しパンチが欲しいと、生ニンニクを手に取ります。

豊富な卓上のトッピング

そこで気が付きます。
「きょう歯医者じゃん」
しかも担当は若い女医さん。

ここはぐっと我慢して、辛味噌にします。
さらにフライドガーリックも。
(ぜんぜん我慢していない!)
フリーのトッピングがこれだけ充実していると嬉しい。

ふと見ると隣の男性は「ラーメン裏二郎」を食べています。
裏二郎エリアがあるわけではなく、
店内のどこに座ってもいいようです。

ラーメン裏二郎用のコール

ミニ丼とラーメン中盛りを、なんとか食べきり駅へ。
「夜勤と家系」のダメージは思った以上に大きく、
立ち止まったら眠ってしまいそうなほど。

朝に食べてる証拠写真

帰宅し、全身に飛び散ったスープを風呂で洗い流して
倒れるように就寝しました。
起床後は歯医者へ。
女医さんにも嫌な顔をされずに(たぶん)すみました。

アケメシ情報

銀家 日吉本店
場所:日吉駅徒歩2分 普通部通り沿い
時間:午前5時~午前2時(21時間営業)

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なゆた蟷螂
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