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「とある小学校教師の逸話」について一考〔フォーカス【現象の考察】7〕
ある小学校に非常に優秀な児童がいた。
成績優秀、スポーツ万能で、成績表は常にオール5。人望も厚く、将来を嘱望されていた。
あるとき、担任の先生が、その児童の成績表を「オール1」にした。
"意図的"に。
そして、あまりの出来事にショックに打ちひしがれる児童に対して、
「ショックでしょう?そのショックが大事なの。何が悪かったのかよく考えなさい」。
こう言い放ったという。
どうやら、その先生は完璧すぎるその子に、「挫折」を経験させようとしたらしい。
思うに、その児童の"なにが悪かったか"など、"一つ"しかないであろう。
「運」。
「挫折」と「災難」を履き違え、不要な絶望を与えてなお「正しい教育をした」。そう思い込む短慮な人物が、自分の担任に当たってしまったことに尽きるだろう。
「挫折」とは、自らの至らなさを起因とする失敗。それがなければただの「災難」であり、もたらした者は相手にとって「不運」でしかない。
ゆえに、あらゆる教育者となりうる者は、この教師を"反面教師"とすべきである。
「教育者は、被教育者にとっての『幸運』になってこそ」ーだ。
※なお、この話は僕の体験談ではなく(僕はそんな優秀じゃなかった)、ネットにあった話をそのまま持ってきたもの。「具体例」として用いるなら、真実性はそこまで重要ではないため、とりあげた。
…が、僕は「創作であって欲しいなぁ」というのが正直なところ。本当だったらひどすぎる。「教師ガチャ"外れ"」もいいところだ。
一応、結末としては、さすがに親御さんたちの間で問題として取り上げられて、児童の成績は"正常値"へ修正、当教師は学校を辞めさせられたらしい。当然ではあるが。