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スマブラステージ制作奮闘記
こんにちは,シルバワです。
今年からスマブラステージ制作&大型大会でのブース出展をシルバワ工房、という活動名で始めたのでそれに関する雑記を寝椅子さん主催のスマブラ Advent Calendar 2024の18日目の記事にて書かせていただきます。
https://adventar.org/calendars/10240
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Twitterや大型大会で皆さんが見かけたことがあるかもしれない終点や戦場、ポケスタ2のステージ。その裏で繰り広げられた99%ノーフィクションの制作奮闘記をお楽しみください!
第一話 ワクワク!初めてのステージ制作
去年の11月ごろ,オフ大会である渋谷Beeスマッシュ(FRESH)の優勝を目指すが、なかなか結果の出ない日々を送っていたシルバワは息抜きのためスマブラと並行して遊べる新しい趣味を探していた。
そんな中見かけたウメブラ#SP10でのブース出展の募集。
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何も出展できるものなど持ってなかったが,なぜかその募集が頭に引っかかり続けていた。
そしてある日
「スマブラのステージ作って展示したらウケるんじゃね?」
という天啓が舞い降りてきたのであった。
調べたところ先駆者もおらず,資料はゲーム内にいくらでもある。
またスマブラSPは自分史上一番遊んだゲームということもあり愛着は十分と制作には絶好の条件がそろっていた。
そうと決まればすぐ行動。筆やカッター等の道具類をかき集め、もの作りの世界への第一歩を踏み出したのであった。
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最初に作った設計図
第二話 絶望
制作が進まない。
当然である。制作活動など小学校の夏休み以来なのだから。
ゲームとニコニコ動画が友達の輝かしい学生時代を送ってきたのだから。
謎の行動力によってウメブラSP#10での「終点」展示の申し込みを既に行ってしまい期限は大会day2の1月7日。残り2か月弱で終点の制作を完成させなければならない状況であった。
やぶれかぶれで筆をとってみるが結果は以下の通り。
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大真面目に作ってこの有様である。
このままだと「無謀なチャレンジに失敗した成人男性の土下座」に出展を変更しなければならない。現実逃避にVIPマッチに潜る時間も増えす一方。
そこで優先ルールによって望まない終点化カズヤと試合をさせられているときに2回目の天啓が降ってきた。
「ゲーム内のスクショをステージのテクスチャ-として使ったらいいんじゃね?」
これが大ハマり。
コンビニで光沢紙にてスクショを印刷したところ発色,質感ともに良く,
十分ステージ制作のテクスチャーとして使用できそうであった。
ジオラマ制作なら自分で塗装,造形してなんぼだろうと笑いたい奴は笑え。
何としてもあと2ヶ月で制作を完了させねばならないのだ。
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第三話 慟哭
制作の光明が見え始めたのが12月の20日ごろ。
年末年始で帰省することも考慮して残り作業可能日数は10日程度。
サンタさんなどこの世界には存在しない。あとはひたすら制作するしかないのだ。
残日数:10日
メイン台の作成。スクショを貼り付けるだけなのは負けた気がするのでELシートを購入し貼り付けて光らせる。
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残日数:9~8日
メイン台の続き。スクショを赤く光るところ以外を切り抜いて貼り付けていく。貼り付けにミスり何回かやり直す。
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残日数:7~3日
細かいパーツ作成。数が多くて大変。
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残日数:2日
青く光る輪っか部分の作成。ここだけはスクショだと上手くいかず自分で塗装を試行。蛍光塗料等いろいろ試してみるがどれもいまいち。
ついぞ青い輪っかに憎しみを滾らせるようになる。
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残日数:1日
土台作成。寝不足がピークに。
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残日数:0日
。。。
完成してないけど???
土台の完成の時点で1月5日の夜27時頃。残り作業は青く光る割っか部分の色塗り,土台へのパーツ類組み立て全部。完成する終点の運搬。
1月6日はウメブラSP#10への選手登録もしていたのでday1へ参加。
今ではレート2000にもなるちゃいさんのカズヤにボコボコにされたことは妙にはっきり覚えている(その後もBeeスマFRESH等で良く戦うことになるのだがそれはまた別の話)。
そのままUターンで帰宅し組み立てを開始。組み立ては土台を粘土で覆ってパーツを突き刺して制作していくことは決まっていたが,上手くパーツがくっ付いてくれる保障などどこにもない。
それどころか粘土自体が土台に馴染まず空中分解する可能性もあった。
だがもうここまできたのだからやるしかない。
何を隠そうこのシルバワ、座右の銘は「めげない,しょげない,ぱなさない」なのだからだ。
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終点が……終点が立った…….!
day2当日の朝8時頃のギリギリ完成。完成した時は慟哭(→声をあげて激しく嘆き泣くこと)してしまいそうだったが朝早かったので我慢した。
青い輪っかの塗装はウメブラ会場ですることにし,むき出しの終点を持ってタクシーに乗り込むのであった。
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第四話 解放
ということで会場へ。
青い輪っか用のラメ絵具はスタッフ枠のわみさんに頼んで自分は設営作業を進めた。急ごしらえで黒いボードで終点を囲ったが,今思い返すと光っているのがわかって良かったと思われる。隣でアドカレ15日目を担当していたかとんさんがスマブラ作字を展示していたのですが,横でゴタゴタ作業して本当すみませんでした<(_ _)>
絵具が届いてからはその場で輪っか部分の色塗り。
万が一別の箇所にぶちまけたりしたら全て終わってしまうので緊張しながらの一筆であったが無事塗装完了。
完成したステージがこちらである。
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なんとか展示に間に合い,見かけた人から
「おおすげえ終点だ!」
「カッコイイ( '-' )b…!!」
等々称賛の言葉をいただけ、
後日Twitterでも1000いいね突破の好評具合だった。
色々と苦労はあったが本当に…
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最終話 シルバワ工房
そうして初めてのシルバワ工房のステージ制作,ブース出展は幕を閉じた。
年末年始の睡眠時間を削り切ったせいか年明けからバカほど体調を崩したり、制作費でお金が吹っ飛んだりもしたが,あの日ウメブラのブース募集に申し込んだことは人生最高のファインプレーだったと断言できる。
そして今日までシルバワ工房のステージ制作が続いているのは、オフ会場やSNS等で賞賛してくださる皆々様のおかげであることもこの場を借りて述べさせていただく。
ウメブラでの展示以降、制作したステージを主催であるたぐやんさんのご厚意により渋谷Beeスマッシュに置かせてもらったり,ショートの制作動画がTwitterでバズってねとらぼの記事になったり,かとんさん,ハチノスさん,AroQさんに活動用のロゴやアイコンを作ってもらったり,「戦場」を作って篝火で展示してポケトレ使いで集合写真を撮ったり,YouTubeチャンネル(https://youtube.com/@silvewa_koubou)を始めてステージ制作のゆっくり解説を始めたり…
等々この一年色々あったのだがここに全ての詳細を書き連ねるのは冗長なので語るのはまた別の機会にするとしよう…
最後にここまで読んでくれた皆様へ一言。
スケジュールにはゆとりを持って行動しようね!
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