念願の「ラーメン山岡家」は憧れのまま胸の奥に
夜勤終わりの早朝「ゆで太郎」を食べて就寝(↓)。
正午に起床します。
この日は小旅行レベルの、
そこそこ郊外に行く予定がありました。
知らない街で、何か美味しい店がないかと検索したら
「山岡家」があるではないですか。
小田原ドラゴン先生のポストによく出てくるので
ずっと気になっていたのですが
「山岡家」は国道沿いに多く、
どの店も駅から遠いので、
車を持っていない私にはとても使い勝手が悪いのです。
ところが今回は、用件がある駅から徒歩数分。
このチャンスを逃す手はない!
ということで予定に組み込みました。
早朝にもしっかり食べてはいるのですが、
私はこれを“アケメシのはしご”と呼ぶことにします。
そんなわけで電車を乗り継ぎ、
およそ2時間かけて到着。
こちらの店も、やっぱり国道沿いにありました。
ついに念願の山岡家に初潜入です。
山岡家はそのメニューの多さも特徴のひとつ。
ベテランっぽい人の記事も読むと
はじめは「醬油」か「特製味噌」とあります。
しかし、山岡家の正式名称は
「味噌ラーメン 山岡家」。
小田原先生も味噌をよく頼んでいます。
ということで「味噌ネギラーメン(¥840)」を選択。
朝も食べ、このあと自宅で晩酌する予定もあるので
トッピングやサイドメニューは我慢します。
午後3時台なのでかなり空いています。
テーブル席でも良かったのでしょうが、
1人なので、入口近くのカウンターに腰を下ろしました。
半券を取りに来た店員さんに
好みを聞かれたので「全部普通」と、
初心者とは思われないよう、阿吽の呼吸で返します。
山岡家では、二郎コールのように
「麺の硬さ」「あぶらの量」「味の濃さ」が選べます。
ベテランっぽい人の記事によれば
初心者は、あぶらを多くしたり、味を濃くすると、
全部食べるのが難しいとあったので
無難に「普通」にしておきました。
セルフサービスで水をとりに行き
料理の到着を「ぼーーーっ」と待ちます。
太麺なので時間がかかると
注意書きされていますが
手持ち無沙汰でラーメンを待つ時間は、倍以上に感じます。
ベテランっぽい人の記事によれば(しつこい)、
床はぬるぬる、店内は獣臭いという触れ込みでしたが
そこまでではなく。
きちんと掃除も行き届いています。
待つこと10分、体感20分。
ようやく憧れの山岡家とご対面です。
「をい! なんかおかしくないか?」
思わず声がでそうになります。
海苔がしなしなとうなだれ、
スープに浸かってしまっています。
ちなみに公式サイトの写真がこちら。
“海苔の花”が開いていないじゃないか!
どうやら運んでくる間に
内側に倒れてしまったようです。
仕方ないとはいえ、
見栄えがこれでは、気分が萎えます。
若い頃だったら
「えっと、海苔はこの状態であっているんでしたっけ?」
と、嫌味のひとつでも言っていただろうなあ。
大人になったので、海苔を元の状態に戻して頂くことに。
※ちなみに、先程の
海苔がラーメンに浸かってしまっている写真は
お借りしたものです。
私も撮ったのですが、
なぜかぼやけて映っていなかったのです。
「山岡家」の陰謀か?!
気を取り直して…憧れの山岡家を初体験
スープを一口。
味噌を頼んだはずですが、あまりコクがなく。
なんだか醬油っぽい。
素直に「特製味噌」にしておけばよかったのか。
あるいは、味を濃いめにしておけばよかったのか。
そして麺は、確かに太いのですが
短いため、食べごたえがありません。
期待が大きすぎたのか、肩透かしが続きます。
ところで。
午前中に家内が、この駅で同様に所用があり
私が山岡家のことを話したら
「食べたくなった」と、先に立ち寄っていました。
そして彼女からは事前に
「海苔とコロチャーシューが美味しい」
という感想をもらっていました。
というわけで「海苔」をいただきます。
確かに、ラーメン店にありがちな
薄っすいペラペラの海苔ではなく、上品質!
ラーメンの価格の半分は海苔なのでは?
それぐらい力を入れているのがわかります。
続いて「コロチャーシュー」ですが、
食べども食べども見つかりません。
「もしかして入っていないメニューだったか?」
と思ったところで、
ようやく底に沈んでいたコロチャーシューを発掘。
いただくと、噛み応えがあって肉々しい!
サイコロ状のサイズもちょうどいい大きさです。
そんなわけで私も家内と同様
「海苔とコロチャーシューは美味しい」
という感想を持って店を出たのでした。
普段は行列必至の人気店に、
並ばずに食べられただけでもよしとしましょう。
集めると餃子等がもらえるサービス券とともに、
私にとっての「山岡家」は、
二度と開けることのない、思い出の宝箱に封印されたのでした。