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AI活用の入り口:プロンプトの基本-その5-具体例①
1.動詞の言いかえ
前回の投稿で、下記のプロンプトに使われている動詞の言いかえを考えてみようとお話ししました。
週末に家族で東京観光をしたいです。プランを提案してください。
言い換えの例は…
「週末に家族で東京観光を楽しみたいです。」
「したい」を「楽しみたい」に変更
「週末に家族で東京を巡りたいです。」
「観光をする」を「巡る」に変更
「週末に家族で東京を訪れたいです。」
「観光をする」を「訪れる」に変更
「週末に家族で東京を回ってみたいです。」
「観光をする」を「回ってみる」に変更
それぞれ、動詞のニュアンスが少しずつ異なりますが、いずれも元の意図を伝える表現です。
また、「提案してください」を言い換えると…
「教えてください」
シンプルでカジュアルな言い回し
「おすすめをお願いします」
提案に加えて、良い選択肢を期待するニュアンス
「アイデアをいただけますか」
提案内容をアイデアとして柔らかく聞く表現
「プランを考えていただけますか」
提案の依頼をより丁寧に表現
「何か良いプランはありますか」
既にある選択肢を尋ねるような表現
これらの表現を組み合わせて、さらにバリエーションを増やすこともできます。
様々な言葉を知っておくと、AIにはうまく伝わります。難しい言葉を使えばいいというわけでもなく、その質問・指示に適した表現を使うといいのです。
友達に話すときは伝わりやすいように簡単に言い換えたりもしますが、対AIにはその必要はありません。
あなたの頭の中からポンと出た言葉で語り掛ければいいのです。
ただし、適した言葉であることが大前提です。
2.実際にシーンに分けてプロンプトを変えよう
類義語に意識してプロンプトを作ろうと口うるさくいっていますが、どうして意識する必要があるのか。
それは、「同じ問いかけ」をするにしても、あなたがChatGPTなどに問いかけるに至った背景は異なるからです。
例えば、こんな背景があります。
①自分の家族に週末に東京に行きたいと言われた
②会社の上司から東京観光のおすすめを聞かれた
③親戚が東京に来るので案内することになった
登場人物が違いますし、プランの内容も変えないといけませんよね。
自分の家族に小さな子どもがいるなら、子どもが楽しめるアクティビティがあるプランが良いですし、絵画が好きな親戚であれば美術館へ案内すると喜ばれます。
会社の上司に好みをわかっていれば、それに合わせた紹介をするといいですよね。
では、そこにどのように「動詞」がかかわってくるのか…
そのポイントは2つです。
①情報提示の中の動詞
情報を与えるのに適した動詞を使います。
例)自分が行くのか、上司がいくのか、親戚が来るのか
→観光する、東京に行かれる、東京に来る
②命令文の中の動詞
あなたがAIが出した答えをどのように活用するのか。
例)家族と共有する、上司に紹介する、親戚を連れていく
→教えて、アイデアをください、良いプランはありますか
この詳細はまた明日!