「件の謝罪動画」について一考〔フォーカス【現象の考察】11〕
今の僕が"彼らの中の一人"なら、ICレコーダーで密かに言質とっといて、"卒業後に"暴露くらいはやる(手段選択と状況判断は慎重に選ぶが)。
幸いそういう使い方をしたことはないが、僕はICレコーダーを常備してノールックで録音開始ができるようにしている。
けど、当時の"知恵"と"洗脳状態"で、そこまで頭が回ったかといえば絶対に無理。
「生殺与奪権」と「同調圧力の空気感」と「大声」があれば、「なにが悪かったのかをはっきりさせぬまま、無理矢理謝罪させる」ことはさほど難しくない。
僕も学生時代、体育教師のナンカの逆鱗に触れて怒鳴られたことがある。ひたすら喚かれて、わけもわからぬまま、ビクビクしながら謝罪したことを今でも覚えている(なにが悪かったのかは、今なお1ミクロンたりともわかっていないが)。
学校なんて所詮学校だし、どれだけ偉そうに踏ん反り返ってる先生も、所詮「ただの人」だ。
卒業してしまえば"なんでもなくなる"し、"洗脳もいつかは解ける"。
「ただの人」に"その後の反逆"が妨げられるはずはないのだが。
"やりやすくなった今の時代"はなおさら。