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小田急沿線で食べられる「名代 箱根そば」

夜に働いている、なゆた蟷螂かまきりです。
夜勤明けの「アケメシ(明け飯)」を中心に、朝ごはんを記録しています。

夜勤終わりの午前10時。
仕事は終了ですが、
このあとプライベートな予定があり、
さくっと立ち食い蕎麦でも食べて帰ろうと思っていたところ
ラッキーチャックさんから
「箱根そばがダントツにおいしい」
教えてもらいました。

ラッキーチャックさんは、独自の感性でnoteを書かれている方です。
どこかで聞いた話や、誰かの受け売りは一切ありません。
人当たりのいい着飾った言葉を使うことなく、
はっきりと自分の態度を表明していて
唯一無二の存在感を放っています。

そんなラッキーチャックさんおすすめの店とあれば
行かないわけにはいきません。

というわけで職場から最も近い「箱根そば 代々木上原店」へ。

いや、あの。
そんなところに立たれたら、中に入れないじゃないですか。

……

……

……


しばらく待ってみましたが、全然動いてくれません。
自分の作業に没頭していて入口を塞いでいます。

……

……

……

いや、ふつうに邪魔なんですけど!
ラッキーチャックさんいわく
「迷惑行為に遭遇する確率が低い(要約)」
という触れ込みだったのですが、のっけからこれです。
自分の不運を恨みます。

ようやくどいてくれたので、気を取り直して入店。

「箱根そば」は、ほぼ小田急線沿線にあり、
私はほとんど使わない路線のため、今回が初訪問でした。

せっかく普段来ない駅、店舗なので
そば1杯で済ますわけには到底いかず、
「おすすめセット」から選ぶことに。

大好物のかき揚げが、お店の名物でもあったので
普段なら迷わないのですが、実は先日。

デカき揚げ丼

某所の「超巨大かき揚げ丼」に胃もたれしたばかり。
券売機の前で少しだけ悩みます。

それでも気づくと
「ミニかき揚げ丼セット(¥730)」のボタンを押していました。

「番号でお呼びしますのでそのまま食券をお持ちください」形式だったので
提供カウンターに向かわず、席を確保します。
いま、ほとんどの外食チェーンはこのシステムですね。

座席に荷物を置くやいなや、すぐに番号が呼ばれます。
「はやっ」
思わず呟いて、改めて番号を確認すると、やっぱり自分です。
「はやすぎ!」
わずか10秒。歴代そば提供時間の最短記録です。

あわてて提供カウンターへ。
特に無料のトッピングもなかったので、
(一味だけは各席にあります)そのまま席に引き返します。

というわけで「そば」と「かき揚げ丼」。
そばには、デフォルトでわかめが入っていました。
かけそばではなかったのが、嬉しいサプライズです。

まずは、汁を一口。

色が濃いので、味も濃いかと警戒したのですが
それほどではなく。
甘みを強く感じますが、甘ったるくはありません。
ほどよいお味です。

麺は茹で置きなので少し伸び気味ですが
「伸びていてもおいしい」。
コシがしっかりしている証拠です。
どこぞの蕎麦チェーンのように、
まるで歯ごたえがないなんてことはありません。

そして「かき揚げ丼」。
お供え物をするような平べったいお茶碗に
かき揚げがいっぱいに広がっています。
食べごたえ十分の大きさ。

惜しむらくは揚げたてではなく、
保温ボックスで作り置きされたものだったこと。
提供スピードを考えれば
仕方がないことだとは思うのですが。

とはいえ、揚げたてのサクサクか、
汁に馴染みやすい、しんなりタイプか。
そこは好みの分かれるところではあります。

しんなりかき揚げは、ごはんよりも蕎麦だ!
ということで、そばに投入。
おかげで、具だくさんの贅沢蕎麦に大変身しました。

店内を見渡すと、意外と女性客も多く、
女性ひとりでも気軽に入れる、
居心地のいい雰囲気づくりが成功しているようです。

ただ券売機がひとつしかないので
もたつく人がひとりいると、すぐに行列が出来ていました。
せっかく光の提供スピードを誇っていても、
これでは宝の持ち腐れ。
せめてもう1台あるといいと思うのですが。

この年齢になったら、
蕎麦の汁は残した方がいいことはわかっています。
それでも、あと引く美味しさで、完飲。

かき揚げのボリュームもあって、
かなりお腹いっぱいになって、店を出ました。

「箱根そばがあるから、小田急沿線に住んでいる」
もしかしたらそんな人もいるかもしれない、
いつでも寄り添ってくれる、わが町のお蕎麦屋さんでした。

アケメシ情報

名代 箱根そば 代々木上原店
場所 代々木上原駅改札外 アコルデ代々木上原1F
時間 午前7時~午後9時

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なゆた蟷螂
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