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海外フィールドワーク:写真作品のテーマ
改めて、日本写真芸術専門学校の写真科のフィールドワークゼミに在学中の留学です。2025年春、3年生になって、海外フィールドワークに出発します。半年間アジアの10ヵ国ぐらいで撮影する予定です。それでフィールドワークを味わうためや海外での撮影を練習するために、2週間のプレ・フィールドワークがマレーシアで行われた。とても良い経験で、来年のフィールドワークの参考になりました。撮影の裏のエピソードや旅の記憶はnoteにも書いてあるので、興味あれば読んでみてください。
さて、今後は半年のフィールドワークの企画書や国内での試し撮影が次になるんですが、もっと詳しくやろうとしている写真や作品のためにどんなことを調べているなどをnoteでどんどん紹介します。これは自分の頭の中の整理にもなると思います。
それでは、私の作品のテーマは「旧植民地の現在のランドスケープ」です。タイトルはまだ考え中ですけど、今んところは英語と日本語でもないタイトルを考えている。旧植民地の言語でのタイトルが、テーマに合うと思っているからです。そして、2/3風景写真と1/3肖像写真の組み合わせで構成したいです。
風景写真には植民時代と関係のある場所を選択しました。実際に植民地時代から残された建築などが見える風景と、何にも残ってない風景を撮る予定。さらに、そこで出会った人を撮りたいと思っいてます。
詳しく説明すると、植民地主義は、「ある権力が従属する地域や人々を支配すること」と定義されている。これは、ある国が他の国を征服し、その住民を従属させ、搾取する際に発生します。植民地主義の概念は、帝国主義と密接に関連しています。帝国主義とは、他国や他の民族を支配するために権力や影響力を行使する政策や精神のことです。これは植民地主義の基盤となる考え方です。植民主義は古代から始まり、西洋諸国以外にも歴史的に植民地主義を実践した国々があったことを理解している。この作品で、15世紀から20世紀まで行った入植植民地主義や搾取植民地主義に注目したいです。古代に行われた植民地主義と近代の植民地主義が異なる点は、西洋諸国が帝国主義的な思想に基づいてから、植民地に強制的にアイデンティティや文化を奪われたことである。アジアにはもう西洋の植民地は存在しませんが、植民地時代の影響(西洋中心主義など)は現在に残っていることに興味があります。その影響はグロバリゼーションやソーシャルメディアなどの広がりのせいで、人々の文化や価値観、日常生活、考え方などに残っていることに気が付き難いことを感じました。
この作品で伝わりたいことや見せたいことは、歴史はどのように残っている(馴染み方)、残っていないのか(忘れ方)。そして、気が付いてなくても、その歴史の影響は身の回りに存在すること。
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次回は写真の撮り方に関してもっと詳しく説明します👋