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暫定感想文-『カーネギー『人を動かす』の教え 見るだけノート』〔ブックログ【書籍の軌跡】5〕

昨日、『[毎朝5分学べるリーダーシップのコツ!]カーネギー『人を動かす』の教え 見るだけノート』(藤屋伸ニ監修 宝島社)を買って読んでみました。

…"原典"である、『人を動かす』(山口博訳 創元社)はもっているし、読んでいるはずなんですけど…

完全なる「論語読みの論語知らず」になってたなと。

「読んだ覚え」とはあるし、「内容の素晴らしさに心踊った」ことは思い出したんだけど…血肉になっていなかったというか。

前、僕のコイネージの方で、「本を読めば、それだけで自分は変われる気になってしまう心理状態」を意味する、「マジックブック幻想」という言葉を創って提案してみたことあるんです。

これ、僕自身の実体験が元になっているんですよね。

本沢山読んだけど、それだけでは根本的には変われなかったというか。

その沢山読んだ本の中の一冊に『人を動かす』があったわけですけど、まぁ感動しただけで終わってましたね。

わかりやすさでは『見るだけノート』の方が上だし、見開き1テーマなのでスキマ時間の学習にも最適。

次読んで「感動した」で終わらず、血肉にするにはどうしたら良いかの考察と、詳しい内容の紹介と考察はいずれやるとして…。

それとは別にこの本を読んで思ったこと。

「この本に書いてあることをみんなが忠実に体現したなら、パワハラなんて全滅するな」と。


そういや、『7つの習慣』(S・Rコヴィー著 キングベアー出版)(自分最大の座右の書)読んだときも似たようなこと思ったな。

「この本に書いてあることを全世界の人間が体現したならば、世界から争いはなくなるな」と。

ときに、「マジックブック幻想」ってRPGゲーム「ファイナルファンタジー」とかのイメージなんです。

アイテム「ケアル(回復呪文)の書」選択

仲間に使用

仲間「ケアル」取得

といったイメージ。

これを、

アイテム「人を動かす」選択

嫌な上司に使用

嫌な上司→理想の上司に変身

となったらどれだけ理想、どれだけワンダフルなことか…。

まぁ、ありえないんで「マジックブック幻想」なんですけどね。

「金言残れど、染まらず」

これは、僕が今思いついた言葉です(そのうちコイネージで述べようかな)。

100年後も世界に残る名著・金言も、意外に直接世の中に作用しない。

だって、僕が「感動した」で終わったからね。

後、この本の内容を体現して変わるべきパワハラ上司に読ませても拒否するか、自分の都合のいいように解釈して終わるだろうし。

だから、まずは自分自身で体現してロールモデルになるのがいいんだろうけど…月並みだけど難しいよね。

まぁ、難しいからこそ努力の対象。「他人を理解する努力」なんだろうけど。

…まずは、職場にいる言うことを聞かない後輩を、"どう動かすか"だな…。まずはそこから。

(参考図書)


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