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六本木「日高屋」で生涯初の麺少なめ

夜に働いている、なゆた蟷螂かまきりです。
夜勤明けの朝ごはん「アケメシ(明け飯)」を記録しています。

健康診断のひどい結果を受けて
節制した食生活を続けています。
とはいえ、午前5時に夜勤が終わって、
体にいいごはんが食べられる店は限られています。

それは眠らない大都会、六本木でも同じ。
開いているのは居酒屋や焼肉店ばかり。
ならば選択肢はひとつです。

24時間チェーンの「熱烈中華食堂 日高屋」。
こちらで人気の「野菜たっぷりタンメン(¥620)」をいただきます。

店先のディスプレイで「バクダン炒め定食(¥830)」という
野菜豊富な魅力的なメニューを見つけて悩みます。

実は日高屋初体験。
メニューだけでなく、店のシステムもわからず、
しかも、店内は酔っ払いでなかなかの混みよう。
おそるおそる外から覗いたら。

親切な看板がありました。
がぜん、勇気がわいて入店。
酔っ払いから距離をとりたくて
入口近くの席を確保します。

注文用のタブレットは「取り外せません」と
注意書きされ、壁に固定されています。
タブレットからもわかる、昨今の六本木の治安の悪さ。

ホーム画面には
メニューの人気ランキングが表示されていて、
1位「餃子」
2位「野菜たっぷりタンメン」
3位「チゲ味噌ラーメン」とありました。
これはもう実質1位なんじゃないかと、
予定通りタンメンを注文します。

しかも、これから寝るだけだしと「麺少なめ」を選択。
30円安くなって、590円に。
1人前の量を減らすなんて選択をしたのは生涯で初めてです。
自分の意識の高さが誇らしい。

案内板にあったように、お冷はセルフサービス。
席を立って、店の奥に向かいますが、
とにかく酔っ払い集団の声がでかい。

耳がぶっ壊れているんじゃないかと思うほど
悲鳴のような高い声で会話しています。
弱ったなあ。

ところがそこへ、マジモンのいかつい徒党が入店。
すると、今まで騒いでいた酔っ払い集団が、
一瞬にして静かに。
空席がなく、いかつい男たちが店内を見回すと、
すでに食事を終えていた酔っぱらいたちが
逃げるように会計に向かいます。

逃げたので席が空いた

空いた席に座る、いかつい男たち。
その隣には、ひときわ騒いでいたため
まだ食事を終えていない、酔っぱらいがひとり。
肩を小さくしながら、ほとんど流し込むように食べ始めます。
やーい、仲間に置いてけぼりにされてやんの。

なんて、情けなくてカッコ悪い! 
横目で見ながら、自然と顔がニヤけます。

そんなことをしていると、タンメンが到着。
たっぷりとうたっているだけあって、野菜が山盛りです。

スープを飲むと、しょっぱい&化学調味料!
万人が「美味しい」と感じるように作られた、超平均的な味。
やっぱりチェーン店はこうでないと。

印象に残ったのが「麺」
生麺なのでしょうが、
インスタントの乾麺ぽくもあり、
他で見たことがないような、ちぢれ具合。

我々おじさん世代は「中華三昧(袋麺)」のノンフライ麺を
初めて食べた時に衝撃を受けたわけですが、
そのときと同じような、これまでの常識が覆されるような麺
かなり好みで、美味しくいただきました。

途中、卓上の酢やコショウで味変。
酢も醤油も、しっかり日高屋ブランドなのに
なぜコショウだけはオリジナルを作らないのでしょう。
疑問です。

厚労省によれば、高血圧予防で推奨される1日の塩分量は6g。

タンメン1杯の塩分量は8.5gということで、
大量にスープを残して、食事を終えました。
なんて健康的なんだ。

麺少なめなので、やはり充実感に乏しく。
こんな我慢の食生活が、
いつまでも続くはずがありません。
必ずどこかでリバウンドが来ると思うのですが、
その時、どうなってしまうのか。
自分のことながら、今から戦々恐々です。

席を立つ前に、タブレットの「お会計」ボタンを押してレジへ。
しつこいぐらいあちこち注意書きされていたので、
間違わずに会計を済ますことが出来ました。

アケメシ情報

熱烈中華食堂 日高屋
場所:全国約450店舗
時間:24時間営業

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なゆた蟷螂
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