海外フィールドワーク:写真作品の撮り方と編集
海外フィールドワークに撮るテーマはいくつか思いついたのに、今のテーマ「旧植民地の現在のランドスケープ」にたどり着いた。大型フィルムカメラで撮られた作品が好き。その中でニューカラーの作品が印象的だと思う。好きな写真家、Joel Sternfeldの
①Stranger Passing
②Campagna Romana: The Countryside of Ancient Rome
③On this site
この三つの作品が一つに融合したイメージが頭に浮かんだ。 Stranger Passingのような肖像写真、Campagna Romanaのような内容、そして On this site のようなメッセージ。Sternfeldの写真の色、雰囲気、テーマ、選んだ被写体が好きだから、参考にしたいと思った。これで作りたい写真のイメージが決まったけど、実際にそれをどうやって作る?
本当はSternfeldのように大型フィルムカメラで作品を作りたかった。半年間分のシートフィルムを買う余裕がないから、すでに持っているフルサイズのデジタルカメラで出来るだ大型フィルムカメラに近いイメージを作るしかない。
もう一つ取り組んでいる課題は、自分の写真のスタイルでSternfeldを参考にした作品を作ること。自分のスタイルとは何か?まだよく分からないけど、スナップより時間をかけた、丁寧に撮られた写真は自分に合うと思う。もう半年間、学校の大型フィルムカメラ(4x5)を借りて、撮り方を練習している。
半年間悩んだ結果、今の撮り方に辿り着いた。大型カメラで撮っているような行為、カメラを三脚につける。パースを直すためにシフトレンズを使う。さらに、実際に撮っている時の姿勢は決めた所にカメラセットして、構図とフレーミングを決めたあと、良い瞬間を待って、「いまだ」と思ったら、やっとシャッターを切る。
この作品のテーマに対して、ただ適した撮り方を探すことは足りないと途中から感じた。重い内容なのに、風景や人は不幸に写っていないから、少し明るいニュートラルな色味に編集するようにした。そして、Sternfeldの写真のような黄色とオレンジがのった写真にも仕上げる。最後には、写真を4:5の大きさで見せる予定。
まだ疑問に思ってることは、この撮り方で本当に良いのか?
それとSternfeldが使ったフィルムとは?その情報は探しているけど、まだ見つからず…(Help!)