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AI活用の入り口:プロンプトの基本-その8-具体例2

今回は出力の方法に関して、2つ目の具体例を紹介します!
前回はExcelで管理したいから、表形式で出してと指示をしました。
指示をしなくても聞き方によって勝手に見やすくしてくれるので、それについて紹介をしていきます。

私が実際にした質問↓

私が勤務している会社のパンフレットを作成することになりました。PDFで様々な会社に送る予定なのですが、縦資料か横資料ではどちらの方が良いですか?また、その理由も教えてください。

そして、返ってきた回答が↑です。
私は何も表示形式を指示していませんが、理由を3つ提示して、それぞれに対して詳細な説明を加えてくれています。
これは一般的に理由付けが3つあると根拠として十分ととらえられやすい傾向から特に指示をしなくても3つは理由や根拠を提示してくれます。

また、その表示の方法は上記の方法がテンプレのようです。
いつもこのような形式で説明をしてくれます。

そして、何度か会話を経たうえで、会社パンフレットの構成を決定した私は、その内容で問題ないかを社内で確認したいと思いました。
Word資料に要点をまとめ、実際に例としてパンフレットの例を作成し、それを提案書として提出しようと思ったのです。

そんな私がChatGPTとした会話はこちらです。

流れとして、下記のようになるのですが、過不足はありますか?①会社概要②代表者紹介③売上の成長過程④サービス内容⑤導入事例⑥導入事例のスケジュール⑦導入における前後比較⑧会社の特徴的な内部の仕組み⑨普段使っているツール一覧⑩問い合わせ先

私→ChatGPT

パンフレットの流れとしてとても良い構成ですね。各セクションがしっかりと順を追っているため、読み手が会社の概要からサービス内容、導入事例、問い合わせまでスムーズに理解できるようになっています。ただ、以下のようにいくつか追加や調整を検討すると、さらに読みやすく、効果的なパンフレットになるかもしれません。

### 構成の調整と追加の提案
1. **①会社概要**
問題ありません。会社のビジョンやミッションも簡単に記載すると、会社の方向性が伝わりやすくなります。

2. **②代表者紹介**
簡単な経歴やビジョンに触れると親しみが生まれます。また、経営理念やメッセージを添えると、会社の信念が伝わりやすくなるのでおすすめです。

3. **③売上の成長過程**
売上成長が会社の安定性や信頼性を示す良い材料ですが、グラフや図表を使用して視覚的に分かりやすくすると、情報量が多くてもすっきり見えます。

4. **④サービス内容**
こちらも問題ありません。もし可能であれば、主なサービスを図解で示すとより直感的に理解できます。

5. **⑤導入事例**
導入事例に沿った成功事例やクライアントの声を短く掲載すると、リアリティと信頼感が増します。

6. **⑥導入事例のスケジュール**
スケジュールを簡潔に示しつつ、導入の流れを図解化して、導入までの道筋が明確になるようにすると良いでしょう。

7. **⑦導入における前後比較**
導入によるメリットを強調しやすく良い項目です。ビフォーアフターの効果が視覚的に伝わるよう、数値や具体的な変化を箇条書きで示すのも効果的です。

8. **⑧会社の特徴的な内部の仕組み**
会社独自のシステムや工夫がある場合、それを示すことで差別化が図れます。内部の仕組みが実際にお客様にとってどう役立つかも示すと、説得力が増します。

9. **⑨普段使っているツール一覧**
使用しているツールが、会社の効率化や信頼性を示す場合は良い要素です。ツールが豊富であれば、主なものだけをピックアップして箇条書きにすると見やすくなります。

10. **⑩問い合わせ先**
最後に、問い合わせ先やSNSのリンク、QRコードなどをしっかりと掲載して完結させましょう。

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### 追加を検討できるセクション
- **導入事例の成果や評価**
導入効果が評価されている場合や、メディアに取り上げられた経験があれば、会社の信頼性が高まるため、簡単に記載するのも良いでしょう。

- **コール・トゥ・アクション (CTA)**
最後に、「まずはご相談ください」などの一言があると、問い合わせを促しやすくなります。

この流れで、内容の過不足はほぼありませんが、細かなポイントでパンフレット全体の印象を整えると、さらに読みやすく、伝わりやすい資料になるかと思います。

ChatGPT→私

ありがとうございます。この内容で進めたいと思うのですが、まずは会社内で確認を取るので、Word資料での提案書に転記できるように表記を変えてください。資料を見せながら口頭で説明を加えていく形式で提案しようと思います。

私→ChatGPT

承知しました。以下の内容をWord提案書用に転記しやすい形に整えました。資料を見せながら説明していく際にお役立てください。

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### 会社パンフレット提案書

#### 1. 会社概要
- 会社の基本情報を掲載します。可能であればビジョンやミッションを簡潔に記載し、会社の方向性や理念を伝える内容とします。

#### 2. 代表者紹介
- 代表者の経歴や会社のビジョンに触れ、親しみが持てるような紹介文を載せます。また、経営理念や代表者からのメッセージも添え、会社の信念が伝わる内容を意識します。

#### 3. 売上の成長過程
- 会社の安定性や信頼性を示すため、売上の成長をグラフや図表で視覚的に示します。成長のプロセスが分かりやすくなるよう配慮します。

#### 4. サービス内容
- 主なサービス内容を簡潔に記載し、図解で視覚的にわかりやすく説明します。サービスのポイントがひと目で理解できる構成にします。

#### 5. 導入事例
- 実際にサービスを導入した事例を掲載し、クライアントからの評価や成功事例を簡潔にまとめます。読み手に信頼感が伝わる内容を目指します。

#### 6. 導入事例のスケジュール
- 導入までのスケジュールを簡潔に示します。フロー図や工程の図解化を用いて、導入の流れが明確に分かるよう配慮します。

#### 7. 導入における前後比較
- 導入による効果を強調し、ビフォーアフターの変化が分かりやすいようにします。数値や具体的な変化を箇条書きで示すと、視覚的な説得力が増します。

#### 8. 会社の特徴的な内部の仕組み
- 会社独自のシステムや内部の工夫を示し、差別化を図ります。内部の仕組みがどのようにクライアントのメリットにつながるかも示すと、訴求力が向上します。

#### 9. 普段使っているツール一覧
- 業務効率化や信頼性を示すために使用しているツールを掲載します。豊富にツールを使用している場合は、主なものをピックアップし、視認性を高めます。

#### 10. 問い合わせ先
- 問い合わせ先、SNSリンク、QRコードなどを掲載します。必要な情報にすぐアクセスできるように配置し、簡単に問い合わせができるレイアウトを心がけます。

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#### 追加で検討する内容
- **導入事例の成果や評価**
実際の導入成果や評価、メディアでの取り上げ実績がある場合、信頼性を高めるために掲載を検討します。

- **コール・トゥ・アクション(CTA)**
最後に「まずはご相談ください」など、読み手のアクションを促す一言を加えることで、問い合わせにつながりやすくします。

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こちらを基に、社内でご確認いただき、ご意見を集約するのに役立てていただければと思います。

ChatGPT→私

長くなりましたが、このような会話を経て、私は何も加工することなくWordでの提案書を作成して、そのまま提案しています。

この後に、提案するときに強調するといいことなどプレゼンの準備を手伝ってもらうことも可能です。
このように、ChatGPT→私への回答であったものを、私→社員への提案書に表記を変えてもらうことも簡単にしてくれます。

出力方法という表現をすると、どうしても「箇条書き」「文章」「表形式」などが思いつきがちですが、このように、話す相手を変えてもらうことも可能です。

参考にしてもらい、皆さんの仕事効率が上がることを期待しています!


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