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明暗分かれるラジオ野球中継①~中継が好調な方の放送局

今回もご覧いただき、ありがとうございます。

2/17に、各媒体から「プロ野球選手名鑑」が発売され、2025年シーズンが近づいているのを実感します。

ちなみに、私は選手名鑑3冊購入しています。
・日本スポーツ企画出版社発行「slugger特別編集 プロ野球選手名鑑」
・双葉社発行「プロ野球2025 最強データ選手名鑑」
・ミライカナイ発行「ホームラン特別編集 プロ野球12球団 全選手カラー百科名鑑2025」

sluggerさんのは、ミニ版も購入しているので、実質4冊です。
合計4650円でした。

理由としては、sluggerさんはとにかく「データ」が充実しているのが理由です。
私がDELTAさんの会員というのもありますが、セイバーメトリクス関係のデータがほとんど掲載されています。
(2024年のデータであることだけは留意ください)

後の2冊は、選手名鑑としては物足りなさがありますが、とあることが掲載されています。
「2025プロ野球 解説者・アナウンサー」が掲載されています。

観客動員数は過去最高を更新しているプロ野球ですが、その一方で野球中継のテレビ・ラジオの視聴率は軒並み最低水準となり、全国中継はほとんどなくなりました。
その一方で、ローカルでの中継は増えています。
また、ラジオに関してはradikoで大体は試合展開は追うことができます。

ラジオの野球中継に関しては、各放送局ごとに明暗が分かれており、どちらかというと苦しい放送局が増えています。

すべての放送局の紹介はできませんが、私なりに状況を紹介していきます。
今回は野球中継が好調な放送局です。

先日、「radikoで聴かれた番組ランキング」が発表されています。

このランキングは、東京・名古屋・大阪エリアのラジオ番組の聴かれた番組ランキングです。
私なりに、野球中継が好調・苦しい放送局の目安を書きます。
・何試合中継しているのか?
・ビジター中継の対応(私が収集した中継データを基に作成、過去3年分)
・スポンサー
・解説、実況アナウンサーの動向

ここで放送局ごとに紹介します。
尚、2/23時点での調査なので、各放送局からの公式発表はなされていませんが、過去のデータや上に記載した双葉社とミライカナイ社に掲載が確認が取れている実況アナウンサーなどから判断をしています。
公式発表され次第、新しく「note」を作成します。
尚、名古屋・東海ラジオは正式では「TOKAI RADIO」ですが、当ブログでは「東海ラジオ」と明記させていただきます。



・HBCラジオ


(2025年シーズンは日ハム戦143試合放送予定)
「ファイターズ聴くならHBC」がキャッチコピー。

解説:大宮龍男さん、岩本勉さん、田中幸雄さん、鶴岡慎也さん

アナウンサー:卓田アナ、川畑アナ、山内アナ、渕上ア
ナ、水野アナ、波多野アナ、本間アナ

ビジター中継は楽天戦が仙台TBCネット貰い、ソフトバンク戦が福岡RKBネット貰い、オリックス戦はABC/MBS制作裏送り、ロッテ戦と西武戦はオフチューブ中継/QR・LF制作裏送り
※過去3年の中継データ

〇競合他社が土日の野球中継を取りやめたことで、ファイターズに関してはHBCラジオがほぼ独占という事もあってか、中継スポンサーも好調。
今年は優勝も狙える戦力であることから、中継自体も好調になるのではと見ています。
昨年、CS実況を20代の波多野アナ、本間アナが経験できたのもプラス材料

△昨年、10月改編が大失敗。聴取率調査などでも惨敗したのがやや気がかり。
出張費などが削減されたのか、関東地区がオフチューブ中継なのが少し残念
また、ヤクルト主催のみ中継不可(STVが中継をしない場合は、HBCでも放送の実績あり)

・ニッポン放送

(原則、火曜~金曜ナイター、土日ナイター、土日デーゲームは不定期、セリーグCS、日本シリーズ放送予定)


解説:江本孟紀さん、大矢明彦さん、佐々木主浩さん、里崎智也さん、谷繫元信さん(東海ラジオも兼務)、前田幸長さん、松田宣浩さん(KBCも兼務)、真中満さん、宮本和知さん、山崎武司さん(東海ラジオも兼務)、山本昌さん(東海ラジオも兼務)
若松勉さん

実況:宮田アナ、胡口アナ、山田アナ、師岡アナ、松本アナ、煙山アナ、森田アナ、山内アナ、清水アナ、大泉アナ、小林アナ

ラジオの聴取率、「radikoで聴かれた番組ランキング」でも「ショウアップナイター」はランクインするなど中継は好調。
私も昨シーズンはかなりradikoエリアフリーで30~40試合は聴いていました。
中継本数も多いので、スポンサーも好調。

〇関東地区が中心だが、基本的に現地からの放送。(臨場感が違います)
「ラッキーウィーク」となれば、現地乗り込みで中継。
アナウンサー、解説者も多めに配置。

△解説、アナの年齢層がやや高め。体力面が心配。
日本シリーズ等は、関東地区以外はネット貰いに移行。
中継スポンサーに不備が判明。

ただ、ニッポン放送に関しては不安要素もあります。
昨年の11月の記者会見で、「製作費は重たい方だが、続けていきたい」と発言がありました。
現地乗り込みの場合は、回線や製作協力など費用が掛かっています。
オフチューブ中継は臨場感が無いに等しいので、何とか頑張ってほしいと思います。

・東海ラジオ

(中日戦、最大141試合放送予定、セリーグCS、日本シリーズも放送予定)

解説:山本昌さん、山崎武司さん、谷繫元信さんはニッポン放送にも掲載あり、福留孝介さん
実況:村上アナ、源石アナ、大澤アナ、吉川アナ、森アナ

「ガッツナイター」は東海地区での「radikoで聴かれた番組」トップを獲得するなど好調。ライバル局がスポンサー撤退に苦しむ一方で、東海ラジオはスポンサー枠が完売。
私も基本的に、中日戦は「ガッツナイター」派です。(○○さん、申し訳ないです)

○NRNネットワークの為、中継への制約が「巨人対中日」(ニッポン放送が制作しないデーゲーム)のみ。
 ここ数年は、10月改編以降の中日戦は東海ラジオ独占となる為、リスナーさんの支持も多め。
 ビジター中継は基本的に現地放送局からのネット貰いですが、2024年は開幕神宮3連戦、6月の「ラッキーウィーク」エスコン、ZOZOマリンは現地乗り込みで放送。

▲実況アナが足りない問題が存在、52歳の源石アナが実況デビューするなど人手不足が否めません。
(日曜デーゲームでローカル放送の場合は、東海テレビのアナがラジオ実況中、東海テレビは日曜は競馬中継の為、中継不可)

東海ラジオは、野球以外の番組に強みがなく、またFM化を見据えた番組編成にした為、リスナー離れ(特に高齢リスナー)が進み、7年連続で純損失計上。(経営は大丈夫かと心配)

※立浪前監督に関しては、出演未定なので、解説欄には入れていません。(過去に東海ラジオに出演したことがある為)

・ABCラジオ

(阪神戦143試合放送予定、CS、日本シリーズは阪神の成績次第)

解説:赤星憲広さん、「岡田彰布前監督」、下柳剛さん、中西清起さん、中田良弘さん、濱中治さん、桧山進次郎さん、関本賢太郎さん、福本豊さん、矢野燿大さん、湯舟敏郎さん

実況:中邨アナ、伊藤アナ、小縣アナ、山下アナ、高野アナ、北條アナ、福井アナ、寺田アナ、佐藤アナ、平野アナ

※岡田前監督は監督就任前までABCの解説者でしたが、現時点ではフリー扱いの為、「」書きです。
また、小縣アナは月~木は「おはパソ」担当の為、基本的に金、土、日が実況可能。

「ABCは虎バン主義」のキャッチコピーとともに、関西地区では支持率トップ、聴取率、radikoでもトップ。「阪神=ABC」の図式が完全に成立しています。
スポンサー枠も完売。
私は、中邨雄二アナの面白実況が好きなので、よくABCラジオを聴くようになりました。
昨年8月に大野雄一郎アナが退職も、平野アナが新たに加わ

〇NRN/JRNクロスネットの為なのか、中継の制約が無し。
ビジター中継は現地放送局貰いだが、ハマスタとマツダは現地乗り込みで放送。(QR/RCC制作協力)

▲CS、日本シリーズは阪神次第。(2019年よりその方針、虎バン主義と言ってしまったので、致し方ありませんが・・)

・MBSラジオ

(阪神戦127試合放送予定、CS、日本シリーズも放送予定)

解説:太田幸司さん、金村義明さん、狩野佳輔さん、亀山つとむさん、
(掛布雅之さん)、(能見篤史さん)、(鳥谷敬さん)、藪恵壹さん

実況:近藤アナ、井上アナ、金山アナ、三ツ廣アナ、川地アナ、大村アナ

私が幼少期、親父が野球中継を遠距離受信して聴いていたのがMBSラジオでしたので、その名残で最近まで阪神戦はよく聴いていました。
個人的には、金山アナの実況が好みです。
馬野雅行アナが実況から外れ、少し層が薄くなっているのがやや気がかり。

〇ABCラジオ同様にNRN/JRNクロスネットの為、中継の制約が無し。
火曜~木曜はNRNで全国中継もあり。
ビジター中継は現地放送局ネット貰い、裏送りにて放送。
大村アナ、三ツ廣アナはCS、日本シリーズ経験済み

△日曜デーゲームは競馬中継の為、中継不可。
(素材音源は収録、「阪神対中日」東海ラジオ向けの裏送りは今年2試合あり)

・RCCラジオ

(広島戦143試合放送予定、CS、日本シリーズは広島の成績次第)
解説:安仁屋宗八さん、天谷宗一郎さん、佐々岡真司さん、山崎隆造さん

実況:一柳アナ、石橋アナ、坂上アナ、石田アナ、伊東アナ、小宅アナ。

石田充アナきっかけでRCCラジオの野球中継も聴きます。
野球中継のみならず、広島地区での聴取率も好調。スポンサー枠も昨年はほぼ埋まる。
DAZNでは広島主催のみ放送がありませんので、広島情報はこちらにてお世話になります。

〇NRN/JRNクロスネットで中継に制約なし。
開幕3連戦がビジター中継の場合は、現地乗り込みで放送。
基本的にビジター中継は現地放送局ネット貰い、裏送りにて放送。
(10月改編後も広島が試合がある場合は、野球中継編成)

△解説者が少なめ、二重制作が存在している為(「広島対中日」は二重制作)、人員不足がやや気がかり。

現在、野球中継が好調な放送局を私なりに、紹介しました。
次は、怪しい放送局を書いていきます。
今回はここまで。

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