2021.08.16 曽祖父の訃報と数ヶ月、確かに一緒に生きたことに感謝 そして100年後に思いを馳せる

曽祖父が亡くなったとの知らせが母に入る。

君とちょうど100歳差。生まれてから2ヶ月、一緒に暮らさせてもらった。

君が曽祖父と一緒にいる姿を見るのが好きだった。曽祖父は君を必死で「おいおい」とあやしてくれるが、君は自由だ。ニコッとしたり、唸ったり、時に泣いたり、無視したり、といった具合だ。

曽祖父は立派な人だ。詳細までは知らないが、満州から戻り、会社を興し大きくした。向学心の塊のような方で、90歳からパソコンを習得しようとした。そして社会、経済、の記事をプリントアウトしては、孫たちに配っていた。そしてとにかく優しい。自分の子供たちは勿論、さまざまな人を育て、人に尽くしてきた。

そのせいだろう、曽祖父の元には感謝の印とばかりに、毎年様々なものが届く。俺はいつもそのおこぼれに預かっていた。

曽祖父にはしてもらってばかりだったけれど、唯一最高のお返しができたかな、と思うことがある。もちろん、君だ!

きっと百年の人生の中で、一番最後に出会ったのが君。きっと最高のギフトだったと思う。

今から100年後か。俺にとっての君みたいな存在が沢山いるといいなと思う。でも、時々俺のことを思い出してくれたら嬉しいな。

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