雪が降って考えたこと

ワタシの住むマチにも今年何度目かの雪が舞った。
積もるほどではなく、下手すれば気がつかない程度の一瞬の雪。

雪が降るとワタシの頭に自動再生される曲がある。
ドリカムの「winter song」「 雪のクリスマス」だ。winter song が英語詞、雪のクリスマスは日本語詞。ワタシの頭の中で流れるのは…両方のミックス…。
先に英語詞を聞いて、日本語詞もあると知り両方をランダムに聞いていた10代の頃。時を経て45才の脳ミソにはミックスされた歌詞が残ったという訳。

私の産まれ育ったマチはそこそこ雪が降り、そして積もる土地なので、空を見上げながら雰囲気に酔って歩くとしたら降りはじめたばかりでなくてはいけない。雪が積もってしまったら、空を見上げて歩くなんて危険この上ないからだ。
その点今住んでいるマチは積もることはほぼないので、空を見上げて思い出の曲を口ずさみながら歩くなんてこともできる。
実家ではどのくらい雪が積もっているんだろうか、そんな事考えながら歩いていたら、急に10代の記憶がよみがえった。

ワタシの通う高校の数学教師が「この高校はクリスマスに雪が降る確率が70%以上です。告白しようと思っている人がいるなら『もしホワイトクリスマスになったら私と付き合って下さい!』と告白してみるのもいいかもしれません。成功率は70%以上です。」と突然授業中に言い出したのだ。
いや雪が降ったからって好きでもない人と付き合うわけないじゃん。と10代のクールなワタシは思ったのだけれど、今になればそんな事言ってみたくなった先生の気持ちもわからんでもない。ちなみにその年のクリスマス雪は降らなかった。

ニュースで見る雪国に暮らす方達の苦労を思いつつ、その方達が言う「自然にはかなわない」という意味を噛みしめて生きようと思う。
自分の思い通りにならないことは当然あると腹の真ん中に据えて生きている人間のしなやかな強さが好きだ。

今日もただ書きたいことを書きたいままに書けた。幸せだな。

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